【可愛くてよく釣れる!!】ビバの人気羽根モノ4種類徹底インプレ!「夏の釣りにマスト」などんぐりマウスシリーズ

ビバの人気クローラーベイト「どんぐりマウス」。ずんぐりむっくりしたボディに金属の羽根が取り付けられており、水面でクロールするように泳ぐ。このどんぐりマウスは4種類の豊富なサイズ展開がされているので、これを千葉県・房総リザーバーでインプレッションしてきた!

●文:ルアマガプラス編集部

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アクションはどれも超優等生! 巻きだけでなく「シェイク」も効果的!!

アクションの立ち上がりは抜群。

今回はビバの「どんぐりマウス」シリーズを使ってみたので、その感想を紹介していく。

シリーズに共通しているのが、どんぐりのようなずんぐりむっくりしたボディに硬質のアルミウィングが付いている点。スイミングさせると、このウィングがガシャガシャとうるさく鳴って、同時にポコポコというバブル音も発生させる。どんぐりボディは浮力が高く、強い水押しを発生させるためにボディサイズ以上のアピール力を発生させるのだ。

画像左から超どんぐりマウス、大どんぐりマウス、どんぐりマウス、仔どんぐりマウス。

泳ぎだしは良好で、着水点からすぐにアクション開始すると、短いトレースコースでもしっかりとバスにアピールすることが可能。また、いわゆるスロー巻きからミディアムスピード、高速巻きまで幅広い速度域に対応。デッドスロー系ではないので、広いエリアをテンポよく流しながらサーチしていくのが得意なルアーだ。

そして、高い遠投性能も魅力。どのサイズもそれに見合った以上の飛距離を叩き出してくれる。これは空気抵抗の少ないどんぐり形状ボディと、大きすぎないウィングのおかげだろう。遠投性能があるので、ディスタンスをとってアプローチできるのもメリットだ。よく飛んでくれるのでアキュラシーも良く、狙ったピンスポットにしっかりと撃ち込んでいくことができた。

【どんぐりマウスシリーズのポイント】

  • 激しいガシャガシャサウンド
  • 幅広い速度対応力
  • 高い遠投性能
  • 状況によって選べる4サイズ
  • ただ巻き、ドッグウォーク、シェイク巻きなど多彩なアクション

スローから高速巻きまで幅広く対応。

そして、ただ巻き以外にもおすすめなのが一点首振り。ペンシルベイトを動かすように左右に首を降らせる技だ。ガシャン!ガシャン!と大きな音を立てながら首を降るのでペンシルベイトよりもアピールは数段上で、さらに移動距離も少ない。カバー際、ブッシュの奥など、ここぞという場面で効果的。これは大どんぐりマウス、超どんぐりマウスでやりやすい。

続いておすすめなのがシェイク巻き。これは、羽根をクロールさせず、羽根で水を押しながら移動距離を抑えて誘う。ロッドを小刻みにシェイクしながら、ルアーが移動した分だけラインをリールで巻き取っていく。ルアーはまるで水面に落ちたセミのように細かい波紋を出してバスにアピール。これは仔どんぐりマウス、どんぐりマウスでやりやすいテクニック。セミやトンボなどのムシパターンが本格化する夏にぴったりの技だ。桧原湖や野尻湖などのスモールマウスレイクでも抜群に効くはずだ。

ムシパターンを意識してオーバーハングを狙う。

どんぐりマウスシリーズのサイズ感

4つのサイズ感はこんな感じ。

上記画像左から、超どんぐりマウス、大どんぐりマウス、どんぐりマウス、仔どんぐりマウス。

仔どんぐりマウスは重さ8gで、Lクラスのスピニングタックルやベイトフィネスタックル。どんぐりマウスはMクラスのベイトタックル、大どんぐりマウスはM〜MHクラスのベイト、超どんぐりマウスはMH〜Hクラスのベイトが使いやすい。ロッドは巻き物系のややスロー〜ミディアムテーパーのロッドが、羽根モノの理想的なアクションを出しやすい。ラインは、水面に浮くナイロンが使いやすく、フロロカーボンでも問題なく使える。また、PEラインを使えばより飛距離も出るし、太いPEを使えばナマズなどの多魚種でも使うことができる。


【推奨タックル】

  • 仔どんぐりマウス(8g):Lクラスのスピニングタックルやベイトフィネスタックル
  • どんぐりマウス(12g):ML〜Mクラスのベイトタックル
  • 大どんぐりマウス(20g):M〜MHクラスのベイトタックル
  • 超どんぐりマウス(30g):MH〜Hクラスのベイトタックル

4シリーズのパッケージ。

仔どんぐりマウスでグッドサイズをキャッチ!

スタッフ大木、ヒット!

この日好調だったのが仔どんぐりマウス

スピニングタックルを使い、飛距離を出して冠水ブッシュまわりにアプローチ。細かくシェイク巻きしながら巻いてくるとバシャンと水面が割れた。セミはまだいないものの、水面をついばむブルーギルを演出できているのだと推測。着水後に少しポーズを入れてからアクションを開始すると、バスに警戒心を与えにくいし、動き出しのレスポンスも上がるので参考にして欲しい。フッキングはかなり良好。仔どんぐりマウスはリアフックが2個のスプリットリングで装着されており、フックポイントが下がるためフックアップしやすく、フッキング後もそのフレキシブルさでバラシを防いでくれる。

細いPEラインを使えばかなりの距離が出るし、ポイントを遠くから狙えるしトレースコースも長く取ることができる。移動距離を抑えながらシェイクしてくることで、深い水深、遠くからもバスに気付かせることができ、バイトさせることができたように感じる。この仔どんぐりマウスは、これからの時期のムシパターンにはかなりおすすめだ。リザーバー、ため池、クリアレイク、スモールマウスフィールドなど、どこへ行くにも欠かせないアイテムになりそうだ。

仔どんぐりマウスでグッドコンディション!

ヒットカラーはアブラゼミ。

スタッフ西村も仔どんぐりマウスでキャッチ!

カラーはブラックボーン。

末っ子にして実釣性能は最強!?「仔どんぐりマウス」

●サイズ:45mm●重量:8g●カラー15色

どんぐりマウスシリーズの最小モデル、仔どんぐりマウス。

ボディは小粒の親指サイズだが、この小さいボディにしっかりと羽根モノのギミックを搭載している。リアにはフェザーフックがスプリットリング2個でセット。フックが水面に飛び出しにくく、フッキング率をアップさせている。小さいながらもアピール力は大きく、広範囲のバスにアピール。夏場のセミパターンにもぴったりのアイテムだ。

硬質アルミウイング。

リアフックをフェザー仕様。

スプリットリング2個仕様。

これがTHE・オリジナルサイズ!「どんぐりマウス」

●サイズ:58mm●重量:12g●カラー15色

これがどんぐりマウスのオリジナルサイズ。

コンパクトなボディながらも重さは12gあり、Mパワーのバス用ベイトタックルで気持ち良く扱える。硬質アルミウイングがガショガショ音を発生し、低速でも高速でもしっかりと水を掴んでスイム。

どんぐりのようなボディにはあえて小さめのウエイトを1つ内蔵し、コトコト音は小さめに設定。これはウィングのガショガショ音を最大限に活用するためだ。

硬質アルミウイング。

小さめのメインウェイト。

アピール重視のビッグボディ!「大どんぐりマウス」

●サイズ:70mm●重量:20g●カラー7色

どんぐりマウスよりもひと回り大きいのがこの大どんぐりマウス。

全長70mm、重さは20gで、バスに警戒心を与え過ぎず、それでいてアピール力もある絶妙なサイズだ。ローライト時やマッディな水域、深い水深にいるバスにもその存在感をアピールしてバイトに持ち込む。ナマズ狙いにもぴったりで、ケミホタルをセットすればナイトゲームでも快適に使うことができる。

ケミホタル25が入るケミホタルホルダー。

ケミホタルが立った状態で装着。

硬質アルミウイング。

トリプルフック仕様。

一発大物狙いのビッグクローラー!「超どんぐりマウス」

●サイズ:80mm●重量:30g●カラー6色

シリーズ最大サイズの超どんぐりマウス。

大遠投して広範囲に探りたい場合、普通のサイズのクローラーでは反応しない魚を獲りたい場合にはこれの出番。ボディサイズからくる浮力と大きなウィングが奏でる波動とサウンドは強烈。それでいて引き抵抗は軽めなので、とても扱いやすくなっている。フルサイズ・ウォーカーベイトだ。

硬質アルミウイング。

スプリットリング2個仕様。

これからの時期の釣りに欠かせないどんぐりマウス!

仔どんぐりマウスはムシパターンでのシェイク巻きがとにかくおすすめだ。どんぐりマウスはただ巻きからシェイク巻き、ドッグウォークまで、とにかくなんでもこなせる万能タイプ。ベイトタックルでカバー際に撃ち込み、数回ドッグウォークさせて回収、というパターンもおもしろい。大どんぐりマウスは、ただ巻きの安定感が素晴らしく、ガシャガシャ音とポコポコ音のバランスが良い。適度な巻き抵抗、飛距離、絶妙な大きさで、小場所から大場所までシチュエーションを選ばず活躍。そして超どんぐりマウスはここぞというときの大物狙い。その圧倒的な飛距離を生かして、オカッパリで沖にある立ち木などのストラクチャーを狙ってじっくりリトリーブしたりする場面に効果的。さらに、カバー際に入れてガシャンガシャンとジャークさせるのも効果的。マッディなフィールドでもこの存在感が効果を発揮するはずだ。

これから夏が本格化してくる季節。このどんぐりマウスシリーズはどこへ行っても活躍してくれるはず。まずは気になったモデルをひとつ選んで使ってみて欲しい。きっと、この可愛い見た目からは想像できない高い機能性を感じてもらえるはずだ。侮れない実力を秘めたクローラーベイト、それがどんぐりマウスだ。

どれを使うかはあなた次第!

取材協力:ともゑ釣舟店

三島湖は千葉県房総半島にある人気バスフィールド。バスのコンディションは素晴らしく、50アップもコンスタントにキャッチされている。ロクマルも生息しており、ビッグフィッシュ狙いのアングラーで日々賑わっている。ともゑ釣舟店はバスアングラーを快く迎えてくれ、ビギナーにも丁寧に接客してくれる。軽食や宿泊も用意。詳しくはHPで。

  • 住所:〒292-1174 千葉県君津市正木325
  • 電話番号:0439-38-2544

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