[ブルーブルー×ルアマガソルト]《コメント殺到》「こんな展開…残酷すぎる」超人気企画が復活!無骨な漢の愚直な挑戦![シーバス アウェイの洗礼]

ルアーマガジンソルトの人気企画であるアウェイの洗礼が、BLUE BLUEとのコラボ企画で復活。アングラーがこれまで行ったことがない地で、一から魚を探すリアル・ドキュメントだ。今回はしまなみ海道をホームにする、BLUE BLUEの寺岡寿人さんが登場。これまで経験値のない河川でのシーバスフィッシングに、全身全霊でチャレンジする。

●文:ルアマガプラス編集部

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アングラープロフィール

寺岡寿人

てらおか・ひさと/愛媛県大島在住。しまなみ海道の地磯がホームフィールド。シーバスをメインに青物やマダイなど季節に応じたターゲットを追う。安易に群れることを嫌い、自分だけの世界観を大事にする現場主義の孤高の狼。

アウェイの洗礼ルール

【主なルール】

  • 釣行場所はアングラーが決定。ただし、過去に釣りをしたことがない場所に限る 
  • 釣行時間は3日間(移動時間含む)現地で案内人の帯同は不可 
  • 現地に詳しい人から、電話やメールなどで情報収集することやポイントに誘導してもらうことはNG ※現地で出会った人から情報を聞き出すことはOK 
  • 6時間の連続した休憩を2回取らなければならない ※6時間休憩の間は6時間以上あけること 

【特別ミッション】

  • 60cmオーバーのシーバスを1本釣ること
  • アウトスター120S、フリッド90S/125S、スカーナッシュ120F/140F、これらのいずれかでシーバスをキャッチすること
  • 河川でシーバスをキャッチすること

実釣エリア:宮崎県

大小さまざまな河川とその河口部、各所に点在するサーフエリア、「鬼の洗濯板」に代表される地磯など、バリエーション豊かなシチュエーションが広がる。沿岸部は数十kmにもわたって続くので、アウェイのアングラーがエリアを絞っていくのは簡単ではないはず。

[Day1]しまなみ海道の狼を翻弄する「河川での釣果」というミッション

初日の11時過ぎ、取材班と寺岡さんが合流し、企画がスタート。天気は曇りのち雨という予報だ。実釣の前に、アウェイの洗礼ルールとは別の、特別ミッションの発表を行った。ミッションの内容については前項を参照。要約すると、60cmオーバーを釣ること、お題のルアーで釣ること、そして、河川で釣ることの3つ。特別ミッションがあることは事前に寺岡さんには了承済みだ。

スタッフと合流し、ここで特別ミッションのお題発表。お題があることは事前に知らされており、寺岡さんは「河川で釣る」ということはおおよそ予想していたという。

寺岡「こういうお題が来るとは思っていましたが、やっぱり来ましたね。これで一気に難易度が上がりました。ルアー的には、普段使っているものなんで問題ないですね。むしろ、ルアーを指定してくれて、やることを決めてくれるので助かります」。

難易度が上がったというのは、河川で釣らなければならないという点だ。寺岡さんはホームでは地磯の釣りをメインにしており、このアウェイでも磯場を中心にエリアを回っていくつもりだったのだ。

沿岸部を南に走りながら地磯の雰囲気をチェックしていく。しかしながら、やりたい場所のエントリー方法がわからなかったり、やりたい場所に先行者がいたりと、竿を出すまでには至らない。

この日、初めてロッドを出したのは県南に位置する広渡川の下流部。夕マズメにメッキをキャッチした。日が落ちると橋にははっきりとした明暗部ができ、下げ潮の流れも相まって雰囲気はある。しかしながら、シーバスからの反応はないまま、時間は過ぎていく。

初日にまずロッドを出したのは広渡川の河口付近。エントリーする場所を探して少し歩いたが、最終的に左岸側で釣りを開始した。

寺岡「このあと干潮までやって、そのあとどこかに移動して釣りをするよりはもう明日の朝マズメに向けて休憩したほうがいいかもしれません。真っ暗なまま、状況がよくわからない状況で動くよりは、一旦休憩しとくのも手ですね。明日の朝マズメにかけて休憩しましょう」

今回のファーストキャッチはメッキ。「メッキ自体、初めて釣りました。地元にはいないですね」。川の中央部にある地形変化とそこにできる流れのヨレでヒットした。他魚種であっても魚を釣っていくことでイメージは確実に構築していくことができる。

[Day2]上流域で出会った初めて見る銀の鱗、妄想が確信に変わるキスバイト

実釣2日目の朝を迎える。3日間の行程でもっとも長く釣りができる1日が始まった。この日、寺岡さんが選んだのは耳川という川だ。

実釣2日目にまず選んだのは耳川。下流から徐々に登っていく作戦でエリアを見てまわる。川は濁った透明度の低い青磁色をしている。前日含め、ここ数日雨が降っているので、その影響なのだろうか。

寺岡「今日はまず耳川に行ってみます。グーグルマップで見てみると、割とエントリーしやすそうだったんですよ。川沿いに道があって、それが上流域まで続いている。車を止めたらすぐにエントリーできそうだった。行ったものの水辺まで入れないとか、それを繰り返してどんどん時間が減っていくというは避けたい。だから、まずはエントリーしやすい、釣りがしやすい、という点で耳川に行ってみたいと思います」

雨による濁りで耳川自体のポテンシャルは本調子ではないと思われるが、それでも寺岡さんは徐々にではあるが答えに近づいていく。地元のの方に教えてもたった流れ込みエリアでセイゴサイズのバイトがあった。また、中流域では今回初めてのシーバスの明確なバイトを得ることができた。

寺岡「ようやく本格的なバイトに出会えましたね。ただ巻きじゃなくて、アウトスターにアクションを入れた瞬間に食ってきました。一瞬フックがかかって、ジッとドラグも出ました。サイズは50~60センチくらいですかね」

夕マズメには耳川のシーバスフィッシングにおける最上流と思われる堰にエントリー。いつ銀色の魚体が飛び出してもおかしくないほど、雰囲気に満ち溢れている。

[Day3]宮崎県がアウェイなのではない、川の釣り自体がアウェイなのだ

最終日の朝、寺岡さんの心は決まっていた。

寺岡「耳川に行きます。もうそこで最後までやり切ると思いますよ。昨日バイトがあったんで、だいぶ近づいていると思います。昨日と同じような展開をしていけば、正直、いけると思ってるので」

朝4時半にホテルロビーに集合し、耳川に向かう。地磯やサーフ、そしてその他河川には見向きもしない。昨日のバイトで完全にゲームプランが出来上がった。

ホテルから耳川までは移動に1時間半ほどかかる。また、帰宅までのスケジュールを考慮すると、昼過ぎには解散しなくてはならない。新たにエリアを開拓している時間はない。

2日目にバイトがあった場所、そしてその周辺エリアをしつこく攻めていく。体力的にも精神的にも追い込まれているが、寺岡さんはこれまで以上に集中力を高め、丁寧に釣りを展開していく。

ここまでにあった明確な反応は2日目のワンバイトのみ。そして状況は刻一刻と変化し続ける。冷たい雨はアングラーの体力を如実に削っていく。残り時間は少ない。寺岡さんは果たして、念願のシーバスをキャッチすることはできたのだろうか? 企画の全貌は、次の動画をチェックしてみてほしい。

アウェイの洗礼実釣動画はこちら


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