人気のカワハギやタチウオ、マルイカ、カレイなどライトソルトの釣りで活躍するベイトリール、新型のADMIRA(アドミラ)を、総合釣り具メーカーのDAIWA(ダイワ)がリリース。その詳細を見ていこう。
●文:ルアーマガジンソルト編集部
軽さと操作性を追求した23アドミラ!大幅に進化して新登場!
アドミラは、船を利用したカワハギ釣りやタチウオ釣り、またカレイ釣りなどに最適なベイトリールとして人気のモデルだ。
このアドミラが、大幅な改良を受け、23アドミラとして2023年7月にリリースされることが発表された。
ハイパードライブデザインを採用し、軽さと剛性を兼ね備えたスペシャルモデルである新型アドミラは、キャスティング性能が高いマグフォースブレーキとTWSの相乗効果で、これまで攻めきれなかったポイントですら攻略可能とする。
カワハギやタチウオなどの船釣りを始めとして、ライトソルトでの使用も可能とした、ハイクオリティベイトリールである23アドミラは、初期性能が長く続くことを目標とし、全ての基本性能の水準を大幅に高めた次世代ベイトリールに仕上がっている。
では、具体的にどのような進化を遂げたのか? 具体的にその特徴を見ていこう。
HYPERDRIVE DESIGN[ハイパードライブデザイン]の採用
新しいアドミラの特徴の1つとして挙げられるのが、ハイパードライブデザインの採用だろう。このハイパードライブデザインとは、DAIWAが掲げる、ベイト(両軸)リールの次世代の設計思想で、最大4つのテクノロジーで構成される。そして、23アドミラが採用するテクノロジーは、以下の4つとなる。
【ハイパードライブデザインとは?】
高い初期回転性能が長く続くことを目指し、全ての基本性能の水準を大幅に高めたベイト(両軸)リールにおける次世代の設計思想。ハイパードライブデザインは、最大4つのテクノロジーで構成される。滑らかな回転が長く持続するハイパードライブデジギアの搭載を必要条件とし、ギアの駆動を授けて強く軽い巻上げをもたらすハイパーダブルサポート、内部構造を強く支持し、撓みにくく歪みづらいハイパーアームドハウジング、過酷なロケーションでも作動し続け、塩ガミによる固着を激減させた絶縁構造のハイパータフクラッチの相乗効果で、あらゆるフィールドにおいて安定した性能を発揮し続ける。
軽量コンパクトだがタフでパワフル!
新しいアドミラは、スプール径30mmの軽小スプールにコンパクトなボディを採用。軽量155gの自重を実現。ロープロファイル仕様でホールド性は抜群。この軽さとコンパクトさは極鋭シリーズとベストマッチし、新境地の開拓をも可能とする。
フレームとサイドプレートの材質はマグネシウム、スプールを受けるセットプレートはアルミを採用。軽小だけでなくパワフルさも兼ね備える。
レベルワインドにはTWSを採用しており、船上でのキャスティング性能も良く、仕掛け落下もスムーズ。
また、搭載するハンドルには、船釣り鉄板仕様の100mmハンドルアームにEVAノブを採用。濡れた手でも滑り難いEVAハンドルノブだから、ファイト時などの高負荷でも余裕の巻上げが可能となっている。
他にも、ドラグはスムーズに作動して、滑らかに効き続けるアルティメットトーナメントラグシステムを採用。カワハギ、カレイ等に適した止めたいときに止められるUTD仕様となっている。
また、ブレーキにはマグフォースを採用。20段階で調整可能。TWSとの相乗効果で船釣り仕掛けのキャスト時にバックラッシュを防止することが可能。