
鈴木翔さんは小貝川や霞ヶ浦でこの冬ナイスな釣果を上げているようす。その釣れたシチュエーションとルアー、操作方法を詳しく解説してくれました!
●写真/文:鈴木翔
小貝川でオカッパリ釣行!
こんにちは! 鈴木翔です。連載を再開してから、釣果が恵まれない日が続いていましたが、今週は複数匹のバスをキャッチすることができました(^^)/
まずは、1/22(水)。この日は、ボトムアップフィールドレポーターでもあり、当フィールド情報コーナーにて遠賀川を担当している山口諒也さんが来社。ボトムアップ事務所で開発中アイテムの紹介などを終えた後は、川村・山口・鈴木の3名で小貝川へ!
入ったエリアは、本流を避けた逆ワンド地形のプール。大きな水門が2つあるも、全体的に浅く変化も少ないのですが、バスの越冬場となっているよう。日没直前、大きな水門から続く縦護岸が斜め護岸に切り替わるコーナー部にアラバマリグをバマストで通すと、「フッ」とした違和感が・・・。
今度はルアーを見ながら、同じコースに投じると食い上げてきました。アラバマリグのセッティングは、以下の通り。
・アラバマリグ本体:ゴーストワイヤー(レイドジャパン)※ブレードを外し、ワームを装着
・トレーラーワーム:フリッシュ3.5(ボトムアップ)
・外側:JIG11Bストロングワイヤー#1(デコイ)+0.3gネイルシンカー
・内側:ツイストロックのバネ(オーナー)+0.3gネイルシンカー
ゴーストワイヤー(レイドジャパン)
鈴木翔の最軽量のアラバマセッティング!
ボクが使用するアラバマリグの中では、最軽量となるセッティングです。
軽量であることのメリットは、
①着水音を抑えやすい
②浅いレンジをゆっくり引ける
③優しくシェイク(バマスト)しやすい
平均水深の浅い霞ヶ浦水系をはじめとした、関東マッディシャローフィールドにおいて、①②は重要。近年、バマストが流行したことでバシバシと強く弾くバマストにはスレています。スモラバをシェイクするように、優しく細かく動かすのが”今釣れる”バマストかなと!
ゴーストワイヤーは、サブアームが0.9mmと他のアラバマリグに比べて細いことで、軽いロッド操作でもワイヤーがしなりやすく、ワームに伝わるアクションも優しくなります。
フリッシュは、ボディサイズのバランス&ナロー角度なシャッドテールによって、身を捩るようなロールを出しやすいのが特徴のワーム。言わずもがな、優しく細かいバマストに最適ということです。
冬爆的釣果の霞ヶ浦ボート釣行
そして、1/25(土)。この日は、WBSスタッフ仁部くんのバックシートに乗せてもらい、今年初の霞ボート!
朝は雨が降り、手が悴む1日でしたが、船中4バイト3フィッシュ! 仁部くんは、この時期の定番でもある石積みエリアで、枝の入ったゴロタの穴にコスモ2.5g+M.P.Sを吊るしてナイスサイズをキャッチ。
ボクは、本湖のシャローカバーをコスモ3.3g+M.P.Sで撃って1本と、ブレイクに刺さった鉄杭にコスモ3.3g(スカートレス)+パドチューをシェイクしながらカーブフォールさせて追加!
足元を釣るオカッパリであれば、先週紹介したフロロカーボン10lb.を合わせたベイトフィネスタックルがベストだと感じますが、ボートは狙うカバーまで距離があることが多いので、PEベイトフィネスタックルをチョイスしました。
【タックル】
ロッド:スティーズ661MFB-SV(DAIWA)
リール:SS AIR 8.1L(DAIWA)
ライン:アブソルートPE X8 1.2号(バリバス)
リーダー:スーパートラウト アドバンス ビッグトラウト ショックリーダー 3号(バリバス)
いる魚を喰わせる能力にかけては、やはりスモラバ強しですね! 水温は5℃台から脱し、6〜7℃台まで上昇しました。この日は暖かい日が続いた後の、ローライト+冷たい北風。SNSでは同日、3本4900gという釣果も目にしたので、良い日並みに当たったと思われます。
1年で最も厳しい時期ですが、フィールドに通えば良いことあるかもしれません^_^
アングラープロフィール
鈴木翔(すずき・しょう)
2000(平成12年)11月19日生まれ、21歳。香川県出身、茨城県在住。高度な釣りのスキルとルアーに対する確かな選球眼を持ち、その実力は川村光大郎さんも認めるところ。ボトムアップスタッフ、バリバスフィールドテスター。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。