ブルーギルを捕食しているブラックバスが、たまらず反応。他に類を見ない全身リブの先駆け!

不思議な魔力を持ったブルーギルを模したルアーたち。ここではギルルアーの使い手である10人のアングラーに、各々がプロデュースしたモデル、得意とする使い方を紹介してもらった。あなたも目指せ、ギルルアーマスター。

●文:ルアマガプラス編集部

ベローズギル[ジークラック]

他に類を見ない全身リブの先駆け! ウィードパッチなど、ギルが付く場所が◎

「主にウィードパッチに付いている魚を狙います。ギルを捕食している魚だからこそ、ベローズギルの出番ですね」

斉藤陽さんはホーム琵琶湖における梅雨~初夏の攻略法を解説。

「ギルにマッチ・ザ・ベイトさせること、そこにいるバスの状態次第でサイズを選択します」

使うのは、4サイズ存在するベローズギルのうち、5.8、3.8、2.8inの3サイズでリグは2タイプ。

「いずれも基本はフリーリグで、1投目のフォールが肝心。ボディのリブが水を受けてごくスローに落ちます。このノーシンカー状態を演出している時にバイトが頻発。次のアクションではよりウィードに絡めるのもいいし、ウィードから外した瞬間のリアクションバイトも期待できますね」

ウェイテッドリグはどう使う?

「基本はほぼ同じ。ただスパイラルフォールするので、水深が深いと1投1投に時間がかかります。これにしか反応がない時、水深が浅い時にぜひ試してください」

今こそ、トライすべき!

「全身リブだからこそ超スローフォールです」
「FFSで水中の様子を確認しても、シンカーとベローズギルの距離はかなり離れていますね」
真っ先にシンカーが着底、そして超スローにワームが追い付いていく。特に最初のフォールに集中だ。

「ウェイテッドリグは5.8inがメイン。濃くないウィードエリアで、しっかりスパイラルフォールを見せます」
他サイズでは?
「浅い場所での陸っぱりなら、小型サイズで試してみるのも面白いかもしれませんね」

ベローズギルはフリーリグが主軸、時にウェイテッドリグも

●サイズ:2inch、2.8inch、3.8inch、5.8inch ●入り数:2inch/8本、2.8inch/6本、3.8inch/5本、5.8inch/3本 ●価格:913(税込)

<フリーリグの場合>
●フック:2.8in・ワーム333#2/0、3.8in・同♯3/0(共にがまかつ)、5.8in・ベローズフック#6/0(ZAPPU)
●シンカー:スルスタシンカー5.3~7g(カンジインターナショナル) ※画像は3.8in。
<ウェイテッドリグの場合>
●フック:ウェイテッドピアス
ブルータル#7/0・3.5g(リューギ)

[使用タックル]
<2.8&3.8in・フリーリグ用>
●ロッド:ラグゼ アベンジB70MH-R(がまかつ)
●リール:メタニウムXG100XG RIGHT(シマノ)
●ライン:エクスレッド16lb(東レ)
<5.8in・フリーリグ用/ウェイテッドリグ用>
●ロッド:ラグゼ アベンジB70H(がまかつ)
●リール:メタニウムXG100XG RIGHT/同LEFT(共にシマノ)
●ライン:エクスレッド16lb/同20lb(共に東レ)

profile

斉藤 陽(さいとう・あきら)
本誌主宰・第3回琵琶湖艇王の覇者にして、琵琶湖の名ガイド。大江川&五三川など岸釣りにも造詣は深いが、ここでは主に琵琶湖でのボートゲームに焦点。


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