礁楽シリーズにラインナップするアジング専用となるロッド、510ULS。ソリッドティップを採用し、繊細なゲーム展開が要求されるアジングなどにドンピシャでハマるモデルだ。礁楽の異端児モデルを、メガバスの異端児アラマキシンヤさんが実釣解説! また、メガバスのアジングワーム、Dr.チョロの使い方も解説!
※ルアーマガジンソルト2021年2月号に掲載された記事から抜粋
●文:ルアーマガジンソルト編集部
アングラー紹介
アラマキシンヤ(あらまき・しんや)
メガバスプロスタッフ。ソルトウォーターからバスフィッシングまで、幅広いジャンルに対応するマルチアングラー。
マミタス(まみたす)
OLアングラーとして、SNSやメディアなどで活躍。2019年からメガバスソルトスタッフとして活動中。アジングはまだまだ修行中とのこと。
ファインカーボンソリッドティップが、シャープな使用感を実現!
【礁楽 SL-510ULS/メガバス】
礁楽シリーズと言うと、ロックフィッシュのイメージが強いと思いますが、その中で唯一ライトゲーム、もっと言うとアジングに特化したモデルが、この510ULSです。
最大の特徴として「ファインカーボンソリッドティップ」を採用している点。他のターゲットと大きく異なる、アジ特有の繊細なバイトも確実にフックアップする性能を実現しています。
アラマキ「SL-510ULSは、礁楽ブランドのアジングロッドとして、ライトゲームに特化した設計となっています。大きな特徴として、ソリッドティップを採用しています。チューブラーティップの72LSと比較すれば、その違いは明らかです」
ソリッドティップを採用することのメリットは?
アラマキ「1g未満の超軽量ジグ単をキャストし、狙った場所へと送り込んだり、それを自在に操作し、繊細な吸い込みバイトを獲る、という面でソリッドティップの採用は必要不可欠でした。一方で、良型アジの引きはパワフルです。でも、強引にやり取りすると口切れしてしまいます。こういった、アジ特有のファイトにも、この510ULSは高次元で対応します」
この日の実釣は、真冬ということもあり、アジの活性は非常に低い状態でした。
アラマキ「今使っているのは1gのジグヘッド単体のリグなんですが、キャスト時にロッドの反発力を利用できて、十分な飛距離が得られます。また、フォール中の、超繊細なアジの吸い込みバイトに対しても、ティップがスムーズに反応して、確実にフッキング持ち込める…あっ! きましたよ!」
ヒットしたのは良型のアジ。引きは強いが、強引にやり取りをすると口切れでバレてしまう。しかし…。
アラマキ「激しく動くアジにもベリー部分がスムーズに入ってくれて、不安なくやり取りがたのしめます! はいっ、ランディング!」
アジングをやり込んだエキスパートの要求にも十分応えるスペックを持ちながら、初心者にも扱いやすい操作性も持つ礁楽。冬の良型アジ狙いにも最適な1本だと言えますね。
礁楽ワーム ドクターチョロは、アジの吸い込みバイトに敏感に反応!
礁楽シリーズのソフトベイト(ワーム)は、ロックフィッシュ用を中心に展開されているが、新しく追加されたDr.CHORO(ドクターチョロ)は、アジ・メバルゲームに対応するライトゲーム用のソフトベイトとして開発されている。
アラマキ「特徴的なのは深めに設定されたリブですね。リブが水流を受けやすく、さらにボディのマテリアルが非常にソフトなので、アジの吸い込みバイトにもしっかりと対応できます。また、フラットなボディデザインを採用しているのもの特徴でなんですよ」
この、フラットなボディがタテになるようにジグヘッドにセットするのが「タテ刺し」、平面が横になるようにセットするのが「ヨコ刺し」で、実は、それぞれ用途が異なるんです。
アラマキ「タテ刺しにすると、フォールスピードが速くなるので、ディープまで早く落とし込みたい場合やアジが速い動きに反応する場合はタテ刺し、スローに見せたい場合はヨコ刺しで使います。フックセットの違いで、見せ方が変わるというのがドクターチョロの面白いところです」
ちなみに、ドクターチョロはアジだけでなくメバルはもちろん、カサゴやチヌなど様々なターゲットに有効であることは、今回の実釣取材でも十分証明されました! 手軽に楽しむライトゲーム五目用のワームとしても大活躍です。気になった方は、是非、試してみてください!
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