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「ハーフテンションフォール」をはじめ独自のエギング理論を打ち出す、関西エギング界のエキスパートである「おかぴ~」こと岡隆之さん。今回は2024年DAIWA注目の新製品エギである「アモラスジョイント」について。岡さんが実際に使用したインプレッションも含めこれまでのエギとの違いや使い所などをガッツリ語っていただきます!
●写真/文:岡隆之
NEWアイテムを携え、全国の釣り場を駆け回るエキスパートエギンガー!
【岡隆之(おか・たかゆき)】
明るいキャラクターとわかりやすいトークで多くのファンを持つ関西のエキスパートエギンガー。通称「おかぴ~」。おちゃらけキャラとは裏腹にエギングは超理論派。「ハーフテンションフォール」をはじめに様々なエギングメソッドを確立している。DAIWAフィールドテスター。
新たな相棒!「24エメラルダスAIR」!!
岡「DAIWAフィールドテスターのおかぴ〜こと岡隆之です。春のデカイカシーズン真っ只中、皆さん、楽しい釣りをされていますでしょうか?? 私はと言うと、新たな相棒と共に春イカシーズンを満喫しています。そう、先日、電撃発表された24 エメラルダス AIR!」
そう。あのエメラルダスAIRが2024年にモデルチェンジとなったのだ。
岡さんの言う通り、その発表があったのはつい先日。多くのエギンガーが驚愕したに違いない。
エメラルダスAIR(DAIWA)
86M
【スペック】
アイテム | 全長(m) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 標準自重(g) | 対応エギサイズ | 適合ライン PE(号) | メーカー希望本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EMERALDAS AIR 75MLM・K | 2.26 | 2 | 117 | 75 | 2.5~3.5 | 0.4~1.0 | 61,500 |
EMERALDAS AIR 77MMH-S・K | 2.31 | 2 | 119 | 83 | 3.0~4.5 | 0.4~1.0 | 61,500 |
EMERALDAS AIR 78M・K | 2.34 | 2 | 121 | 78 | 2.5~4.0 | 0.4~1.0 | 61,000 |
EMERALDAS AIR 711M-S・K | 2.41 | 2 | 124 | 84 | 2.5~4.0 | 0.4~1.0 | 62,500 |
EMERALDAS AIR 80LML・K | 2.44 | 2 | 126 | 81 | 1.8~3.5 | 0.4~1.0 | 61,500 |
EMERALDAS AIR 83ML・K | 2.51 | 2 | 129 | 81 | 1.8~3.5 | 0.4~1.0 | 61,000 |
EMERALDAS AIR 83M・K | 2.51 | 2 | 129 | 85 | 2.5~4.0 | 0.4~1.0 | 61,500 |
EMERALDAS AIR 84ML-S・K | 2.54 | 2 | 131 | 82 | 1.8~3.5 | 0.4~1.0 | 61,500 |
EMERALDAS AIR 84M-S・K | 2.54 | 2 | 131 | 85 | 2.5~4.0 | 0.4~1.0 | 62,000 |
EMERALDAS AIR 85MLM・K | 2.57 | 2 | 132 | 85 | 2.5~4.0 | 0.4~1.0 | 62,000 |
EMERALDAS AIR 86ML・K | 2.59 | 2 | 133 | 84 | 1.8~3.5 | 0.4~1.0 | 61,000 |
EMERALDAS AIR 86M・K | 2.59 | 2 | 133 | 86 | 2.5~4.0 | 0.4~1.0 | 61,500 |
EMERALDAS AIR 89MLM・K | 2.67 | 2 | 137 | 92 | 2.5~4.0 | 0.4~1.0 | 61,500 |
岡「テストをみっちりすること約1年。沢山のトライ&エラーを繰り返し、ようやく完成となりました。今回は、ロッドの調子だけでなく、デザインに関しても、テスター陣やDAIWA社員と共に意見交換を繰り返してきました。故にロッドの基本性能だけでなく、見た目の格好良さにもとことんこだわり抜いた渾身のロッドに仕上げることが出来ました」
モデルチェンジでどう変わったのか?
前モデルが出た当時もその尖ったスペックに注目は集まったが、今回のモデルチェンジはどう進化したのだろうか?
岡「24エメラルダスAIRは前回モデルよりさらに軽さと強さ、そして操作性の向上を狙ったモデルになります。その軽さと強さを併せ持つ秘密をお話ししていきましょう。まずはSVFナノプラスの使用です」
SVFは新たな製法でカーボン繊維を密着させることでブランク中のレジン量を削減し、軽さとパワーを両立させたテクノロジー。加えて使用されているレジンをより均一に配置させ、パワーロスを省かせるテクノロジーが合わさったものが「SVFナノプラス」となる。
岡「SVFナノプラスブランクの使用により、24AIRは軽量化とパワーの向上を両立させられています。シャクった際にはしっかりと曲がってその反発力を利用してエギを大きく動かすことに一役かっています。そしてキャスト時の飛距離の向上にも大きく関与しています。その他にも、X45、V-JOINTα、AGS等のテクノロジーを惜しみなく使用して、軽さの中での操作性の向上、感度UPにつながっています」
そして、今回、最もテスター陣が心血を注いだのが「AIR SENSOR SEAT(エアセンサーシート)」なのだとか。
岡「エアセンサーシートスリムフィットを採用する事で、軽さと握りやすさを高次元で実現する事が出来きていうえに、さらなるフィット感を求めてEVA部分の削り込みを行い、手への馴染みを追求しています。それは、極限まで違和感を削ぎ落とす事で、長時間のエギングを快適にするだけでなく、集中力の持続にも貢献するからなんです。
『アタリを出す為の竿』とは
岡「そんな新たに生まれ変わった新生エメラルダスAIRですが、私の監修したモデルは2本。そのコンセプトは『アタリを出す為の竿』です」
その真意とは…?
岡「これは、単にアタリを感じる為の感度を追求した物、というわけではなく、水中で起こりうる状況の変化やそれに対するアオリイカの位置を把握し、その変化を中心に撃ち抜くことでイカに抱かせる確率を上げることを目的とした感度を求めた竿、ということとなります」
水中を掌握し、ここぞという場所を把握しながら釣っていける竿というわけだ。
岡「やみくもに投げるのではなく、キャスト回数を増すごとにアオリイカの居場所を絞り込む為の竿であり、『釣れた!』ではなく『釣った!!』と思える1杯を獲るためにに作り上げました。とはいえ、私の監修モデルが全てのエギンガーの方々にマッチするとも限りませんからね」
そう。24エメラルダスAIRは岡さんのみならず、木森直樹さんや福島芳宏さんが監修したモデルもラインナップされているのだ。
岡「さらにはテスター監修モデル以外の機種も充実しています!ぜひ、店頭や各所でのイベントなどで実際に触れてみて、自分に合う1本に出会ってもらえればと思います。満身創痍でテスター、DAIWA開発スタッフで作り上げましたので、ぜひ楽しみにしていて下さい。というわけで私は一足お先に24エメラルダスAIRで残りの春イカシーズンを満喫したいと思います(笑)ではではまた次回まで!バイちゃっ!!」
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