関東屈指のバス釣りフィールド、亀山湖。房総半島にあるこのフィールドのリアルな状況を詳しく解説してくれるのが、城ノ上巧さんだ。今回は9月下旬の亀山湖の釣りをレポート。珍しくボートが少なく、貸し切り状態で釣りができたそうだが…
●写真/文:城ノ上巧
50歳を迎えた城ノ上さん
皆さん、こんにちは！とうとうゴーマル（50歳）になりました。湖上でたくさんの方にお祝いのお言葉を頂きました。ありがとうございました。
質問も頂きました。『今日はギルチャットでギラってなるバイトが何回もありましたが、フッキング出来なかったり、バラしたりします。何故ですか？』
ギルチャット(フラチャット＋フリップギル)
その方のロッドを持ってみると… MHのわりにはティップまで強く硬い先調子のいわゆるテキサス＆ラバージグをカバーで使用するようなロッドでした。僕がギルチャットに使用してるロードランナーLTT650MHを渡し実際にキャストして貰いました。
『同じMHなのにこんなに違うのですね！？』
そうなんです。同じMHだけど違うんです。LTT650MHはいい意味で『ダルさ』があるのでギルチャットみたいな抵抗があるルアーもキャストしやすいし、バイトも弾かないのです。
それだけではなく、他にもいろいろ利点があるのですが、長くなってしまうので…
それでは釣りの話しです。
2日連続で亀山湖へ
今週も2日間行って来ました！
亀山湖の状況
9/28(土) 29(日) 亀山湖
天候：曇り時々雨
水温：22～24℃
水位：満水
水質：濁り
前日の冷たい大雨で水温低下と濁り発生。今週は難しいだろうな？と考えていました。ただでさえ最近はデコ続きなのに…
初日、いつも通りゆっくりスタート！
出船準備が終わったのは11時前
ダムは放水量を増やしていたので、カレントが効く笹川をメインに考えていました。
出船すると！まぁ～びっくり(笑) ボートがものすごく少ない。本来なら当日は花火大会が予定されていましたが、前日の大雨の影響で10/14(月)に延期され各ボート店は急遽通常営業になりました。
こんなにボートが少ない亀山湖を久しぶりに見ました(笑) もうね、どのエリア、どのスポットもやりたい放題！笹川にボート数艇しか居なく、貸切状態！
でもね、釣り人が少なくても釣れないものは釣れなくて…デコりました。
2日目はボートも多く普段通り…
2日目は…ボートだらけ。普段の土日の亀山湖に戻りました！
日曜日はボートいっぱいでした！いつもの土日の亀山湖に戻りました。
もう、どうせわからないなら、強気で行くぜ！と、濁りが強いエリアではマグナムクランク。濁りが薄いエリアではバズベイト。
1日巻きまくりました… そして、デコりました。
東側エリアは流木たくさんでした。
全体的に厳しい状況ですが、アベレージサイズは元気に小さなベイト（ワタカ稚魚）を追い回しボイルしてます。特に長崎のフラットではボイル祭りでしたよ(笑)知り合いの方が小さいミノーで連発してました！
タイミングとルアー選択が会えば連発モードになるらしいです。では、ビッグフィッシュはどうやって釣ればいいのですかね？もう、お手上げ状態ですよ(笑)
左：ストーミーマグナムTDM 右：ボルケーノグリッパー3/8oz、フリップギル5インチ
写真の2つをメインに巻きまくりましたが…何もなかったです。
それでは皆さん、また再来週お会いしましょう。
城ノ上巧（じょうのうえ・たくみ）
1974年千葉県出身。二十歳を過ぎてからバス釣りをはじめ、高滝湖で開催されているNBCチャプター南千葉では初年度で年間チャンプに。その後ホームグラウンドを亀山湖に移し、「ロクマル」だけを念頭においた独自のパターンを構築。2018年に釣った64cmを皮切りに、これまでに7本の60cmオーバーをキャッチしている。
尊敬する田辺哲男さんに「もはや次元が違う」と言わしめるほどの実力で、今日もでかバスを求め湖上へ繰り出す。好きなビールの銘柄はエビスビール。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
