[逆転の発想]とんでもない仕掛けを開発。大型サイズが選べる威力がヤバい! アバニ ジギング 10×10 マックスパワーPE X8活用法

瀬戸内ででかメバルを獲り続ける漢がいる。ポッキンこと瀬戸内のベテランライトリガー辻本ナツ雄さんだ。魚影は濃いがサイズは……な瀬戸内メバリングの常識を覆す良型選別釣法とは?「アンダーフロートリグと距離が把握しやすいライン、アバニ ジギング 10×10 マックスパワーPE X8(バリバス)がマストです」

>>逆転の発想!スゴいリグを解説<<

●文:ルアマガプラス編集部

解説は瀬戸内のロックフィッシュが戦々恐々のランカーハンター

辻本ナツ雄(つじもと・なつお)

広島県在住。メバリングという言葉ができる以前からホームの瀬戸内海でメバルを追うパイオニアの一人。メバキャロなど独自のリグを多数発案し、メバル釣りの楽しさを発信し続けている。近年はアコウ(キジハタ)やオオモンハタなどグルーパーゲームにも積極的に取り組み、50cm級のハタ類を多数捕獲。ポッキンさんという愛称でも知られている。

潮通しの良いサーフや平磯で巨メバルが狙える!

瀬戸内を中心に活躍するポッキンさん。自由な発想やアイデアで、これまでも革新的な釣り方を開拓してきたことでもられている。そんなポッキンさんが、またまたスゴい釣り方でデカメバルをハントしているというウワサをキャッチ。その釣り方で使用するのが、アンダーフロートリグと呼ばれる仕掛けという。

アンダーフロートリグでキャッチした良型のメバル。 [写真タップで拡大]

果たして、アンダーフロートリグを使用した釣り方とは、どのようなものなのか? その真相を確かめるべく、ポッキンさんを直撃取材!

まずは、ポッキンさんがアンダーフロートリグで狙っているメバルのサイズから聞いておこう。

辻本「瀬戸内のメバリングは23〜24cmが出れば大喜びするサイズで25cmを超えると「でかっ!」となります」

確かに、瀬戸内メバルはアベレージはそんなに大きくないイメージだ。

辻本「そんな瀬戸内でも良型となる25cmオーバー、場合によっては30cm絡みの特大メバルが出やすいのフィールドがサーフやゴロタ場、平磯など比較的遠浅で潮通しの良いエリアなんです」

アンダーフロートリグの釣りはナイトゲームが基本。潮が流れやすく、メバルがつく海藻、沈み根、構造物などがあればチャンスはある。サーフも有望フィールドだ。 [写真タップで拡大]

なるほど。比較的オープンなエリアということですね。

辻本「そうですね、そういった特大メバルが出やすいスポットで活躍するのが、今回紹介するアンダーフロートリグとなります。私がメインで使っているのが瀬戸内なんですが、似たような条件の釣り場なら全国各地で通用すると思います」

飛距離を稼ぐ必要があるようなポイントで威力を発揮するのが、今回紹介するアンダーフロートリグ。 [写真タップで拡大]

リグの先端にフロートを付けるのがアンダーフロートリグ

ポイント選びに関しては想像できたと思う。そこで、次はアンダーフロートリグを具体的に解説して頂こう。その名の通り、仕掛けの下側にフロートリグが配置されるということだとは思うのだが、通常のフロートリグとは逆の配置となるが…。

辻本「仕掛けの先端に飛ばしウキ=フロートをつけるのがアンダーフロートリグです(記事下部のタックル図参照)。僕は36gのフロートを70m投げて、さらに潮にのせて50m流すといったこともしますが、その場合、タックルも特殊になります」

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できれば、特殊じゃないタックルでもできる範囲のものもご解説を…。

辻本「ですよね。なので、アンダーフロートリグ入門者なら7~14gのフロートがオススメ。軽すぎると肝心の飛距離が出ないんで、これくらいのウエイトが扱いやすいと思います。これなら、各社がリリースするライトゲーム用ロッドでも十分扱えるモデルがあるかと思います」

フロートがリグ先端にあるから同重量の中通しのフロートリグより飛距離が出るのは間違いない。ロッドはエギング用やライトなシーバスロッドも流用できるそうなので、手持ちのタックルを流用して手軽にトライできるだろう。

これはポッキンさんが実際に愛用するタックル。 [写真タップで拡大]

辻本「フロートを先頭に飛ぶから仕掛けがらみも少ないし、潮の重みも感じやすい。中通しよりアタリもダイレクトに出やすいです」

ここまでの解説をまとめると下記のようになる。

【アンダーフロートリグのメリット】

  • 1.飛距離が出て広範囲を探りやすい
  • 2.表層付近をナチュラルに誘いやすい
  • 3.潮の流れを感じやすい
  • 4.アタリが感じやすい
  • 5.根がかりしにくい
  • 6.仕掛けがらみなどのトラブルが少ない

[入門者向け]アンダーフロートリグ タックルセッティング例

では、さらに具体的に、アンダーフロートリグのセッティングを解説していこう。ポッキンさんが実践ヘビーなタイプではなく、入門者でも扱いやすいライトバージョンを解説。

リグ自体が長めなので、ロッドは7ft以上あったほうがキャストしやすい。やや複雑かもしれないが、一度セットしていまえば、フロートやジグヘッドの交換だけで対応可能だろう。 [写真タップで拡大]

【アンダーフロートリグセット内容】

  • ①ロッド:スモーキー・ラミアス75プロト(スミス)
  • ②リール:ハイパーフォースC2000MDH(シマノ)
  • ③ライン:アバニ ジギング 10×10 マックスパワーPE X8 0.6号(バリバス )
  • ④リーダー:シーバスショックリーダー フロロカーボン12lb(バリバス )
  • ⑤サルカン:#6
  • ⑥ミキイト:シーバスショックリーダー フロロカーボン10lb(バリバス )
  • ⑦回転ビーズ:カンツキ君M(もりげん)
  • ⑧エダス:ライトゲームショックリーダー フロロカーボン4~8lb(バリバス )
  • ⑨ジグヘッド:0.3~1.2g
  • ⑩ワーム:スクリューテールグラブ1.5in(スミス)
  • ⑪フロート:7~14g

リグはやや複雑に見えるかもしれないが、サルカンから下のミキイト部分を予め複数セット作っておくと、現場でリグ交換が効率良くできる。ミキイト先端は撚ってダブルラインにするスナズリでフロートのキャスト切れを防止。

仕掛け巻き。ポッキンさんはこれに仕掛けを複数巻いておくことで、現場での効率性を高めている。 [写真タップで拡大]

キャストでは届かないスポットの表層を狙える!

仕掛けの仕組みが理解できたところで、アンダーフロートリグの使い方を具体的に解説して頂こう。このリグの最大のメリットは、キャストでは届かないスポットを攻略できる、ということだろう。

辻本「遠投してサオ抜けスポットが狙えるのが強みでただ巻きでも釣れますが、僕は着水後、流すことが多いです。リグの先端にフロートという抵抗物が付いているので、潮の流れに載せていくイメージで使用します」

瀬戸内海は潮の流れが複雑。アンダーフロートリグはナイトゲームで海面が見えなくても潮の流れの変化にリグを流し込みやすい。 [写真タップで拡大]

潮流に乗ったフロートがリグを遠くまで運んでくれるということですね。

辻本「そうです、ちなみに僕はレバーブレーキリールを使うので、ローターを逆回転させながら流しますが、通常のスピニングリールでしたらフェザーリングしながらラインを送り込んでください」

糸フケを出しすぎず、ラインを張らずに流せば、エダスの先の軽量ジグヘッドリグはナチュラルに漂いますね?

[写真タップで拡大]

辻本「上を意識するでかいメバルに喰わせやすいです。ただ、重要なのはそこだけじゃなくて、でかいメバルを見つけられることです。流れに乗せていると、自然とでかいメバルの居場所に送りこめるというか…」

良型メバルの居場所がわかるということですか?

辻本「ええ、そうです。例えば、フロートの抵抗がスッと抜けることがあるんですが、そういったスポットは流れが緩くなったり、流れと流れがぶつかったしているので、良いサイズのメバルがたまりやすいんですよ」

メバルは流れの弛みや潮と潮がぶつかる場所など流れが変化するところに留まって流れてくるエサを捕食。沖のサオ抜けエリアには良型メバルが多く、そこにナチュラルに漂う軽量ジグヘッドリグを送り込めるのアンダーフロートリグの強みだ。 [写真タップで拡大]

なるほど! フロートの抵抗が軽くなったら、大型メバルがヒットする可能性がUPするということですね!

辻本「フロートの抵抗に変化を感じたときにバイトが出ることが多いですね。僕はメインラインにジギング用のPEラインを使っているんですけど、実は、これがアンダーフロートリグの釣りで非常に役立っているんです!」

え? ジギング用ラインが…ですか!?

フロートの抵抗の変化を感じ、ラインのマーカーを見て再現性の高い釣りを実現

ポッキンさんが使っているラインは、バリバスのジギング用マーキングPEライン「アバニ ジギング 10×10 マックスパワーPE X8」の0.6号だ。

辻本「特徴は10m毎に10色に変わるバリバス独自のマーキングです。何メートル投げて何メートル流したら潮が変化して喰ったという位置が、フロートの抵抗感の変化とラインのマーキングで的確に把握できます」

【アバニ ジギング 10×10 マックスパワーPE X8】

完全8本撚りマックスパワー原糸を素材に採用。異次元の強さと細さを実現。VARIVAS独自の10m×10色(テン・バイ・テン)カラーリングシステム採用している。本来は、ジギング用に開発されたラインだが、その製品特性はアンダーフロートリグにも最適となっている。 [写真タップで拡大]

具体的には、このマーカーをどのように活用しているのだろうか?

辻本「ラインが色分けされて距離感を視覚で正確につかめるから再現性が上がって、でかいメバルがいるスポットを確実に攻略できるというメリットがあります。当然、釣果にも影響しますね。10色で色分けされているというのがキモで、10m×5色だと、僕のように70m投げて50m流すような釣りの場合「あれ? 今、何巡目のレッドだ!?」とかわからなくなることがあるんですが、10色ならその心配が大幅に低減されます」

付属の10×10カラー表示シールをロッドのバット部に貼っておけば、今、何メートルラインが出ているかが一目瞭然。 [写真タップで拡大]

アバニ ジギング 10×10 マックスパワーPE X8を使うと釣りの再現性が上がる。これもアンダーフロートリグで良型メバルが釣れる大きな理由だ。

辻本「アバニ ジギング 10×10 マックスパワーPE X8は、ジギング用ですが実はキャストで使用しても投げ心地が良く、耐久性も高い。毛羽立ちにくいから一晩中使っても飛距離が落ちず、キャスト切れの心配も少ないです。流れの変化でコツッと出る小さなアタリを伝える感度も優れる。僕にとってはかなり理想的なPEラインです」

アンダーフロートリグ入門者には発光フロートもおすすめ

辻本「電気ウキのように光ってリグの位置や流れる方向が見えます。アバニ ジギング 10×10 マックスパワーPE X8と併用することで釣りの再現性をより正確に高めることができます。重さもフローティングは9.5gと13gがあってアンダーフロートリグにぴったりです」

ゼクサス・ブライトン(富士灯器)

この冬はアンダーフロートリグにトライ! 尺メバルゲットも夢じゃない! [写真タップで拡大]


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