近年話題となったテクニックやルアーを達人たちが一挙指南! マスターしきれてなかった人、知ってたけどどうやるのかわからなかった人、そもそも知らなかった人…etc。とりあえず、ココに載ってるテクは覚えておいて損はなし! まんべんなくマスターするもよし、ひとつだけ極めるのもよし! いいテクとの出会いがありますように。
●文:ルアマガプラス編集部
Profile
スイベルキャロ×宇佐見素明
難易度 | ★★ |
対でかバス | ★★★ |
汎用性 | ★★★★ |
1g未満の微調整をするスイベルの使い分けとデッドスロー・アプローチ
ライブソナー入門にも欠かせないリグ
スイベルキャロは近年、ライブソナーの名手たちがこぞって使いはじめたリグのひとつ。宇佐見さんにとっては普通のキャロライナリグの延長線上にあるバリエーションの一種だという。
「ねらったレンジにすばやく送り込んで、そこでノーシンカー状態を演出できるのがキャロの最大の利点です。スイベル単体で使うのは、ひとつは浅いレンジを引きたいとき。1g未満の微調整をスイベルの種類で行なっています(写真参照)」
もうひとつの出番はバスが「オフ」の状態だと判断したときだ。障害物に着いていたり、動きの鈍い魚にゆっくり見せたいときに使う。
「レンジは問いません。津久井湖の水深14mで釣ったこともあります。スイベルとワームの2点があるのでライブソナーにも映しやすいですよ」
ワカサギなどのベイトフィッシュを捕食しているバスは、ルアーのレンジが上下にブレるのを嫌う傾向がある。スイベルキャロを使うことで、ディープでも一定レンジを保ちやすくなるという。
基本的なアプローチは、ねらうレンジまでフリーフォールさせてからリトリーブ開始。バスが興味を示し、近寄ってきたところで「ピッ!」と小さくトゥイッチして口を使わせる。
ハイレベルなフィネスに思えるが、意外に難易度が低いのもポイントだと言う。
「たとえばジグヘッドリグだと、止めた瞬間にフォールしてレンジから外れますが、スイベルキャロなら逃したあともバスの近くに留めておける。ライブソナー初心者でも映しやすくて、釣りやすいリグだと思います」
ワームは逃したときに「ブルブルッ!」と悶えるようなタイプが好み。3種類を水押しの違いで使い分ける。素材が硬めのHPミノー3.1inがもっとも強く、ミラージュスティックが最弱、タイニーフルークはその中間。
シーズン早見表
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