ブラックバスの「やる気スイッチ」を入れる円が存在した! 真冬のバス釣りにドンピシャ流行テクとは

近年話題となったテクニックやルアーを達人たちが一挙指南! マスターしきれてなかった人、知ってたけどどうやるのかわからなかった人、そもそも知らなかった人…etc。とりあえず、ココに載ってるテクは覚えておいて損はなし! まんべんなくマスターするもよし、ひとつだけ極めるのもよし! いいテクとの出会いがありますように。

●文:ルアマガプラス編集部

Profile

峯村祐貴(みねむら・ゆうき)
東京都出身。関東リザーバーを中心に、サイトフィッシングを武器にトーナメントを荒らしまくった凄腕。インディーズルアーだったサイコロラバーを、O.S.Pで量産化を実現させた。

林 晃大(はやし・こうだい)
1989年、山口県出身。ヒューマンアカデミー卒業後、河口湖や高滝湖で修行を重ね、野尻湖でプロガイドとして活動。現在は琵琶湖でもガイドやトーナメントで活躍し、サイコロラバーを流行らせた。

サイコロラバー×峯村祐貴/林 晃大

難易度★★★★
対でかバス★★★★
汎用性★★

サイコロラバー ノンソルト【O.S.P】/田渕秀明さんが開発したサイコロラバー(フィールドサイド)がオリジナル。それを武器にしていた峯村祐貴さんの要望もあり、O.S.Pが大量生産し、その威力が一気に広まった。

見えてれば釣れる、見えてなくても釣れる…魔法のサイコロ!

サイトとブラインド、両サイコロマスターに聞いた

峯村「見えてればなんでもですね。岸際を泳いでようが、沖を泳いでようが。釣れるときは釣れます」

まず、サイコロサイトフィッシングの第一人者である峯村さんから。文字数が少ないので、いきなりキモを伺おう。見えバスのどこに投げて、どうやって食わせる?

峯村「基本は進行方向に投げます。バスが泳いでいって、あと50cmくらいでルアーに到達するときにバスの目線より下に入るようにします」

次に、バスがどんな反応を見せたら逃しアクションを入れる?

峯村「バスの目線の下からトゥイッチで飛ばすんですけど、飛ばしたときに反応したらもう一回逃す。逃す距離は大体30cmくらい。スピードは速ければ速いほどいいです」

サイコロラバー ノンソルト【O.S.P】
田渕秀明さんが開発したサイコロラバー(フィールドサイド)がオリジナル。それを武器にしていた峯村祐貴さんの要望もあり、O.S.Pが大量生産し、その威力が一気に広まった。
●ボディ長:約12mm
●重量:1.7g
●カラー:全8色
●入り数:4個
●税込価格:1,320円

続いて、サイコロラバーのダウンショットリグで2022年秋以降の琵琶湖のトーナメントを席巻している林晃大さん、どうぞ。

「シャローからディープまで、投げる場所もシチュエーションもとにかく選ばない、というのがこの釣りの特徴です。魚がいればどこでも釣れます」

つまり、どんなバスもこれなら釣れるというわけ。とにかくすごい自信だ…。では、どんな動かし方をするのだろうか?

「2回ジャークして、5秒ステイの繰り返しですね。淡々と一定のリズムで。操作するときはライブスコープの画面を見ることも少ないです」

話を聞くと誰でも簡単に釣れそうだが…それでも釣れない人にありがちなことは?

「リグやタックルなどに我流が入っちゃってる人が多いですね。タックルセッティング、リーダーの長さ、糸の太さ、ハリの大きさ、シンカーの重さはすべて意味があるので。まずはオリジナルをやってみてほしいです」

峯村流カラーの使い分け

スジエビ

常勝シュリンプ

スモークレモン

峯村さんのよく使う3色。クリア系の湖はスジエビ。「中層で見せて食わせるのは絶対コレ」(峯村)。亀山などステイン系やボトムを使う場合は常勝シュリンプ。濁ったらスモークレモン。

林流リグ詳細

ラインはアブソルートAAA(バリバス)6lb。リーダーは60cm程度。フックはアンダーショット(バリバス)#1。シンカーはTGスリムシンカークイックチェンジャー(バリバス)3.5〜7gをスルーダウンショットリーダー(バリバス)のショートに収縮チューブで固定する。

サイトでは無敵
見えたバスは全部釣れる!…という破竹の勢いだったが、近頃はそう簡単にはいかないらしい。

シーズン早見表

峯村:4月〜7月
林: (一年中だが強いていうなら)12月〜4月

峯村流はプリスポーンのメスが浮き始めるタイミングから釣れ始め、アフタースポーンの虫が効くような時期もよく釣れる。林流は、一年中釣れるが、強いていうなら冬と春とのこと。水温低下する11月はやや苦手。

ココがキモ

反応する円と見切る円
バスにはルアーを見つけて反応する円、そしてその内側にはルアーだと見切る円があるという。「その中間で動かしていればいくらでもついてくるんですよ。そのスペースの中で、かつ遠くで逃す方がスイッチが入りやすいです。近い方が反応は悪くなりますね」(峯村)


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