《ハードとソフトが融合》カレン180はブラックバスの理性を破壊するハイブリッドビッグベイト

フロントはハード、リアはソフトというハイブリッドボディを持つカレン180。長い開発期間を経て、2023年の夏にリリースされた。テストでは各フィールドで驚きの釣果を連発。その釣れる秘密をここで紹介していく。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

Profile

小林明人(こばやし・あきひと)
オリジナリティあふれるスタイルでバスを追う国内トップトーナメンター。カバーフィネスのイメージが強いがビッグベイトの釣りにも精通し、O.S.Pにカレンのコンセプトを提案した。

トーナメントでもメインパターンに組むほどカレンは信頼度が高い

ビッグベイトが国内に入ってきたころからその威力に気付き、トーナメントでも導入してきたという小林さん。ハードボディとソフトボディによるハイブリット構造を現代版にアップデートしたものが欲しいというリクエストをO.S.Pに提案した。

高速巻きならチェイスで終わらずバイトさせることが可能

小林「ワーム素材は重量があるんで、まっすぐ泳がせるだけでも大変でした。あとはロールを消して、高速巻きにも対応させたかったので安定感を重視しました。普通に巻いてくるだけではチェイスで終わってしまう場合も、高速巻きだとちゃんと食ってくるんです。高速巻きで何かボトムに当てた時にイレギュラーなアクションが出て食うということもありましたね」

ただ巻きやファストリトリーブ以外にも、使い方は様々。

小林「表層でのデッドスティッキングだけでもバスが浮いてきますし、シンカーを貼ってサスペンドにして使ったり、シンキングにしてボトム付近で使うのも有効です。スクエアリップにより障害物回避性能が高いのでボトムでも使いやすいですよ。関東のフィールドではほぼ全ての場所でテストをして魚も釣れました。桧原湖ではスモールもラージも釣りましたよ。今はカレンをメインパターンに試合を組むこともあります。それくらい完成度が高く、信頼できるルアーになっているのでぜひ使ってみてください」

カレン180

ハードとソフトが融合した次世代のビッグベイト

ハードベイトの強波動とソフトベイトのナチュラルさを融合させたビッグベイト。ただ巻きはもちろん、水中ドッグウォーク、水面デッドスティッキングなど多彩な使い方ができる。ファストリトリーブでも安定して泳ぎ、狡猾なビッグバスもバイトさせてしまう魔力を持つ。

アクションの要となるのが大型スクエアリップ。ボトムタッチさせても問題のない強度があり、障害物回避性能もアップさせている。

ハードボディとソフトボディは、上からピンを刺すことで固定。簡単に取り外すことができ、ボディの交換が容易。

フックは刺さりの良いハヤブサのケンクロー。リアはボディ内部を通るPEラインを通してセットされておりバラシを軽減している。

交換用のボディが1個付属。ソフトボディにリアフックを結ぶためのラインを通す際に使用するピンや、リア用のフックもパッケージに同封されている。

ソフトボディ部には切れ込みがあり、ナチュラルなスイムアクションを生む。高速巻きでも破綻せず、まっすぐに泳がせることができる。

小林さんのホームである津久井湖だけでなく、房総リザーバーや霞ヶ浦水系など関東のあらゆるフィールドでテストを繰り返し、釣果を出してきたのがカレンだ。


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