ガイドにしつこく投げる方向を聞いてください（大仲）
ルアーをどこに投げたらいいのか、というのは常にガイドに聞いた方がいいです。ガイドが進んでいきたい方向があるんですが、ガイド的に投げて欲しい方向に投げてもらえると、お互いに同調しあうというか、綺麗にルアーを流していけます。
例えば、ウィードエリアでバイブレーションを投げていくとき。見えないウィードエッジに対してボートを流していくので、毎回くらい「どっちの方向に投げたらいいですか？」と、しつこく聞いてもらったほうがガイドとしてはやりやすいです。関係ない方向に突然投げられても絶対食わないんで。
ピンだったら「あの建物に向かって投げてください」って言うので、その方向に1～2mの精度で投げてください。途中にエビモパッチがあったりするのですが、それを全部口に出して説明しているわけではないので。
とにかく、ガイドにキャスト方向を指さしてもらうようにしたほうが、より釣れると思います。
ラインのことを気にしない人（山田）
あとはやっぱりラインメンディングですかね。琵琶湖はオープンで風が強いので、ラインも重要になります。でも、ラインを気にしない人、メンディングする意識がない人が意外に多いんですよ。
特にPEラインだとメンディングしないと根掛かりが増えたり、思ったところにルアーを通せなかったりするので。基本的はラインを真っ直ぐにしたほうが魚は釣れると思います。でも、ほとんどラインが張る直前くらいまでしかテンションはかけません。
ラインが膨らんじゃったらルアーを動かしにくいし、ボトムも取りにくくなります。バス釣りはラインスラックを動かす釣りなので、スラックをうまく使える人はよう釣りますね。
風や湖流が強くてラインが流されているときにアクションを強く入れる人がいるのですが…それだとルアーが動きすぎちゃう。そんなときほどお客さんにはアクションを入れないように言います。逆に、風がないときほどラインを持ち上げる必要があるので（フロロの場合）、ロッドを振らないといけません。（礒村）
サオを一直線にして巻く人…（佐藤）
どこで教わったのか…ロッドを真っ直ぐにして巻く人がいるんですよ。例えば、クランクベイトを巻くときに、ロッドの角度をつけずにルアーに対して真っ直ぐに構えて巻いてくる、みたいな。
要するに、サオは曲がってないんですよ。そういう人が結構多い。ビッグベイトやi字系は除くとして、クランクベイトやスピナーベイトを真っ直ぐ巻いたらサオがなんでもよくなっちゃう。
一直線ならサオは関係ないもんね。それは一番やってはいけないよと、何回か言ったことがあります。
謎の直撃キャストはやめてほしい…（米山）
ビッグベイトメインでガイドをすることがよくあるのですけど、そこを通してほしいのにそこに落としちゃう人が多いんですよね。例えば取水塔の横を通してほしいのに、横に落とす。
直撃がいいと思ってる人が多いんです。
「よし、いいキャストが決まった」みたいな顔をしてるんですよ（笑）。
もちろん説明してるんですよ、「取水塔の横を通してください」って。注意しても1投目とかは覚えてくれているんですけど、何投かしてるとまた戻っちゃうんですよね。
プラグで釣るならロングキャストは必修（高田）
今度はプラグの話。まず大前提として、キャストの飛距離やアキュラシーが出せない人がプラグで釣るのはかなり難しいです。プラグって基本的に横に引くモノじゃないですか。バスは遠くから追ってきて食うことが多いのですが、飛距離を出せないとまず魚まで届かない。
飛距離が出せないせいで、近くの魚だけ寄ってきて、追いかけてきてもそこにはもうバスボートがある…魚のテンションが下がる…ってなることがめちゃくちゃ多いです。
バンクを撃っていくときはアキュラシーがないとダメ。キャスト毎に草に引っかかるとリズムが悪くなるし、近づくと魚も逃げるしっていうのはあります。
体中に小物をジャラジャラつけて来る人（大仲）
テクニックじゃないですが、体にやたら釣り具や小物をたくさんつけている人がいるんですよね、チョッキみたいなのを着て。そういう人は大体ボウズで帰りますね。
ペンチつけて、アレもコレも山盛りつけて…っているじゃないですか。絶対、必要ないんで。そういう人って、道具に釣らせてもらっているから自分でちゃんと釣りができてないんですよ。
自分の動きが魚を釣るすべてなのに、それを自ら阻害している。体を軽くして、動きやすい格好で釣りをしたほうがいいですよ。
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