いざ編集部・大木の私物タックルを査定！
今回実際に買取はどのようなチェックを経て、金額が決まるのか。実際に編集部・大木が購入した私物タックルを持ち込み、体験してみることに。
査定をしてくれるのは千葉・茨城鑑定団グループの本部において、釣具を担当をしている釣具マイスター・林さん。
林貴志（はやし・たかし）さん
これまで数多のタックルを見てきた中古釣具売買の査定スペシャリストであり釣具マイスター。普段は東金店or神栖店にて勤務しているが、今回は特別に取材のため神栖店に駆けつけてくれました。好きな釣りはもちろんバスフィッシング！
査定に出す大木私物タックルはこちら
12エクスプライド166M－2
編集部・大木がリリース当初すぐに購入し、10年間使用してきたバスロッド。主にレンタルボートレイクで使用してきました。同番手の新規タックルの購入を検討しているため査定に出すことに。
17スコーピオンDC100HG
こちらも編集部・大木が使用していたベイトリール。近年バスフィッシングに行く回数も減り、他釣種でも別のリールを使用していることから出番が減っていました。また同DCタイプの新リールも気になっており買い替え購入を検討中。
大木的には使用できるのにタックルを眠らせてしまうことは勿体ないと考えており、それならば誰かに使ってもらいたいと考え、今回買取持ち込みを決意。次に手にするアングラーのもとで活躍することを信じて…。
スタッフは「ここ」を見ている！買取に出す前にチェックしておきたいポイント！
大木の買取タックルを査定してもらいながら、買取に出す前のロッド、リール、ルアーにおける注意点を林さんに教えてもらいました。
林「まずロッドやリール、ルアーも含めて、目に見える「汚れ」はキレイにして持ってきて頂いたほうが査定はアップします。
さらにロッドであれば、竿袋、保証書、ロッドベルトなど、リールであれば箱、リール袋、付属のオイルや取扱説明書、保証書などの付属品はあれば必ずもって来てください」
――保証書だとロッドであれば1～3年程度で保証期間が過ぎてしまいますが、問題ありませんか？
林「保証書の保証期間は過ぎてても全く問題ありません。それよりも『購入した』という証明や『付属品』としてあった方が査定のポイントはあがります。保証書が付くタイプのリールも同様です」
――なるほど、購入したときの付属品はなるべく取っておいたほうが良いんですね。
中古ロッドのチェックポイント
林「では早速ロッドに関してチェックしていきましょう。持ち込まれた際、よくあるのがガイドリングの割れ、特にトップガイド（先端）が多いです。2ピースであれば継ぎ目の割れ、ブランクやスレッドシートも含め傷の確認を行います」
林「慣れてない方はあまりやらないほうがいいんですが、我々はガイドリングのチェックはカッターの刃をリングに沿って回して使って一つ一つチェックします。傷がついていると引っ掛かるので傷の有無がわかりますから。ちなみにSICリングであればカッターでは絶対割れたり傷がつきませんので」
持ち込まれたロッドはガイド傷は皆無。林「スレッドや継ぎ目にも傷はありませんね。優秀です！」
林「次はグリップ周りでリールシート。フロントのスクリュー部分やグリップエンドのエンブレムなどはしっかり汚れを落としておくことが大事です。やはりポイントとして汚れてないほうが査定基準は高くなるので、持ち込む前に濡れタオルなどで拭いておくとよいですね」
大木も持ち込む前日に拭いておきました。シンプルだけどかなり重要な工程です！
林「グリップのEVAやコルク部は未使用でない限り、使用感はどうしてもついてしまうのでこちらもできる限り綺麗にしておけばよいと思います。売り場に出す前にはこちらでメンテナンスしますので」
中古リールのチェックポイント
林「リールは見た目の確認、巻心地の確認、スプールの歪みのチェック、メカニカルやダイヤルなどのスムースな作動の確認をします」
――以前使用した糸は巻きっぱなしでも良いのですか？
林「ラインは巻きっぱなしでも構わないのですが、スプールの下の状態も査定として見たいので本来であれば取ってもらいたいですね。特にソルトで使用されたものは腐食している場合もあるし、PEを巻いている場合も塩分が残るので査定のポイントが減ってしまうことがあります」
大木は以前使用したままのフロロラインが巻かれている状態で査定に出した。
林「あとリールでよくあるのが、カスタムハンドルなどを装着したままのもの。これはいくら高いハンドルやハンドルノブ、スプールが装着されていようと査定には一切プラスにはなりません。何故ならば購入されるお客様は以前所有されていたユーザーの好みのカスタムではなく、通常の状態を求めているから。
従って査定に出される際は、リールを通常の状態に戻し、カスタムパーツは単品として持ってきて頂いたほうがそれぞれに買取ができます。組み込まれたままならそのカスタムパーツの価値は一切反映されることなく査定ということになりますのでご注意ください」
――今回は持ち込んだのはベイトリールですが、スピニングの場合気を付けておくことはありますか？
林「基本的な部分は同じで、見た目、巻心地、リールの下部の部分の傷、ローター周りとベールの傷、スプールエッジの傷、ウォームシャフトがちゃんと連動しているか、ラインローラーにゴロツキがないか、ドラグのクリック音が鳴るかなどがチェックポイントとなります。パーツが多い分ベイトよりも査定するポイントは増えますね」
中古ルアーのチェックポイント
――今回は持ってきていないのですが、ルアーの査定ポイントも教えてください！
林「ルアーについての査定は『見た目』が全てですね。水中に入れられないし、アクションの確認もできないので、ボディやリップの傷、塗装はげ、針のサビの有無などが重要になります。
弊社では独自の買取表があるのですが、傷がなければ箱（パッケージ）の有無に問わず買取金額は変わりません。フックは錆びているままであれば、フック無しの扱いと変わらなくなりますので減額の対象になります。交換済みのフックはバーブレスや軸の太さが変われど、錆びたり曲がったりしてなければフックありとして査定されます。
ワームは本数がパッケージ通りあるか、もしくはパッケージを開けていない未使用なのかのどちらかですね。開いている場合は申し訳程度の金額しかつかないですね、消耗品扱いになるので。ワームは入っている本数に順じた価格になりますが、開いている時点での金額になります。手に入りづらいようなワームであれば、使用していてもお値段は付けられます」
大木の私物タックルの査定額は…如何に!?
林さんによる厳正な査定を待つこと10分。
林「大木さん、査定が終了しました。受付番号札を持ってこちらへ」
果たして大木の私物タックルは如何ほどの買取金額となったのか!? 恐る恐る金額を確認すると…
なんとロッドが6,500円、リールが11,000円と合計で17,500円の買取査定に！ 想像以上の高価買取にビックリ！
林「査定をしている際もお話しましたが、リール、ロッド共に状態は非常に良かったです。ロッドはガイドやスレッド、継ぎ目などに目立った傷はありませんでした。付属品の竿袋も含めてランクはスタンダードな『B』ランクです。
リールに関しても箱からオイル、説明書、保証書などもあり、見た目も良く、巻感やドラグ、ダイヤル、ハンドルの動作もスムース。スタンダードよりやや上の『B+』になります。大事に保管されていたのがよく分かりますね」
なんとも嬉しいお言葉…そこまで大木のタックルに対する真摯な気持ちを察していただける神栖店であれば、迷いなく預けられる！査定だけのつもりでしたが、今回はそのまま買取を決意！ 17,500円を受け取り、次回のタックル購入の資金にあてることにしました！
思い出をありがとうマイタックルたち、次のオーナーのもとでも遺憾なく実力を発揮してくれ！
釣具以外も「ガンプラ」が圧倒的な品揃えの茨城神栖店！
少々ノスタルジックな気持ちになりながらも、懐は温かい大木。神奈川の外れからきて、なかなか来ることができないお店、せっかくなので店内を回ることに。
自慢の中古釣具コーナーを早速チェック！点数も豊富で、メーカーごとにルアーが分かれていて非常に分かりやすい！
さらに釣具と同じく、県内屈指の点数を誇るホビーコーナーではガンプラのラインナップもやばい！
クリスマス間近ということもあり（!?）、我慢できずに衝動買い！ww
ずっと欲しかったジタバタアライくんに、ガンプラHGシリーズのV2ガンダム、そして大木の大好きな仮面ライダーのフィギュアを購入しました。
満身創痍とはこのこと…笑。他にも古着屋中古コミック、日用品など。1日いても絶対に飽きないまさに「エンターテイメント」なリサイクルショップでした！
買い替えを悩んだり、使っていないタックルをどうしようか迷っているアナタ！是非とも一度千葉・茨城鑑定団神栖店、同じく釣具買取販売が盛んな東金店にも訪れてみてはいかがでしょうか。
また査定が気になるアナタは宅配買取もおすすめ！もしかしたら想像以上の買取ができちゃうかもですよ。
千葉・茨城鑑定団神栖店、東金店ではSNSでも新着の買取販売情報を随時アップしてますので要チェックです！
■SALE情報 釣具■
— 茨城鑑定団神栖店 (@iba_kan) December 13, 2023
12月16日～スタート！！#茨城鑑定団神栖店#釣具 pic.twitter.com/cx6YbU7Tsg
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