たっくんこと、伊藤巧さんと行く、バスプロ大西健太さんのアメリカ遠征記も今回が最終話。最後はB.A.S.S.トーナメントも開かれる有名フィールド、ガンターズビル湖へ。濃厚なウィードが広がる景色は、大西さんのホームでもある琵琶湖にそっくり。釣果も昔の琵琶湖のようにめちゃ釣れで超エンジョイ!
●写真/文:大西健太
ガンターズビルで「ザ・バスフィッシング」を体験!
前回は人生初めてのスポッテッドバスを釣ったお話でした。楽しかったな〜。そして次の日はガンターズビルという湖へ! ガンターズビルは、前回釣りをしたスミスレイクと同様に、B.A.S.S.のトーナメントレイクでもあり、凄くメジャーなフィールドです! ガンターズビルはシチュエーションが琵琶湖にすごく似ていて、マットだらけのウィードレイクでした!
めちゃくちゃ気持ちが良い! 真夏でしたが湿気があまりないので、日本よりカラっとしていて涼しく感じました!(琵琶湖の真夏の暑さがスゴすぎるのかも…)
まさに琵琶湖と同じ! ウィードの種類が豊富で、それぞれに特徴があり、有効な狙い方もあります。OK的ウィードの狙い方や見極め方など、たっくんとあーだこーだ話しながら、その日の特徴と傾向を探していき、パンチングで攻略!
パンチングの釣りなんて、いつ振りだろう! ガイドを始める前やガイドを始めた当初は得意な釣り方なのでよくやっていました。近年の琵琶湖のウィードの変化や捕食するベイトが変わってからは、ガイドではメインパターンにするには難しい傾向でやっていなかったのですが、やっぱ楽しい! こういうパワーフィッシングって、昔憧れたバス釣り本来の楽しみの一つでもあるなぁ、と思います!
若い頃の探究心を思い起こさせるアメリカのパンチングフィッシング!
高校生の頃、まだパンチングという釣り方で呼ばれていなかったときから、マットカバーにテキサスシンカー2個つけてみたり(笑)、当初一番重いシンカーとして売られていた21gで頑張ってカバーを貫く方法を模索したり…。思い出すと懐かしい! そのとき考えていた案が、今のアイテム作りやレクチャーする内容に関わっていたりもするんですけどね! 昔から探求するの好きなんです!
【ヒットワーム】
パンチングで連発なんで、楽しい以外ないでしょ! エッジブレイカーの特徴でもある「俊敏な動き」がニュートラルなバスにもスイッチを入れる!
パンチング&フロッグゲームのパワーゲーム展開で超エンジョイ!
マットカバーでもう一つ有効な釣り方がフロッグ! フロッグゲームもめちゃくちゃ楽しい! ギルを捕食している時は目線が上向きの時もあるので、カバーの上を引いてると水面爆発でバイトしてきます!
たっくんも普段の試合モードとは違ってエンジョイフィッシング! ガンターズビルでパンチングとフロッグゲームだけでも怒涛の連発! おもろすぎる!
アメリカだからと言ってイージーじゃない、ちゃんと正解のパターンがある!
でもやっぱり釣れる条件を探すのは大事! 釣れまくっているけど、どこでも釣れるわけではなく、しっかりと釣れる条件を煮詰めていったからこその結果でした! 僕達が行ったタイミングは現地のロコアングラーの方々も釣れない、厳しいと言うタイミングだったみたいで、現に片付けの時にスロープで話していたロコの方は「パンチングで一匹だけだったよ!」と話していました。
アメリカだから釣れる! とかそういう事じゃなく、やはりどこに行ってもしっかり釣り方を煮詰めていくパターンの組み立て方は大事ですね! スケジュールの都合上、釣りや買い物やらパタパタに詰め込んだ数日でしたが凄く内容濃い良い経験になりました! こちらの模様もまたYOUTUBEのOKチャンネルで公開していきますのでお楽しみに!
アングラープロフィール
大西健太(おおにし・けんた)
明るく元気に釣りを教えてくれる琵琶湖の超人気ガイド。YOUTUBEや釣り番組など、各メディアで引っ張りだこで、琵琶湖以外にも精力的に足を運んでいる。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。