2022年にスタートしたバスタックルブランドのグラスルーツが、ルアーに続きついにロッドもリリースする。ブランド名はエンゲージ、シリーズ名はナイヴス。こだわりの詰まった個性的な10本の竿たちのコンセプトを、ロッド開発担当の村中義明さんに聞いた。
●文:ルアマガプラス編集部
3種のマテリアルで至高のバスロッドを徹底追求
グラスルーツからいよいよリリースされるロッド、エンゲージ・ナイヴス。そのコンセプトとは?
村中「エンゲージとは親和、対峙という意味があります。バスフィッシングはフィールドに向き合ったときに、自然との親和性が必要。バスとアングラーとの間に介在するタックルのなかで、ロッドの占める割合は大きい。バスとアングラーを繋ぐ、大切な物であるという思い込めて、このブランドを作りました。そして、ロッドには刃物のように切れ味が鋭い感度やハンドリングも必要とされるので、ナイフの複数形であるナイヴスという名前をつけました」
ロッドの核とも言えるブランクスには、並々ならぬこだわりが見える。
村中「ロッドの個性に合わせて3種類のブランクスマテリアルを採用しています。カーボンにアラミドで強化した『プレミアムシンセティック』、軽量で高感度なピュアカーボンでブランクス構成した『プレミアムポリマー』、巻きモノにマッチするグラスコンポジットの『マルチダイレクションレイヤー』。これらを考え得るベストのパーツセッティングで組み上げ、理想のバスロッドを目指しました」。
「エンゲージ・ナイヴス」そのこだわり
3種のブランクスマテリアル
プレミアムシンセティック
弾性率が異なるグラファイトをパートごとに組み上げ、さらにアラミドシンセティックファイバーをラミネートして強化。粘り強く、強靭なパワーを発揮するブランクスになっている。
プレミアムポリマー
軽量感と感度、俊敏な操作性が特徴。ドライでシャープな振り心地ながらも、曲げるごとにパワーを発揮。軽量感と強靭さを併せ持つブランクスだ。
マルチダイレクションレイヤー
ユニディレクショングラスをベースに、バット部にグラファイト+アラミドシンセティックファイバーで補強。さらに全身を4Axialカーボンテープで締め上げた新感覚コンポジットグラス。
パーツ構成
ガイド
オリジナルマイクロセッティングでガイドを設置。ブランクの曲がりと等しくラインが追従するようにセットされている。ブランクのポテンシャルをより引き出すように吟味されたセレクト&セッティングになっている。
グリップ・リールシート
グリップには高品質のコルクAAAを採用。ベイトモデルはオリジナル成形されたC6カーボン製リールシートを使用し、自由度のある手首の動きとパーミングの良さを追求している。スピニングにはFuji工業社製VSSシートをチョイスし、違和感のないグリッピングを実現。
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