『2年ぶりに再始動』あの男が帰ってきた!「冬は速いor遅いの二極です」【IT’S SHO TIME !!! 鈴木翔の霞ヶ浦レポート】

鈴木翔がルアマガモバイルに帰ってきた! 以前は府中湖のフィールド情報担当だったが、これからは茨城県・霞ヶ浦水系にチェンジ。よりパワーアップした『IT’S SHO TIME !!!』をこれからもよろしくお願いします!

●写真/文:鈴木翔

SHO is BACK! 新たなホームは茨城県・霞ヶ浦!

こんにちは! 鈴木翔です。以前は香川県・府中湖を中心にフィールド情報を発信していた当連載ですが、茨城県・霞ヶ浦水系へフィールドを変え、2年ぶりに再始動となりました。霞ヶ浦水系でのオカッパリ以外に、関東圏のレンタルボートフィールドにも通っていますので、そちらも合わせて情報を発信していければと思います!

と言いつつ、今年の初バスは帰省中の府中湖にて…。

年中、魚をストックしている規模の大きいワンド内にあるレイダウンを、ギャップジグ5g(スカート&ワームキーパー部カット)に、コイケ13mmを通し刺ししたパワーフィネスでキャッチ!

ワームキーパー部をカットすることで、わずかに軽量化しているのですが、この重さが適度なフワフワ感と操作性を兼ね備えています。

さらに、この日は他にヴァラップスイマー5.5in(+0.9gネイルシンカー)で2バイト1フィッシュ。キャッチした魚は、本湖ボディウォーターに面したディープ隣接のレイダウン上を引いてくると、下から喰い上げてきました。

ヴァラップスイマー5.5inのカラーは『アユⅡ』。チャートでは強すぎるなと感じる場面で多用するフェイバリットカラーです。フックは、Worm333の7/0(がまかつ)。

釣り上げた二本は、どちらもレイダウンに着いていたバス。満水も相まってカバーは多く、そこにいる魚を中で食わすのか?外に引っ張ってきて喰わすのか?を時間や状況に応じて、釣り分けるのが重要だと感じました。

霞ヶ浦の冬は厳しく、初バスはお預けに…。

さて、本題の霞ヶ浦水系は水温も5℃台まで落ち、一年で最も厳しい時期に突入しました。連載再開1発目なので、なんとしても釣果を! と意気込むものの、今週は完デコ…(TT) 

サイズや釣り方問わず、バスを釣ることを優先して選んだのは閉鎖水域。北水路・南水路・野田奈川をメインにしました。アシが多く群生する水域ですが、この時期の狙い所としては水面を覆うようなカバーが本命です。倒れ込んだアシや、浮きゴミなどですね。

【水面を覆うようなカバーが釣れる理由】

  • 水面を蓋するので放射冷却の影響を受けづらい(水温変動が少ない)
  • クリアアップした中で、鳥など上からの外敵から身を守れる
  • バス以外の越冬場所にもなりやすい

魚にとって安定・安心かつエサもある。これらを兼ね備えた1級カバーは多くないので、必然的に絞りやすく、集中して丁寧に釣ることができます。”広範囲を効率よく”よりも“ピンを丁寧に”が冬は大事!

釣り方も、”速いor遅い”の二極。僕がよく使用するのは、前者はリアクションテキサスリグ。後者はスモラバです。今回はリアクションテキサスリグについて、紹介させていただきますm(__)m

主に使用するワームは、ブルスホッグ3in。シンカーウエイトは7gをベースに、カバーの濃さに応じて5~10gまでを使い分けます。

あとは、ブルスホッグの逆手をカットするか否かでフォール調整を微調整! 誘い方は、水面を覆うカバーの直下でのシャクリ。もしくは、ボトムまでストンッと落としてシャクリ。

昨年の同時期、北水路にてキャッチした1本!

周囲より少し深く掘れたアシのエグレに入れ、ボトムでのシャクリで喰ってきました。フォールやシャクリで、ブルスホッグシリーズ最大の特徴でもあるスリットインパドルがブルブル!と水を掴み震え、OFFモードのバスにスイッチを入れます。メタルバイブのようなイメージですね!

昨秋にも注目されていたリアクションテキサスリグ、やる価値あると思います。

【リアクションテキサスリグ タックル】

  • ロッド:ブラックレーベル681MHFB(DAIWA)
  • リール:アルファスSV TW 800S-XHL(DAIWA)
  • ライン:アブソルートAAA 12lb.(バリバス)
  • ルアー:ブルスホッグ3in(ボトムアップ)
  • シンカー:タングステンバレットシンカーカラー ブラウン 7.0g or 8.8g(エンジン)
  • フック:DASオフセット 2/0(ハヤブサ)

アングラープロフィール

鈴木翔(すずき・しょう)

2000(平成12年)11月19日生まれ、21歳。香川県出身、茨城県在住。高度な釣りのスキルとルアーに対する確かな選球眼を持ち、その実力は川村光大郎さんも認めるところ。ボトムアップスタッフ、バリバスフィールドテスター。


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