巨大ブラックバスがヤバいくらい釣れちゃう流行テクが凄すぎた!

近年話題となったテクニックやルアーを達人たちが一挙指南! マスターしきれてなかった人、知ってたけどどうやるのかわからなかった人、そもそも知らなかった人…etc。とりあえず、ココに載ってるテクは覚えておいて損はなし! まんべんなくマスターするもよし、ひとつだけ極めるのもよし! いいテクとの出会いがありますように。

●文:ルアマガプラス編集部

Profile

森田健太郎(もりた・けんたろう)
1997年、ストックホルム出身、愛知県在住。得意な釣りはミドスト、ホバスト、ジグストなど中層系。ハイドアップでルアー開発をしながらアルバイトにも勤しむ。これからも時代に合った釣れるルアー・釣り方を提案していきたいという。

モリケンリグ×森田健太郎

難易度★★★★
対でかバス★★★★
汎用性★★★

カバーがキツくて入りにくい場合はTGスリムシンカーではなく、TGグレネードを使用する。

岸釣りで1日15kg釣獲!ノーベル賞級の(?)発明系リグ

複雑な動きがバスを幻惑するウニ系ルアー

2023年にいきなり流行し、使用するルアーやフックもなかなか普通に買えなくなってしまった。このリグが生まれたきっかけは…?

森田「元々、旧コイケの同リグを吊るしの釣りで使っていて、すごく釣れるな、と。でもルアーが小さいのでどうしても広い場所や大きなカバーではパワー不足を感じていました。この17mmという大きすぎず小さすぎずのサイズ感でやったらヤバいんじゃないか、というのが最初ですね」

ヤバい…というとどれくらい釣れたのだろうか?

森田「2023年の春に琵琶湖で1週間釣りをして、3kgオーバーが10本、テンポンドオーバーが2本、多い日は1日12〜15kgとか…。吊るしだけでなく、スイミングでも釣れると気づいたのもそのときでしたね」

す、すごい…。では、その使い方を解説していただこう。

森田「基本はふたつあって、シェイクしながら巻いてくるスイミングと、カバーに吊るしてバスの目線より上でシェイクし続けて食わせるのが大まかな使い方です。スイミングも水平引きだけでなく、着水点から斜め下45度に落としていくようなスイミングも釣れます。逆にボトムから上げてくる上げ軌道の引き方もあり。スイミングといっても変幻自在な引き方をしますね。バスの反応を見ながらウエイトを変えて、泳層や軌道を変えていきます」

一見、デカいスモラバのようにも見えるが…モリケンリグの釣れる秘密とはなんだろうか?

森田「一番は動きの複雑さですね。動きの支点が3つあるところ。ジグヘッドもテキサスリグもそうなんですが、引っ張る支点と落ちる支点が近いんですよ。なので、動きがどうしても単調になってしまう。モリケンリグは浮こうとする力、沈もうとする力、引っ張る力の3つに支点が分散されて、なんともいえない漂うような動きを出すことができます。それが効いたんじゃないかな、と」

コイケ17mm【ハイドアップ】
旧コイケとコイケフルキャストの中間サイズとして登場したコイケ17mm。ちょうどいいサイズ感で、全国のバスに食われまくっている。

モリケンリグのベーシックスタイル

フックはループモスキート(バリバス)の2/0が基本、込み入ったカバーなら1/0。それをコイケ17mmの薄皮を拾うようにV刺し。シンカーはクイックチェンジャーTGスリムシンカーの5gを基準に、ふわふわ引きたいときは3.5g、スピードを出したいときは7g。

ハイプレッシャー関係なし
コンディション抜群! 難しいとされる五三川でも、さらになかなかルアーを食わなそうな健康優良体系バスでさえ食わせてしまうチカラがある。

小魚を主食にしていそうなバスだが、モリケンリグにマッチ・ザ・ベイトは関係ない。本能を刺激され、食わずにはいられなくなってしまうのだろう。

ココがキモ

岸釣りが有利
得意なレンジはシャロー。そして、ボートよりも岸釣りが有利なのだ。
「僕も実際に両方やってみて、圧倒的に岸釣りのほうが釣っています。また、ボートであってもディープよりもシャロー。単純に、あの抵抗のモノをディープに沈めてもなかなか続けられないです」(森田)

シーズン早見表

3〜5月がいいぞ
年中釣れるが、特におすすめなのが春。30cm級から60オーバーまで根こそぎ釣っているという。

マスタータックル

基本 
ロッド●マッカHUMC-67MH(ハイドアップ)
リール●スティーズリミテッドSV TW XHL(DAIWA)
ライン●アブソルートAAA 14lb(バリバス)

ヘビーカバー用 
ロッド●マッカHUMC-71H(ハイドアップ)
リール●ジリオンTW HD XHL(DAIWA)
ライン●アブソルートAAA 20lb(バリバス)


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