【冬のバス釣りのアイデアが隠されてるかも!?】チャターブレードを用いたアイデアルアーたちにびっくりしてみる?【いくつ知ってる?】

Zマンの「チャターベイト」が全米を席巻する以前から、ルアーデザイナーたちは知恵を絞り、工夫を凝らしながら多彩な「ブレードルアー」をフィールドに送り出してきた。当たりハズレも激しいけれど、10年後のスタンダードになりそうなアイデアが光るアイテムも登場している。もちろんそれは日本でも同様。ジャンルの垣根を超え見たことのない発想や新機構がてんこもり。ブレードに乾杯!

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

この記事の詳細はルアーマガジン2023年11月号をチェック!

チキチキシンカー(YABAIブランド)

●重さ:1/2oz●入り数:1●価格:1078円

1/2ozの樹脂タングステンヘッドにチャター系ブレードをセットしたアイテム。スナップを使って好みのフック・ワームと組み合わせることができるため、オフセットフックでスナッグレス性の高いセッティングを作ったりするのも自在。

5inハートテイル(ゲーリーインターナショナル)

5inサンショウウオ(ゲーリーインターナショナル)

「ワイヤーやリーダーを介してキャロライナリグ的に使ってもいい。フォールさせるとブレードが畳まれてまっすぐ下に落とせるから、消波ブロックの穴撃ちみたいなアプローチも面白いよ」とはゲーリー総帥・河辺裕和さん。

ゼロダンフラッシュ(デコイ)

ゼロダンフラッシュオフセットZF-1S

●フックと重さ:#1/0&7、#3/0&9g入り数:1価格:オープン

ゼロダンフラッシュストレートZF-2S

●フックと重さ:#1/0&7、#3/0&9g入り数:1価格:オープン

「ワームフックにチャター系ブレードを直結」というアイデアのニュータイプ。

一般的なチャターよりも低重心になるためレンジキープが容易になり、ブレードの振動がダイレクトに伝わることでワーム本来のアクションを阻害せずに扱うことができる。

オフセットフックを搭載した「ZF-1S」はカバー撃ちの感覚でワームをカバーに絡めつつ、ブレードのアピール力を付加した誘いが可能。バンクなのか、オープンウォーターなのか?といったバスのポジション探索もこれひとつでこなしやすい。根掛かりが少ないところではストレートフックの「ZF-2S」も。

両モデルともに7g(#1/0フック)と9g(#3/0フック)の2種類がある。

ラバー・バイブレーションジグ(モリックス)

シンキングタイプのプラスチック製ヘッドに、固定された透明ブレード。

ブレーデッドジグというよりも、実質的には「小型クランクを逆さまにしてテールにフック+スカートを付けたもの」に近い。

マイク・アイコネリがプロデュースしたという触れ込みだが、最近のエリートシリーズでは投げていないようだ。サイレントモデルの1/2oz、ラトルインの3/8ozがラインナップされている。

ニュースイマー(ウォーターランド)

村田基が考案し、1997年に「アーマードスイマー」の名で登場したアイテム。

現在は第四世代の「ニュースイマー」がリリースされている。

三角柱のヘッドに金属ブレードを固定、そこに設けられた穴にスナップで接続するという構造で、ブレーデッドジグとはまったく異なるなまめかしいアクションが持ち味。

ウエイトのわりにフォールスピードも遅めで、オカッパリや浅いレンジでも扱いやすい。ただ巻きだけでなく、水面直下のバジングやリフト&フォール、ロッドワークを生かしたドッグウォークなどバリエーションも幅広い。さまざまなトレーラーワームを使えるため、自分なりのセッティングを見つけるのも楽しい。

ウエイクチャター(霞デザイン)

●重さ:1/2oz●カラー:5色●価格:1320円

上から見ると普通のブレーデッドジグだが、ひっくり返してビックリ。

ウイローリーフ型の「ウエイクブレード」がヘッドとフックシャンクを覆うように設置されている。

この平面部分が水を受けることでスローリトリーブがしやすくなり、なおかつボトムを利用したアプローチでも根掛かりしづらい。

シャダリングベイト(ターミネーター)

アメリカ国内ではヘッドとブレードが直結された構造についてのパテントが存在するため、さまざまな工夫によって似て非なる「チャター系」が生まれている。

これもそのひとつで、湾曲したプラスチックのカップが上下に水を逃しながら“Shudder”(震える)、というもの。スプリットリングを介していることもあり、金属ブレードのチャターよりも泳ぎがおとなしい。

A3マルチベイトリグ(A3アングラーズ)

「チャターとアラバマリグを合体させたら釣れるっしょ!」という悪ノリで生まれたアイテムにも見えるのだが、David Dadleyが解説するYou Tubeの解説動画を見ると、懇切丁寧な水中動画に引き込まれる。下部のジグヘッドに装着したワームと、チャター的な透明ブレードによって揺らぐ上ふたつのワーム(フックなし)がそれぞれ異なる泳ぎを見せて複雑な視覚効果を生む。

スイッチブレード(クイーンタックル)

手持ちのラバージグに装着してオリジナルのブレーデッドジグが作れる優れもの。スプリットリングなどを介在させずにダイレクトに繋ぐので、ヘッド形状によってはブレードとの接触音も生まれ、チャター本来の強波動&ハイアピール性能が生かせる。ハードベイトなどに取り付けてみるのも面白い。レギュラーとラージの2サイズ。


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