
オフショアジギングから派生して、ひとつのジャンルとして確立されたスロージギング。このフォールアクションがキモとなるテクニカルなゲームに焦点を当てたシリーズが『グラップラータイプスローJ』で、新春を迎えるとともにフルモデルチェンジを果たす。その進化の内容とは、一体どんなものなのだろうか。
●文:ルアマガプラス編集部
6ft6inというレングスがキモとなるブランクス
【グラップラータイプスローJ】
まずは要となるブランクスだが、軽快なジャークとさらなるレスポンスアップ、そしてアングラーへの負担をさらに軽減すべく全モデルのレングスを6ft6inに統一。ティップは少々ハード気味だが全体的にはスムーズに曲がる設計で、その曲がりがジグをオートマチック感覚で跳ね上げた後、真骨頂とも言えるスローフォールでターゲットからのバイトを誘う。
ブランクスはシマノ独自のロッドビルディング構造であるスパイラルX&ハイパワーXを全モデルに投入。ネジレ強度とつぶれ強度が大幅にアップしている。
どんな握り方にも対応できるフルホールディングシート
フルホールディングシートにはシマノオリジナルのカーボン素材・CI4+を採用。軽さ、強度、感度のいずれもが向上している。
また、全モデルでベイトリールを採用し、リールシートはシマノオリジナルのフルホールディングシートを装備。これは上位機種のオシアジガーシリーズにも採用されており、2~4フィンガーのあらゆる握り方に対応するだけでなく、手のひらに乗せるだけでもホールド性が高い。これは先端の形状を細くしたり、くびれ加工を施したりすることで、フィット感の向上と疲労感の軽減を追求しているのが大きな要因となっている。
わかりやすいパワー設定でモデル選びもイージーにできる
全6種類でパワーもひとつずつ上がる6段階というわかりやすいラインナップなので、ほしいモデルがセレクトしやすいのも嬉しい。“タイプスローJ”を駆使して深海を探ってみれば、まだ見ぬ大物と出会える確率が爆上がりかもしれない!
品番 | 全長(ft.) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ジグウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | 最大ドラグ(kg) | 本体価格(円) |
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B66-1 | 6’6″ | グリップジョイント | 2 | 153.2 | 120 | 2.0 | MAX 160 | MAX 1.5 | 3 | 30,500円 |
B66-2 | 6’6″ | グリップジョイント | 2 | 153.2 | 130 | 2.2 | MAX 200 | MAX 2 | 4 | 31,000円 |
B66-3 | 6’6″ | グリップジョイント | 2 | 153.2 | 135 | 2.2 | MAX 260 | MAX 2.5 | 5 | 31,500円 |
B66-4 | 6’6″ | グリップジョイント | 2 | 153.2 | 138 | 2.4 | MAX 330 | MAX 3 | 6 | 32,000円 |
B66-5 | 6’6″ | グリップジョイント | 2 | 153.2 | 147 | 2.4 | MAX 400 | MAX 3 | 6 | 32,500円 |
B66-6 | 6’6″ | グリップジョイント | 2 | 153.2 | 158 | 2.8 | MAX 500 | MAX 4 | 8 | 33,000円 |
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