バスにとって魅力的であること=釣れるクオリティを絶対原理に、充実のラインナップで製品をリリースし続けるルアーメーカー、O.S.P,inc。2024年にリリースされる注目の新素材トップウォーター「エビダンス」について、新進気鋭のJBトップ50プロ、加藤栄樹さんに聞いた
●文:ルアマガプラス編集部
釣れるトップウォーター
「10イヤーズスタンダード」。
O.S.Pを語るには欠かせないフレーズだが、事実10年、もしくはそれ以上に、スタメンとしてボックスにスタンバイし続けているO.S.Pルアーは多いはず。
ブームは人為でもあるが、魚はそんなことは知る由もない。褪せない釣獲力。それを持っていることがすべてだろう。
エビダンスは、そんなO.S.Pが今夏発売する完全新作ルアーだ。
加藤「フィネス系トップウォーターです。発泡エラストマーなので頑丈でフックもズレにくい。カバーでも安心して投げ込めます」
様々なフィールドでテストを繰り返してきたフィールドスタッフの加藤さんが語る。
加藤「完成品はヘッドの両サイドにカップがあるんですけど、プロトではポッパーみたいにフロントにあったんです。でもすり抜け性能を考えるとフロントはラウンド形状が良い。アクションはどちらも良かったんですけど。逆にカップがないと移動距離が長くなってしまうので両サイドにつけました」
カバー周りを短距離でクイックに動かしつつ誘うのが基本だ。
加藤「ボディサイズがちょうどいいんですよね。投げやすくて存在感でもアピールできる。使ってほしいタイミングとしては、僕のホームのカスミ水系だとこれからテナガエビが増えるまさにこの号が出る以降。もちろんテナガのシーズンじゃなくても効くので、10月あたりまではイケると思います」
抜群の使い勝手と確かな釣獲力はO.S.Pのお墨つきだ。
エビダンス(O.S.P)
発泡エラストマー素材による新感覚トップウォータールアー。オフセットフックをセットするので、カバーに入れても根がかりにくく、誰もが手軽にエキサイティングなトップウォーターゲームを堪能できる。
ボディ:エビダンス最大の特徴でもある、発泡エラストマー素材を用いたボディ。サラッとした触り心地で、浮力は通常のエラストマーよりも高い。
テール:エビの触角を想起させるテールはシリコン製スカートを採用。水中に絶妙な存在感を与え、アクションの要にもなっている。取り外しも可能だ。
フックセット用ディティール:フックを通すことでズレにくくなる背中の突起やフッキング時にフックポイントが露出しやすい腹部のスリットと、細部へのこだわりもぬかりなし
スピニングPEでさらにハイレスポンス!
オープンウォーターでももちろん使えるが、基本はカバー絡みの表層系。となれば、奥に滑り込ませるスキッピングや、対岸のカバーへの遠投など、PEラインを用いたスピニングタックルでの使用が加藤さんのおすすめだ。
加藤「ロッドは6フィート以上のライトパワー、リールはエクストラハイギアの2500番台、ラインはPE1号を直結で」
フックはメーカー推奨のハヤブサのT.N.S.オフセットの#1/0がボディにマッチするという。
加藤「カラーはトップでは外せないブラック。ナチュラル系のサイトパンプキンもよく使ってます」
では最後に、この記事を読んで気になった人にアドバイスを。
加藤「まずはPEラインの直結セッティングで使ってみてほしいです。アクションはトップウォーターで目で見えるので難しく考えず、クイックなアクションを生かせるシチュエーションで使ってもらえればきっと釣れると思います」
ストレスなく扱えて、トップウォーターのスリリングな楽しさを味わえるエビダンス。またひと
つ、ボックスにスタメンO.S.Pルアーが増えること間違いなし!
エビダンスを使いこなすために
マッチポイント
すり抜け性能を生かしたアシの中、アフターからの定番の縦ストはもちろん、オープンの地形変化やボイル撃ちなど、まさに今の時期から活躍するシチュエーションは多い。
アクション&操作法
水面を切るクイックターンが基本アクション。ロッドを立てればより鋭敏に、寝かせれば水中にダイブしたくてもできない、もがくような動きとなる。発泡エラストマー素材だからできる演出の差だ。
ノット
よりキレの良いアクションを演出できるPEライン直結が加藤さんおすすめ。ノットはクリンチノットで問題なし。
収納
フックを付けたままでも小分けに収納ができるブリスターパッケージは、O.S.Pらしいきめ細かな工夫が。
推奨フック
針がウエイトの役割を担っている。メーカー推奨のフックはハヤブサのT.N.S.オフセット#1/0(写真)。ボディのスリットにフィットする大きさを選ぼう。
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