【シマノっぽくない!?】デザインが洗練されたクールな“インショア専用”ロッド『インステージ』爆誕!

昨年よりシマノがルアーフィッシングにおける新たなコンセプトとして提唱するのが「インショア」ゲーム。ショア感覚で楽しめるボートゲームはコロナ禍を経て多くの釣り人に浸透、そして新たなターゲットも現れ、東京湾をはじめとして大きな賑わいをみせている。そんなインショアゲームにおける専用ロッドが今年度誕生することとなった。

●文:ルアマガプラス編集部

インステージ(シマノ)

【スペック】

品番全長(ft.)継ぎ方式継数(本)仕舞寸法(cm)ルアーウェイト(g)適合ラインPE(号)本体価格(円)
B66ML6’6″並継2101.76-250.8-246,000円
B610M6’10”並継2106.78-381-2.547,000円
B63H6’3″並継298.3MAX 1302-548,000円
S66ML6’6″並継2101.85-210.6-1.546,000円
S610M6’10”並継2106.77-300.8-247,000円
S70MH7’0″並継2109.310-701-2.549,000円
S73M+7’3″並継2113.38-360.8-248,000円

語って頂くのはバス&ソルトの二刀流スペシャリスト!黒田さん

黒田健史(くろだ・けんし)
1985年生まれ。国内最高峰バストーナメントカテゴリーJBトップ50メンバーであり、昨季は全戦でトップ10入りを果たし年間ランキング8位フィニッシュ。長年の経験と高度な技術、そして豊富な知識に裏付けられたタックルに対する造詣の深さは特筆すべきもの。バスのみならず、ソルトゲームにも精通している。シマノインストラクター。

インショアゲーム専用モデル&「フラッグシップ」ロッド

黒田「インステージはシマノの提案する『インショア』専用ゲームロッドになります。昨年からシマノはショアとオフショアの中間である岸から見える範囲内、東京湾内など比較的近場のボート釣りをインショアと呼んでいます」

――イメージ的にはボートシーバスとか!?

黒田「そうですね、代表魚種とも言えるのがシーバスです。でも近年ではサワラキャスティングやチニング、マゴチと様々なターゲットが増えています。

インショアってジャンルだからそもそも専用とかって…って思われる方もいるかと思いますが(苦笑)、このインステージはより自由度の高いインショアゲームを楽しめるロッドになってます

――インステージが生まれたきっかけとは?

黒田「インステージのベースは、お気づきの方も多いと思いますが、ずばりボートシーバスロッドです。正直いうとボートシーバスロッドの最上位機種を開発していたんです。近年ビッグベイトを中心としたボートシーバスゲームってめっちゃ流行っていると思うんですが、それをきっかけに、春夏秋冬、オールシーズンでボートルアーゲームを楽しむ人が増えている

――確かに、少ない休みでより確率を高めて釣果を出したいとなればボートに乗るのが一番ですよね。直近の釣果や釣れているルアーも調べることができるし。他釣種から移って来る人もかなりいますよね。

黒田「実際バスアングラーも結構ボートルアーゲームにハマっている人も多いです。そんな中、2021年にリリースされたボートシーバスロッド『ディアルーナBS』が大ヒット!おそらく歴代のシマノのボートシーバスロッドでも一番売れたんじゃないかってぐらい人気を得ているんです」

――ビッグベイトシーバスだけじゃなく、同時期にサワラキャスティングやボートチニングも東京湾では注目されていましたもんね。サワラはボートシーバスタックル流用できますし。

黒田「その影響もおおいにあると思います。そのような状況下でハイエンドボートシーバスロッドを開発していたときに『シーバスにくくるの勿体ないのでは?』という話なったんです。

なので中身はハイエンドシーバスロッドの要素を備えながらも、インショアで狙えるターゲットに対応すべく汎用性をもたせたんです!」

ロッドのブランクスには、高い強度を保ちながら軽量性やシャープさを併せ持つスパイラルXコアを搭載。高度なキャスタビリティと操作性を実現。

またガイドにはXガイド3Dチタンをセッティング。計算された角度と形状によりトラブルレス性とスムーズな糸抜けを両立してくれる。

さらにロッドグリップにはカーボンモノコックを採用。軽快性やレスポンスの向上、手に響き渡るような高感度を実現する。

所有感を満たすクールなロッドデザイン

――インステージは今までのシマノにはないデザイン且つカラーリングですよね!

黒田「仰る通りです。僕もインステージの正規デザインを初めて見たとき、編集部の皆さんと全く同じ

リアクションをとりました。性能はひとまず置いといて『カッコいい』なと!

見ていただいてもわかるように、グリップ周りやワインディングチェックやスレッドなど、ロッドコスメにはかなり拘っています。コスメパーツ類も他モデルの流用でなく、インステージ専用です

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黒田「さらにカーボンモノコックグリップを搭載しているのですが、インテージのカラーをペイントし、クラッシュコルクのエンドを付けています。これもシマノ初です!」

――まさかのカーボンモノコックに塗装、軽さのバランスは崩れたりしないのですか?

黒田「そこは心配ご無用!バランスは徹底的の突き詰めてますので、不快な思いはさせません。むしろ軽快且つスムーズ、レスポンスよく竿を振ることができますよ!

――使いやすさは勿論、ユーザーの所有感もバッチリ満たしてくれるロッドになんですね。最後にインステージのラインナップを教えてください。

黒田「先述した、シーバス、サワラキャスティング、チニング、マゴチ、タチウオなどのターゲットを中心にベイトモデル3、スピニングモデル4アイテムと各機種最適化されたラインナップを展開しています。ディアルーナBSのラインナップを踏襲していますが、より快適な使い心地で楽し釣りができるのはインステージで間違いありません!」

黒田さんのYouTube「Kuro Channel」でもインステージの解説動画を公開中!気になる方はフィッシングショー前に是非チェックを!


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