[どうする?]釣りにくい状況を打破!プロが指摘する解決法がスゴい!

アジングのエキスパートであるトミー敦さんが広島県の離島でアジングを楽しむ。冬場の大型アジ、ディープエリアの攻略法に注目だ。風など、ライトゲームが展開しにくいシチュエーションも多くなるこの季節、その解決方法なども解説してもらった。

●文:ルアーマガジンソルト編集部

2024 シーバス特集

アングラー紹介

トミー敦(とみー・あつし)

富山県出身で現在は大阪在住。ルアマガソルト名物企画「アジング王バトル」では初代王者に輝くなど、釣りの腕もセンスもピカイチ。多彩なテクニックをメディアで披露しつつ、アジングの楽しさを追求&啓蒙し続けている。ティクトの”顔”として知られているが、SAMARブランドではプロデューサーとして活躍している。 

今回の記事の全文はルアーマガジンソルトに掲載!

ルアーマガジンソルト2024年2月号(2023年12月発売)はライトゲーム特集。アジングを始めとして、冬でも楽しめるターゲットを取り上げている。今回のトミーさんの記事も、全文が掲載されいてるので、是非チェックしてみてほしい。

冬は数もサイズも狙えるアジングの最盛期

今回の実釣取材は、瀬戸内海の某離島にて行われた。アングラーは、ティクトのトミー敦さん。テーマは、冬のアジング。この季節のアジは良型サイズが狙えるが、天候などの厳しい状況を強いられる場合も多く、その対応などについても解説して頂いた。

当日はキャンプを楽しみながらの実釣となった。写真左から、阿多田島在住の島津さん夫婦、ティクトアンバサダー谷野さん、阿多田島出身の清原さん、そしてトミーさん。釣りを通してできた仲間達との語らいは掛け替えのない時間。

ディープ&ボトムというのがでかアジ狙いのキーワード

釣りを開始すると、ポツポツと釣果は上がるものの、今ひとつ本調子とはいかない様子。

トミー「時合いがあるようでない、ポロポロ釣れ続く感じですね。こういう状況では、レンジを広く探ってアタリがあったレンジは重点的に探る。釣り方にメリハリをつける。そうすると拾い釣りしていきやすいと思います」

では、これから真冬にかけてのアジングはどのような動向になっていくのだろうか?

トミー「アジの産卵シーズンになり、釣れるサイズが上がっていきます。秋の数釣り的な要素も続いていくし、大型も混じっていく、ショアのアジングの最盛期のひとつだと思います」

日が暮れていよいよアジング実釣の本番。堤防で実釣を開始する、ティクトのトミー敦さん。

この日は中潮。上げ8分から下げ始めからのタイミングを重点的に狙った。漁港のすぐ横からのポイントだが、急深で大型のアジが回ってきやすい。

トミー「ただ、どこでも良型アジ狙いの釣りができるわけではありません。やはり大型のアジが接岸する地域、ポイントを見極めていく必要がある。大型のアジが接岸する場所にはそれなりに訳があります。それは地形であったりベイトだったり。いろいろな場所で釣りをして、経験値を上げていくと見えてくると思いますよ」

幸先よくアジ(鯵)を釣り上げたトミー敦さん。アジの数釣りも良型アジも狙えるのが冬のアジング!

具体的にはどんなエリアがオススメになる?

トミー「やや深めの場所のほうがでかいアジは回ってきやすいですね。攻め方的にはボトム中心になっていくことが多いです」

トミー「アベレージサイズのアジが中層にいて、大きなアジがボトム付近にいるイメージです。ベイトフィッシュを捕食するアジはボトムで食うことが多いので、少し重ためのジグヘッドを使う機会も増えてきます。フィールドは寒いですが、アジングは一番熱い時期ですよ!」

釣りを開始すると谷野さんはコンスタントに釣果を上げていく。いろいろなレンジを素早く探って当たりパターンを見つけていった。

風や潮の具合と相談して、できるだけ軽いジグヘッドを選択

釣りをした堤防は、キャストした先で水深16〜18mほどと急深だった。ショアからジグ単で釣りをするにはディープと言える水深だ。

トミー「ジグヘッドを重たくすれば、もちろん底はとりやすくなるし、釣りもしやすい。けど、ジグヘッドが重たいと食わないことも多いんです。イメージとしては、ボトム付近を漂わすようにしてルアーを動かしたい。シェイクで上げて、止めたときにジグヘッドが重いとすぐにフォールしてしまって、うまく誘えないんです」

コンスタントにアジ(鯵)を釣り上げるトミー敦さん。

水深が深くても、できるだけジグヘッドは軽くしたいのだ。トミーさんは最初は2.5gからスタートしたが、2g、1.75gとジグヘッドを軽くしていった。

トミー「風が強いんでどうしてもラインが舞ってしまう。そこで、ラインをジグヘッドの重さで抑えつつ、漂わせ感と操作感を両立していける重さを探していきました。ジグヘッドを張らず緩めずで操作できる、一番軽い重さをいかに設定していけるかというのは、どのエリアでも同じですね」

ジグヘッドを丸呑みしたアジ。吸い込みバイトもしっかりとキャッチ!

今回は流れをあまり感じない当て潮。ジグヘッドがどんどん手前にきてしまう状況。

トミー「やはりここもジグヘッドの重さがキーになります。ジグヘッドが軽すぎるとラインがたるんでしまう、重いとどんどん沈んでしまう。ちょうどいいジグヘッドの重さを見つけて、潮に流される前にしっかり底どりしていくんです」

なるほど。ただ、言葉だけではなかなか状況把握が難しいと思うので、トミーさんの当て潮と強風の攻略法は、下の章でイラストとともに詳しく解説しているので、そちらを参照してほしい。

使用ワーム&ジグヘッド紹介

強風時や潮流が速い状況では、ジグヘッドやワーム選びがよりシビアになってくる。そこで、実釣当日にトミーさんが選択したワームとジグヘッドを紹介していこう。

アジスタTG S 1.5g(ティクト)+ フィジットヌード2.7(ティクト)
超細身ボディによる微波動が魅力のフィジットヌード。長いけど弱いという独特のアピール感が威力を発揮する場面も多い。トミーさんはこの組み合わせからスタートした。

アジスタTG S 1.5g(ティクト)+ ギョビン1.7(ティクト)
コンパクトなピンテール系ワームで、どこへ行くにも欠かせないオールマイティワーム。沿ったボディ形状でテール部分がより機敏に動くようになっている。軽量ジグヘッドにもマッチ。

アジスタTG S 1.5g(ティクト)+ アジボッコ1.5(ティクト)
ボディに細かい突起が無数に設置されていて、小さいながらもアピール力は十分。ギョビンよりもアピール力が欲しい時にローテしていくことが多い。名前の由来は、アジがボッコボコに釣れるから。

アジスタTG S 1.5g(ティクト)+ ブリリアント2.5(ティクト)
2.5インチのボディにリング形状とパドルテールという、大きな存在感を放つモデル。アジがよりアピール力のあるものをある求めているのでは?ということでこちらにローテ。

アジスタTGに太軸フックが追加!

タングステンのアジスタTGに、MHの太軸フックを搭載したモデルが登場。通常のアジスタTGのフックはSだが、MHフックになったことで尺アジ狙いでも安心して使えるように。重さは1.5〜4.0gをラインナップ。遠投&ディープ攻略にもぴったり。

人気のアジスタTGに、新たに太軸モデルが追加された。大型のアジにも対応可能だ。

アジスタTGの2.0gとブリリアント2.5の組み合わせでアジをキャッチ。ボトム付近でのアピール強めのワームで食ってきた。

今回の記事の全文はルアーマガジンソルトに掲載!

ルアーマガジンソルト2024年2月号(2023年12月発売)はライトゲーム特集。アジングを始めとして、冬でも楽しめるターゲットを取り上げている。今回のトミーさんの記事も、全文が掲載されいてるので、是非チェックしてみてほしい。

強風&速い潮流、トミーさんはどう攻略する?

釣りにくい状況を打破するためにトミーさんはどうする?イラストで解説(次ページ)。

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