
トーナメントシーンでの活躍を命題に誕生した『ポイズングロリアス』だが、現行の第三世代モデルは全国のローカルフィールドも網羅すべくスタンダードアクションを追求した、よりバーサタイル性能が高いモデルへと進化している。そんなグロリアスにベイトフィネス対応の追加モデルが新たにラインナップされた。
●文:ルアマガプラス編集部
ポイズングロリアス 1610ML-BFS(ジャッカル×シマノ)
【スペック】
- 全長:6ft10in
- テーパー:FF
- 継数:2(グリップジョイント)
- 仕舞寸法:179.9cm
- 自重:90g
- ルアーウェイト:5~15g
- 適合ライン:7~14(ナイロン、フロロ)/MAX2(PE)
ベイトフィネスは軽めのルアー&リグを扱うだけに、従来モデルではLパワー相当のモデルが一般的であった。しかし、Lパワーではカバーの奥やストラクチャーの際でアタリを感じてフッキングに持ち込めたとしても、パワー不足が否めないために引き剥がしが困難なことも。最悪の場合巻かれたり、擦れてラインブレイクなんて悲劇にもなりかねない。
しかし、追加モデル「1610ML-BFS」なら多少強引でもカバーやストラクチャーから引き剥がせるだけのパワーを持ち合わせているので、最悪の状況に臆することなく奥の奥を、際の際を果敢に攻めることが可能なのだ。
各部パーツもベイトフィネスに特化したスペックを採用しており、感度を徹底的に追求すべく小口径ガイドで軽量化。特にトップ~ティップはチタンフレームを搭載してさらなる軽量化を促進。一方のバットガイドは強靱なバットに合わせるべく、高剛性のステンレスフレームを採用。さらにリバースフレアシェイプのフルカーボンモノコックグリップをチョイスして、コンパクトなアクションでのキャスティングを可能としている。
ベイトモデルにはカーボン素材CI4+によるパーフェクションシートⅥを採用。高さを抑えたトリガーにより、キャスト→パーミングへの握り替えがよりスムーズに。
推奨ベイトリールはMGLスプールⅢ採用モデルで、12lbラインがベストバランス。他フィールドよりアベレージが大きい琵琶湖のベイトフィネスには最適。
今やローカルフィールドもトーナメントフィールド並に強いプレッシャーにさらされている時代。ギリギリ以上の、核心を突けるMLパワーBFSグロリアスで、誰も手が出せないバスへとたどり着け!
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