「ナイロン、フロロ、PE…?」釣り糸(ライン)の素材ごとの基礎知識&特徴を徹底解説!!

値段が安く済むのもナイロンの特徴。キズついても気軽に巻きかえることができる。

人気の『フロロマイスター(シーガー)』。価格と性能を両立したコスパのいいフロロカーボンラインだ。

たとえば『ROOTS(GOSEN)』は1号の太さで17lbもの強度を持つ。ナイロン、フロロの4倍近い強度だ。その分だけ細く作ることが可能。

PEラインにリーダーが必要な理由

左のイラストで示しているように、PEは細くて強いが摩擦に対して非常に弱い。護岸や根に擦れるとあっけなく切れてしまうことも多いのだ。カッターなどの鋭利なものにPEラインを擦り付けてみると、その弱さを実感してみることができる。

そのため太く、擦れに強いフロロカーボン(場合によってはナイロン)製のラインを先端に結びつけ、PEラインのデメリットを補うのが一般的になっている。この先に付けるラインを「リーダー」と呼ぶ。リーダーと接続することで感度や遠投性に優れながら、コスレなどにも対応したシステムを構成しているのだ。


前のページ:記事本文に戻る