桧原湖など、裏磐梯エリアを中心に活躍する高梨さんが、リアルタイムな釣果&ヒットパターン情報をレポート! 季節の移り変わりのこの時期、いかにしてスモールマウスバスを攻略するのか? その詳細をお届けしよう。
●写真/文:高梨洋平
一気に秋らしくなってきた桧原湖。寒暖差が激しく、減水傾向
皆さんこんにちは! 9月に入ってから涼しい日が続き、減水も進んだ事で、桧原湖はこの時期らしい秋の雰囲気が漂い始めています。冷えて澄んだ空気と高い空。最高に気持ち良い秋晴れの桧原湖です(^^)
今年の梅雨時期〜夏にかけて、過去に経験が無いほどにシャローの魚が多い状況の原因の1つだった水位の高さ。ここに来てようやく一気に減水が始まりました。そのため、シャローの魚は流石に減って来ましたね。
朝の気温は15℃。しかし日中晴れて風が弱ければ暑くもなります。今の桧原湖は、暑さ、寒さ、どちらにも対応できる服装が必要ですのでお気をつけください。
桧原湖のスモールマウスバス、ヒットパターンにも変化が…
さて、ここ最近の釣りの方はと言うと、シャローからミドルの魚が減って沖に出て来たことで、今の時期らしい、ディープでのまとめ釣りがしやすくなって来ました(^^)。
エリアや群れによって、夏を引きずり気味のサスペンド傾向だったり、ボトムや地形変化への執着心が強めだったりと魚達の雰囲気はバラバラ。その都度対応していく必要がありますが、サスペンド傾向ならエラストマー素材ワームやチューブを使用した浮きキャロをメインに、ロングリーダーダウンショットやスイベルキャロで狙い、ボトムならライトキャロやダウンショット、ネコリグなどに実績があります。
そして…やはりフットボールジグへの反応がどんどん良くなって来ました! 夏と秋の狭間。フットボールのスピード感や緩急、ボトムへの固定感がよく効く季節だと思います。
大きなワームやフラット系ワームをトレーラーに使いボトムに呼び込んだり、スピードを出せるトレーラーで高低差を出して中層で食わせたり、いろんな使い方で魚に合わせられるのもフットボールの良い所。フットボールジグの本格シーズン楽しんで行きましょう(^^)。
アングラープロフィール
高梨洋平(たかなし・ようへい)
福島県裏磐梯エリアの桧原湖、猪苗代湖といったスモールマウスバスレイクを中心に活動する、予約がなかなか取れない凄腕ガイド。バリバスのプロスタッフを務める。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。