雨後で水の悪いエリアが増えてしまっている現在の霞ヶ浦水系。そんな悪い水を避けながら釣りをしていくこと、佐々木さんは今週もグッドサイズをキャッチしている。動画撮影では高山ダムでロクマルにもチャレンジしてきたとか!
●写真/文:佐々木勝也
プロトワームでグッドサイズ連発!
皆さんこんにちは。佐々木 勝也です! さて、今週のカスミですが、台風で増水→減水して平水に戻ったのが今週のカスミでしたが、本湖エリアはどうにもボラやハクレン等の死体も多く…かなり多くの数の死体を見かけました。ボラやハクレン等の死体からは油等も多く出るので、どうにも水の悪い場所が多く、そういった場所ではキャットが死体を食べているくらいで、プラスになるような生命感は感じず、という印象でした。流入河川はバスの気配が希薄な流入河川が多いものの、水が良く、流れもあるような流入河川ではスクールしているバスも見かけ、秋っぽい魚の動きをしている印象です。今週は以前の三島湖で9連発したプロトワームをかなりの時間をかけて自宅で手直ししたものをカスミで試してみると、いきなり2連発!
この時は魚は見えていませんでしたが、2連発したところをみるとおそらくは複数匹で泳いでいたスクールの魚だと推測できます。夏と比べると明らかにスクールする傾向は秋は強くなるため、魚が散ってしまって良いスポットを見つけるのが難しくなる反面、スクールに当たると連発も珍しくないというのが秋のカスミの特徴のひとつです。プロトのワームは修正後バージョンも確かによく釣れてくれるのですが、まだまだ…。僕自身も驚くような釣れ方をするようなルアーには至っていないなという印象です。試行錯誤してより良いものに仕上げていきたいなと思います!
大型のボラの周辺を狙うと50cmアップが!
そして別日。秋になるとイナっこやボラなどに着く大型の個体が増えるので、そういった個体を狙って釣行! 数匹でうろうろしている25cm前後のボラの周辺をスーパーフィッシュローラー5inchのホバストで攻めていくと……コンディションの良い50UPをキャッチ!
秋になって魚はよく動いていますが、まだまだ気温、水温ともに高いので動くタイミングも限られていますし、ルアースピードもシビアな印象です。横の動きに関してもホバストのようにゆっくりか、もしくはチャターのような極端に速いかの二択が魚の反応が良い印象で、中途半端なスピードレンジの釣りは今はハマりにくいタイミングなのかな?という印象です。水温が台風で下がった後にまた上がってしまっている今のタイミングなので、水の悪いエリアはどうしても多くなりがちですが、その分、水の良いエリアほどやはりパワーを感じるので、根気強く、その日にパワーのある水の良いエリアを探してあちこちまわってみるのが、今週は大事な印象でした!
高山ダムで番組撮影。テーマはロクマル狙い!
先月訪れた高山ダムですが、BSフジで放送される特番「サンデードキュメンタリー 巨大魚・夏の陣2024」のロケで訪れていました。番組名が巨大魚というだけあって求められるハードルはとてつもなく高く…。お題は高山ダムのロクマルでした。僕自身の自己記録は59.5センチなので、お題を達成するためには自己記録を更新するしかない。釣れる魚の本数など一切気にせず、本気でロクマルを狙って振り切った釣りを展開してきました。
スティーズプロップ170S(ペラ入れると20cm以上、ボディも超ファット!)のような振り切ったルアーが付いているあたり、僕の本気度が伝わると思います。はたしてロクマルが釣れたのか!?
それでは今週はこの辺で。また来週お会いしましょう!
※番組の放送は終了しています
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