ランカーシーバスの「マル秘メソッド」を完全公開!今年の秋は『ナイトペンシル』がアツイ!!【DAIWA岡本隆治の極鱸道】

「シーバス大好き営業マン」としてSNS界隈で話題彷彿中(!?)のアングラーであるDAIWAの岡本隆治さん。東京、大阪、北陸、九州と勤務地の異動に伴いながら、全国各地で釣りの腕を磨き続けている「シーバス求道者」である岡本さんに、ランカーの狙い方からシーズナルパターン、さらにはDAIWAルアーの「マル秘な」使い方まで徹底的にアングラー目線で解説!今回は岡本さんが「シークレット」にしていた、メーターシーバスやランカーを数多く捕獲したメソッド「ナイトペンシル」について語っていただきます。

●写真/文:岡本隆治

2024 チニング特集

DAIWAの凄腕営業マンにして次世代シーバスアングラー筆頭格!

岡本隆治(おかもと・りゅうじ)
三度の飯よりシーバス釣りが好きな、DAIWA営業マンきってのシーバスジャンキー。これまで転勤先である、大阪湾、北陸、東京湾などで釣りを楽しんできたが、現在のメインフィールドは九州。2020年にはMAX98cm、2021年にはMAX99.9cm、2023年には3本のメーターオーバーをキャッチした実績を持ち、ビッグベイト「モンスタースライダー」の開発にも携わる。

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ルアマガプラス読者の皆様。お世話になっております!DAIWAの岡本です。

暑いです、九州マジで暑いです(笑)。日本の気象も亜熱帯化して、9月はまだまだ夏のような気がしますが…9月はシーバスアングラーにとって、胸躍る秋の入り口!

夏バテで釣行頻度が落ちて、釣りへのモチベーションが低下していたアングラーの方々も多かったと思います。が、9月に入ると、自然とソワソワしてくるんですよね(笑)。

ということで…今回の記事は、9~10月に圧倒的な釣果を出すことが多い、自分のシークレット的な釣りについて…

それは…モンスタースライダー等を用いた「ナイトペンシル」。

数年前から全国的に圧倒的な人気を誇る大型ペンシル。その豪快なメソッド・派手なバイト、ランカー率の高さ。全国に中毒者が増えている昨今。

その大半がデイゲームを前提に使用されていると思います。

もちろんデカトップ系はデイゲームが大本番!最高に楽しい釣りですよね!

デカトップに関しては、自身もモンスタースライダーの開発に関わらせて頂いたこともあり、以前、モンスタースライダー160Fについて、デイゲームでの使用を中心に記事を書かせて頂きました。

※下記記事を参照!↓↓

と、いうことで、今回は大型トップの主戦場のデイゲーム…では無く、ナイトゲームでの使用に注目して、記事を書きたいと思います。

私自身、昨年はこの釣りでメーターを2本キャッチしています。

正直まだ、誰にも教えたくない!それぐらいパワフルなメソッドです(笑)。

初秋にナイトゲームでペンシルベイトを使うメリットとは?

「ナイトゲームのトップ」というと、皆さんあまり聞かないですよね。もちろんウェイク系等の引き波の釣りは既にメジャーになっていますが、ロッド操作を用いたペンシルベイトを使った釣りはあまり広まっていません。

シーバスのナイトゲームは黎明期から、「スローリトリーブのただ巻き&ドリフト」が基本です。これに関しては、何も間違っていなく、非常に理にかなっています。

日中に比べ、光量が少ない夜間、視界が限られたシーバスの捕食態勢は、追い込み型では無く、待ち伏せ型になる傾向が強いです。となれば、シーバスの口元にルアーを送り込むドリフトテクニックが有効になります。

ナイトの王道はやはりミノー、シンペンのドリフト。それは何も間違えていない。

しかし…9月。まだ水温が高いことと、夏の昼潮の傾向を引きずっており、ナイトゲームのシーバスの活性がイマイチ上がり切りません。

ドリフトの釣りや、ただ巻きの釣りでは、低活性のため、スイッチが入りきらず、見切られるケースが多くなります。

例えば橋の明暗の釣りで、橋の上から見た魚影自体は濃く、更に流れも効いているのに、ミノーやシンペン等、何を流しても反応が無いなんてことが、この時期は多々ありますよね。

そんな時こそ、トップウォーター、特にペンシルベイトが火を噴くのです!

ナイトペンシルの「メリット」とは!?

では、ナイトペンシルが何故釣れるのかを考察してみましょう!

考察その1「他のルアーでは出せない蛇行アクション」

9月~10月のメインベイトというと…イナッコ・コノシロ・サッパ等が思い浮かびます。これらのベイトがシーバスに追われる際、左右に蛇行しながら逃げる様子は見たことがありませんか?小魚の習性で、追ってきた肉食魚の視界から消えようとするために取る行動です。

この逃避行動に、モンスタースライダー等のドッグウォークアクションはそっくり!低活性な状況でも明らかにスイッチが入るケースを多々見てきました。

「それってS字系ジョイントルアーのジャークでも対応出来るんじゃないの?」と言われそうですが…はい、その通りできます。

正直それもアリなのですが、致命的な弱点として「飛距離が出ないこと」と…もうひとつあります!それは次の項目で!(笑)。

まだまだ水温が高い9月初旬。何にも反応が出ない中、モンスタースライダー160Fにドパンッと出たスーパーランカー!

考察その2:「水面」であるということ。

高水温・潮が悪いタイミングのシビアなシーバスはルアーをことごとく見切ります。その際、特にシーバスに見切られる理由が「釣り糸」。これは古くから言われ続けていることで、賢い魚ほど、糸の挙動を嫌がります。

しかしトップウォーターは、ラインが水中に入らないため、プレッシャーを最低限に抑えることが出来ます。

考察その3: 蛇行引き波

さらに釣れる要因としては「引き波」。特に大きく蛇行する引き波は、その1で書いたように、ベイトフィッシュの逃避行動と重なることもあり、スイッチを入れる強力なトリガーになります。

これに関してはデイゲームもナイトゲームも同じであると感じます。特に常夜灯などが水面を照らしている場合、強烈に効くことが多々あります。

モンスタースライダー135F-LIの蛇行アクションに追尾を続け、ドカンと出た1本。

ナイトペンシルの「出し所」とは!?

では、ナイトトップはどんなタイミング、シチュエーションで出すのが効果的でしょうか。

凪いだオープンウォーター

真夜中の凪いだオープン。だだっ広い水中にシンペンやミノーを流すのが心もとない時とかに是非(笑)。水面で引き波を立てること、音を立てることは広範囲のシーバスにアピールすることが多々あります。水が動いていないタイミングなども、非常に効果的です。

べた凪のオープンで、モンスタースライダー135F-LIをカシャ…カシャ…と動かしていたらドカン!

明暗

これが意外とすごいんです!! 明暗のシーバスは常に様々なアングラーから狙われており、警戒心が高く、活性が低い時は魚が付いているにもかかわらず、難しいと思います。そこで、ペンシルのドッグウォークが炸裂することが多々あります。

ただ、ひとつ注意が必要なことは、大型のペンシルベイトというハイインパクトなルアーを投入する場合、何度も投げると急速にスレてしまうケースも有るため「ここぞの一手」に使うべきです。

モンスタースライダー160Fで炸裂した明暗ランカー。

ストラクチャー・地形変化のピン

トップウォータールアーのメリットとして、水面でルアーを操作するため、流れの中でも、目で見ながら確実に狙いのコースをトレース出来ること。これはナイトゲームでも多少の街灯や、月明かりなどがあれば可能になります。

ある意味、この釣りをしっかり習得し、体に馴染めば、ミノーなど水中のルアーを流す際のトレースコースもより正確になるでしょう。

地形変化やベイトの位置から、食わせ所を想像しやすいのもトップの良い所。

ナイトペンシルの「釣り方のコツ」とは!?

さて、この、ナイトペンシルの釣りを実際に行う際のコツやキモについて話しましょう。

どちらかと言うと「ダウン」のイメージの釣り

ナイトゲームの釣りは、流れに対しアップ~クロスで使うことが多々ありますが、ナイトペンシルの釣りにおいては、ダウン気味に使うと、効果を発揮しやすいです。

首振りアクションをダウンに入れることにより、よりじっくりと魚に見せるイメージで使って頂くと、この釣りの感覚を早くつかめると思います。

送り込むだけでなく「追わせる」イメージが大切。

この点がミノーやシンペンと決定的に違うポイントです。前述した通り、ミノーやシンペンは、待ち伏せしているシーバスの口元に流れを利用して送り込むイメージで使用することが多いです。また、バイブレーション等も目の前にストンとフォールさせたり、早巻きで通し、反射的に口を使わせるイメージで多用します。

しかしペンシルベイトは「シーバスにしっかり見せて、追わせた上で、左右へのスライドアクションでたまらず食わせる」イメージを持つと良いと思います。

これに関しては、魚が定位している場所が、地形などの変化が乏しく、食わせにくい場所にある場合、非常に効果的です。

定位している場所から追わせて、「ストラクチャー際や、シャローに追い込んだ」状況を作り出すと、気難しい魚が口を使うケースも多々あります。

中途半端な場所に定位していたメーターシーバス。I字で追わせて、ドッグウォークに切り替え、ストラクチャーにぶつけた瞬間にドカンと出た。

あくまで「必殺技」。出しすぎは危険。

オープンの時合い待ちに関してはキープキャストで良いですが、ストラクチャーや明暗を狙う際、この釣りはあくまで必殺技的な釣り。出しすぎは厳禁です。

音や引き波が大きく出るこの釣りは何度も同じ場所をトレースすると、魚が学習してしまい、プレッシャーがかかります。結果、他の釣りの効果も下がるケースも有ります。

明暗等を攻める際の個人的なルアーローテーションのイメージはこんな感じです。

ローピッチなシンペン(スイッチヒッターLV・ガルバなど)

波動を強くは出さないミノー(バーティスRなど)

★ペンシルの水面ドッグウォーク(モンスタースライダー)

アクションが強めのミノー(クロスカウンターなど)

ハイピッチなシンペン(スイッチヒッターDH等)

ビッグベイト(レイジーファシャッドJなど)

リアクション系(レイジーファシャッド90等)

バイブ(ミニエント等)

上記はあくまで一例です。河川やポイント、状況によって、いつも全く異なります。最初から流しでは食わせられないと感じたら、一発目からペンシルを投入することもあります。

最初は、先述した点を心がけて使ってみると良い結果が出るかと思います。是非実際にやってみて、自分なりの使い方も探してもらいたいです。

自身の2本目のメーターオーバー。透明度の高い水域のスレた魚は「1投で決める」覚悟が必要。