関東屈指のバス釣りフィールド、房総半島にある亀山湖。このフィールドのリアルな状況を詳しく解説してくれるのが、城ノ上巧さんだ。今回は、まだまだ残暑が厳しい中での、夏を引きずったフィールドの攻略法なのだが…。
●写真/文:城ノ上巧
満水状態が続く亀山湖。状況はあまり良くないが…
皆さん、こんにちは! 今年の残暑は異常ですね。こんなに暑い9月は初めてです。釣行時も水分補給は当たり前ですが…塩分補給も大事なんです! 私は、汗を大量にかいて塩分不足になると、疲労感、食欲不振、頭痛、吐き気、筋肉のけいれん、足のつりなどを感じることがあります。
そういった状況にならないためにも、1番頼りにしているのが『経口補水液』です。最近ではコンビニにも売ってるので助かります。まだまだ厳しい残暑が続きますので、しっかり熱中症対策して釣行を楽しんでいきたいですね。さて、亀山湖の状況をレポートしていきましょう。
今週も、ワタカパターンを追求!
今週は、1日だけ亀山湖へ行ってきました。その際のデータは以下の通りですが、満水が続いてますね。僕的には早く減水してほしい…。
【2024年9月8日 亀山湖】
- 天 候:晴れ
- 水 温:28→30℃
- 水 位:満水
- 水 質:濁り~普通
今週もワタカパターンの追求です。まずは東側エリアからワタカの群れを探します。湖の東側エリアは少し濁りがありますが西側や本湖は濁ってないですよ。エリアによって水質が違うので釣り方も臨機応変に対応しましょう!
1時間粘ってやっと反応! しかし…!?
風があり、水面が少し波立っているため目視が困難ですが各エリアを周ります。長崎まで上がりましたが、なかなか大きい群れを探す事が出来ません。
藤林の対岸にそこそこ大きいワタカの群れを発見! まずは群れの動きを観察しながらバスも探します。目視出来るバスは居ないので、ルアーをキャストして探っていきます。
1時間くらい粘ってからやっと反応あり! フリップギル5inchのノーシンカーワッキーに「ゴンッ!」と、待望のバイト! ラインをたるませて送りこんでから、力一杯フッキング!…しようとしたら、バスはすでにルアーを離していました…。
どうしてだろ!? かなり激しいバイトだったのに! ひょっとして、可愛いサイズだったのかもしれません。そして、この日のバイトはこの1回のみ。またデコりました。
例年なら8〜9月は好調のハズなのだが…。
こんなに釣れない9月は過去経験ないです(※亀山湖が釣れてない訳じゃないです。僕が釣れないだけで他の方は釣ってますので)。
例年なら8~9月はギルチャットが炸裂して45~55cmくらいがそれなりに釣れるのですが今年はなぜかギルチャットが不発。例年と違うのは、アオコの発生がなく水質が比較的クリアだという点です。
あと、ワタカのサイズも小さいことも気になります。例年なら20~25cmくらいのサイズで巨大な群れを形成しますが、今年のワタカは15cmくらいで、小さな群れが散り散りにあります。僕が大きいワタカを見つけられてないのか!? 今年はワタカの成長が悪かったのか!? いずれにしても外しまくっているBIG JOE(笑)。そろそろドカンと一発!デカい奴……ロクマルを仕留めたいです。
毎週、こんな事を言ってますね。ホント、不甲斐ない釣果ですみません! それでは皆さん、また来週お会いしましょう!
アングラープロフィール
城ノ上 巧(じょうのうえ・たくみ)
1974年千葉県出身。二十歳を過ぎてからバス釣りをはじめ、高滝湖で開催されているNBCチャプター南千葉では初年度で年間チャンプに。その後ホームグラウンドを亀山湖に移し、「ロクマル」だけを念頭においた独自のパターンを構築。2018年に釣った64cmを皮切りに、これまでに7本の60cmオーバーをキャッチしている。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。