シーバスにベイトタックルって本当に必要?釣り方の追求によって実現したソルト専用ベイト「ソルティスト(DAIWA)」シリーズ

バスやネイティブトラウトに比べると、ソルトルアーフィッシングでは圧倒的にスピングリールが優勢だ。そその最大の理由は飛距離が出にくいことや、バックラッシュ等のライントラブルに紐づいている。しかしながら、近年は釣りのスタイルやメソッドの研究により、ベイトタックルの持つ利点が際立つようにもなってきた。そしてそれに伴い、ソルトルアーフィッシングで使うための専用設計の「ベイトタックル」が誕生している。「ソルティスト」シリーズがまさにそれだ。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

ソルトルアーゲームで「ベイトタックル」は必要なのか

ソルトルアーゲームにおけるベイトタックルはジギングゲームを除き、ショア(陸)からのキャスティングゲームにおいてはこれまで「難しそう」「玄人向け」「趣向的」というようなイメージを持たれているユーザーが多かった。

しかし、近年リールやロッドなどの進化や新たな釣法の開拓、ルアーの出現により、ユーザーが増えつつある。

特にビッグベイトでのシーバスゲームは最たるものと言っても過言ではない。

3号を超える太PEラインを使用し、100g以上のプラグを飛距離を落とすことなく遠投、また時にはショートキャストでピン撃ちと、レスポンシブに投げられすぐさまアクションへと移行する使い方はスピニングタックルにはないベイトタックルならではの大きな利点といえるだろう。

さらに現在新たに脚光を浴びている「フリーリグ」を使用したチニングゲームでも着水時から素早く繊細にリグを操作でき、ボトム感知能力も高いベイトタックルは大きなアドバンテージを誇る。

ソルトルアーフィッシングのゲーム性の広がりには「ベイトタックル」が大きく寄与しているのだ。

タックルの進化がもたらす可能性

ソルトベイトタックル普及において、大きく貢献しているのがベイトリールの進化だ。

最大の難敵でもあるバックラッシュや遠投性能、さらにはPEラインに対応するなど、次々とデメリットを解消。

バスフィッシング経験者だけでなく、ベイトリールビギナーでもトラブルレスに触りやすい環境が整ってきているのである。

またPEラインの使用を前提としたソルト専用ベイトロッドも各社から続々とリリースされている。

これまではスピニングモデル主体としたなかで数本ベイトモデルがあるような形で、スピニングロッドを焼き直しした様なタイプも多かった。しかし今では専用設計でより快適かつトラブルレス性能を高めてくれるロッドも多くリリースされたことで、ソルト用ベイトタックルがリリースされたばかりの10数年前と比べれば大きな市民権を得ていることは間違いないだろう。

上級者も納得な真のエントリーモデル「SALTIST(ソルティスト)」

しかし、ソルト専用ベイトタックルは増えつつもまだまだハードルは高く、ラインナップは高価なものばかり。

ユーザーも増え、間違いなくベイトタックルの利点はあるものの、手に届きづらい価格帯ゆえ、ソルトルアーアングラーへの浸透はしづらくもあった。
そんなソルトベイトタックルシーンに一石を投じるタックルこそが『ソルティスト(DAIWA)』シリーズだ。


リールはDAIWAの最新リールテクノロジー「ハイパードライブデザイン」を搭載し、高い初期性能を長く保つことができる。またトラブルレス性を高めるレベルワインド「TWS」や「PEライン専用」スプールやブレーキセッティングを採用したことにより、バックラッシュを恐れずに振り切るような遠投が可能となる。

ロッドは一見ハリが強くて硬めの調子に思えるかもしれないが、これはティップのブレを抑え、しっかり胴に乗ったキャストをしやすくするための設計。ロッドを振ると同時にバットにルアーの重みが乗り、振り切るとバットが素早く反るので押し出すようなキャストが出来る。

ロッド、リールはそれぞれ店頭で2万円代と手に取りやすい価格帯となっているため、これからソルトでベイトタックルを始めたい、トラブルレスなベイトタックルが欲しかったというアングラーにはうってつけだろう。また過去にソルトベイトで挫折してしまったというアングラーにも手を伸ばしやすいタックルとなっている。


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