「新しいバトル企画がスタートだってね」「釣戦victory of divisionsでしょ?」ワクワクしてしまう![川村光大郎・OPENMIND]

プロアングラーとして活躍する川村光大郎さんの連載「OPENMIND」。今回は、5年ぶりの実釣となる津久井湖と、ホームの霞ヶ浦でのエピソードをレポート。

●写真/文:川村光大郎

2024 シーバス特集

5年ぶりの津久井湖。ご両人と一緒でワクワク

ここ最近の釣行は、津久井湖と霞ヶ浦へ。津久井湖は釣りビジョンの撮影にて、伊藤巧さん・松本幸雄さんとの勝負企画でした。新たに始まるバトル企画『釣戦victory of divisions』の初戦です!

プラクティス無しで1Day・2本のウエイト勝負。

津久井湖は5年前にH-1(ハードルアー限定トーナメント)で訪れたきりで、うろ覚え…。まあ、やれることも限られるし、少ないチャンスでもデカければいいんだと割り切って挑んできました。勝負と言えど、このご両人とご一緒できるだけでワクワクです。

果たして、結果は如何に!? 初回放送日など追ってお伝えいたします!

土日の2日間は、霞ヶ浦(茨城県)へ!

カスミへは土日の2日間、そろそろBasser Allstar Classicを意識して、釣ることよりもエリアチェックが目的です。

魚探をかけつつ、11月末に良くなりそうなエリアを探します。そんな場所は今は旬ではないにしても、全くといっていいほどバスからの反応が無いのもな~。

魚探がけ中の釣果は、カワイイ系の見た目に反して中身は実践的なふくシャッドと、ブレーバーⅡのフリーリグで小バスを2尾のみ…。

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この間、フィールドスタッフの佐藤賢一郎からはグッドサイズの釣果報告が相次ぐという…。夕方の1時間だけボクもあやかりに行くと、早々に! スピナーベイトをキワに着水させてからの巻き始めに引ったくりバイト!

手作りしたフルサイズビーブルで初フィッシュ。

大詰めを迎えつつあるスピナベの開発

スピナーベイトは、各パーツのバランスが調和していることが肝心なルアー。ビーブルは横揺れを発生させるスプリッターも入ることで、よりバランス取りがシビアになります。

一番前にあるスプリッターが水を受けることでフロントブレードが回りにくくなり、フロントブレードが回るように調整すると今度はリアブレードのレスポンスに影響が出る。

絶妙な間隔と、前後のブレードの形状やカップの深さを変えることで、それぞれが機能しつつも一体感あるスイミングアクションを生み出すのです。スカートを躍動させるスプリッターの効果もあり、アクション的にはすでにOKを出していいレベル!

アームの形状や角度を調整し、理想的なスイミング姿勢に近づいたところでの実践投入でした。ただ、これはスプリッターやブレードを削って調整してのことですし、フックももう少し大きくしたいな。

とりあえず、ベースモデルとしては好感触です。そして、佐藤賢一郎は連日グッドサイズを複数本キャッチしていました。この時期は定番の水路ゆえ、特に休日ともなれば頻繁にボートが出入りし一様に護岸際にルアーを泳がせるのですが…。

同船したアングラー曰く、“佐藤劇場”と言わしめる釣れっぷりだったようです。単調な護岸がひたすら続く、水深1m前後の水路。

このシチュエーションに、浅いレンジをゆっくり引ける1/4ozのスピナーベイト(チビーブルDW)と、それでも追い切れていない(ミスバイトする)と感じるときや、さらに浅い水深にはジョリーがドハマリだったとのこと。

浅いレンジを1/4ozスピナーベイト以上にゆっくり引けることと、トリプルフックならではのノリの良さを挙げていました。“浅いレンジをゆっくり引ける”という条件はあったにせよ、ハードルアーの有効性が増すのはこの時期ならでは!

ボートのみならず、彼はここ最近オカッパリでもチビーブルとジョリーで良く釣っているので、今旬の釣りであることは間違いなさそうです。ルアーを目視しながら巻いているので、バイトも丸見えとのことですよ~!


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