「岸沿いはセオリー」「あえての何もない沖も有効」小細工は要らない、デカダッジに頼るだけでいい。でかトップの出しドコロとは

いよいよ本格シーズンを迎え、全国フィールドを賑わせている大型トップウォータープラグたち。臆するな、今こそ登板させよ。5人の賢人たちがその出しドコロを解説する。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

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岡 友成(おか・ともなり)
レイドジャパンのロッドやソフトベイトの開発を手がけるプロダクトディレクターにして、陸っぱりを究めたスペシャリスト。寸暇を惜しんで日々フィールドに立つ、THE現場主義を貫く求道者だ。

[レイドジャパン]デカダッヂ/全国的ブームを牽引した大型羽根モノの金字塔!

大型羽根モノブームを牽引したレイドジャパン代表作のひとつ。

「細身ボディのオリジナルダッジに比べ、扁平ボディかつボリューム大。ロールの水押しは強く、サウンドを伴って、より広範囲から魚を吸い上げてくれますね」

●全長:130.5mm
●重量:2ozクラス
●カラー:全13色
●価格:5,720円(税込み)

元来の高ポテンシャルを活かすために必要なこと

「春が終わると暑くなり日差しも強くなる。そうなると岸際のシェードが釣りやすい状況になってきます。5〜7月は1年で最もデカダッヂが活躍する時期ですね」

水中の季節を先読みしたアプローチが肝要となる。

「突き上げるアタックでも飛ばされない安定感。多くが腹側フックへのバイトなのでチューン不要です」

ルアー自体の高ポテンシャルが使い方をシンプル化へ。

「ゆっくりただ巻きが基本。それだけでいい。止める必要はなく、チェイスがあれば速度アップも効果的」

注意すべきことがあるとするなら何か。

「着水音を抑えたキャストかな。それと、その後のラインは真っ直ぐにメンディングを」

思い通りのトレースコースへ。

「狙うべき場所は、2極化の傾向」

「護岸などの岸沿いはセオリーかと思います。今注目すべきは、例えばため池の何もない沖。敢えてのロングキャストがこれまで獲れなかった沖の魚を引っ張れる」

それがパワーで寄せるデカダッジならではの強みでもある。

護岸(岸沿い)

何もない沖

「何も難しくない。デカダッジに頼るだけでいい」

例えば岸沿い、ブッシュが水面へとせり出したシェード。

「日差しを嫌った魚が定位して、フィーディングしやすい状況。スローの一定速だけでいい」

小細工は要らない。

「シェードでも見やすいシマナシタイガーをよく使いますね。沖なら黒系でシルエットをくっきり」

使用タックル
●ロッド:グラディエーター・アンチGA-67MHTCザ・フロッグマン(レイドジャパン)
●リール:ジリオンSVTW1000HL(DAIWA)
●ライン:「巻きの釣り併用時」…エクスレッド16lb、「フロッグ併用時」…ソラローム ルアーPE4号(共に東レ)


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