火花を散らし可憐に舞うビッグベイトの新境地足掛け7年の開発期間を経てついにリリースされた「カレン180」。フロントはハード、リアはソフトというハイブリッドボディを持つ。テストでは各フィールドで驚きの釣果を連発。その釣れる秘密をここで紹介していく。
●文:ルアマガプラス編集部
Profile
ビッグベイトは不向きだよねっていうときでも釣れる、それがカレンの魔力
カレンは7年ほど前からテストを繰り返しており、数年前には完成に近いものができていたが、特殊な設計のため発売までに時間がかかってしまったのだという。
長い開発の道のりを経てついにカレンがベールを脱ぐ
並木「新しいボディ設計のルアーだから、量産体制になると前例にない生産上のいろいろな問題が出てきて、それをクリアするのに時間がかかってしまったんだ。その分、しっかりとテストできて納得のものができあがった。やはりソフト素材のハイブリットは釣れるよね。アクションがナチュラルになるし、かかったらバラしにくい。ボディが柔らかいからスキッピングまでできてしまう。これはワーム素材のハイブリッドだから。ワーム素材のナチュラルさがあるんだけど、ヘッドはハードでリップ付きだから、そこがエンジンとなってアピール力のあるアクションを生んでくれる。リップによるカバー回避能力があるというのも大きな特徴だよね」
そして、テストでは並木さん本人も驚きの釣果にめぐり合う。
並木「実際使ってみると、ビッグベイトでは釣れないよねっていう状況でも釣れてくれる。特に驚いたのは津久井湖でのテスト。時期は10月末ごろ。雨の濁りが入ってとかじゃなく、ごく普通の晴天無風の日だった。先行者がワームを投げていた場所でカレンを高速巻きしたらいきなりロクマルがヒット。同じくらいのバスがチェイスしてきていたから、しばらくタイミング開けて入れ直したら今度は55cm。このカレンの威力に驚かされたよ。普通ならワームを投げるよねっていう日でもこんなサイズが出てしまう、それがカレンの魔力なんだ」
カレンならスキッピングで奥の奥を攻められる
晴天無風の津久井湖、2尾のモンスターがカレンを奪い合った
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。