DAIWA最高峰バスロッド・STEEZ(スティーズ)の新たな潮流として第2世代発足の2016年にスタートした『ショア・コンペティション』(=SC)。長きに渡り川村光大郎が率いて来たSCは2024年、新たに佐々木勝也を迎え新体制でのスタートを切る。
●文:ルアマガプラス編集部
陸の最高峰ロッド“SC”3モデル加えさらに戦力増強
タフ化が進む現代フィールドで釣り勝つべく磨き上げられた、岸釣りバスロッドの最高峰が『STEEZ Shore Competition(スティーズ・ショアコンペティション)』。いわば“陸の競技仕様”モデル。2016年にリリースされたSC最初期作の16SCファイアウルフを手始めに、数々の名作が世に送り出されてきたことは知られるところだ。
開発を手がけてきたのは最多勝陸王・川村光大郎さん。現行モデルとして存在するのは、22SCファイアウルフ、21SCライトニング66、21SCファイアフラッシュ、19SCウェアウルフ、18SCキングヴァイパーの実に5モデルを揃える。
川村光大郎(かわむら こうたろう)
通算5冠、最多にして最強の陸王としてバス業界トップに君臨するオカッパリのスペシャリスト。ルアーはもちろん、道具へのこだわりは人一倍強く、忖度なしのモノ選びはファンからの信頼も厚い。8年に渡りSCを牽引し、24モデルは次なる時代を見据えた主軸となる2モデルをブラッシュアップ。
うち22SCファイアウルフは、初代の17モデルからの進化版。日々タフさを増していくコンディションの変化に対応すべく、“投げる・誘う・掛ける・獲る”のバスフィッシング全ての動作において究極の使用感を求めて開発されたモデルだ。不用意なモデルチェンジを良しとせず、現場の最前線で叩き上げた匠のブラッシュアップモデルがそこにある。
新作24モデルとして発表されるのは、『SCウェアウルフ』と『SCキングヴァイパー』の後継機種。いずれも前述モデルと同じく、究極の岸釣り競技仕様と仕上がっていることは言うまでもない。
またさらに1モデルが24モデルとして発表を控えるのは、あの佐々木勝也さんによるSC初開発モデル。
佐々木勝也(ささき・かつや)
茨城県在住。霞ヶ浦水系で圧倒的な釣果を出し続け、この水系のオカッパリ最強アングラーとの呼び声も高い。得意とするのは水面系パワーフィネスやビッグクローラー、ビッグベイトなど。常にビッグバスのみを狙うストロングスタイルが信条。SC加入でまずは十八番のビッグベイトモデルを開発へ。
その名も『ストラトフォートレス68』。川村モデルとはまた異なるテイストに仕上がってた1本を解説していこう。
大型ルアーゲームを完遂する絶妙バランス『24ストラトフォートレス 68 SC C68H-ST・SB(DAIWA)』
【スペック】
- 全長(m):2.03
- 継数:2(グリップジョイント)
- 仕舞寸法(cm):171
- 標準自重(g):114
- ルアー重量(oz):3/8~4oz
- 適合ライン (lb.):14~30
- 適合ライン(PE号):MAX5
- テーパー:F
- メーカー希望本体価格(円):66,000
佐々木勝也さんによるSTEEZ SC初開発モデルは、ビッグベイト&スイムベイトでの実釣性能を最大限に引き出し、シリーズ最強レベルのバットパワーを備えた『ストラトフォートレス68』。そのサブネームはSTEEZ最初期作の1本として名を連ねた06ストラトフォートレスの意思を継ぎ、令和の現代フィールドで釣り勝てるモデルへと進化を遂げた。
かつてのビッグベイト&スイムベイトと言えば、遠投しての巻きが主軸。現代ではそれだけに留まらずメソッドは果てしなく進化を遂げている。求められたのは近距離で高精度に撃ち込めるピッチング性能、艶かしいアクションを繊細かつ正確に演出できる操作性、水中からアングラーへと伝わる感度、突発的なバイトを弾かずに太軸フックを貫通するバットパワー、そして不安のないファイトで獲り込める適度なしなやかさ。
それら互いに相反する要素を絶妙なバランスで1本にまとめ上げたのがこのモデル。高弾性ソリッドティップは操作性と感度を高めながらもバイトを逃さない。
ベリー〜バット部には中弾性カーボンSVFナノプラスを採用することで硬さの中にもしなやかさを持たせ、3DXによるアシストで反発力を高めた遠投性能にも貢献している。
そのアピリティはビッグベイト&スイムベイトのみならず、アラバマ系、羽根モノなどに万全の対応。時代の声に応えた現代SBロッドの回答がここにある。
DAIWA公式YouTubeチャンネルでは佐々木さんよる解説動画も公開中!
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