新形状の“ワイドフラップ”がスゴイ…。 風を切り、水を掴むルアーが登場。新ジャンルのルアーになるか?

テールに可動式フラップを搭載するという斬新なアイデアで、十分な飛距離とベイトが逃げ惑う時に発生する後方波動の発生を両立させたフラペンブルーランナー。これをベースにさらなる飛びと泳ぎの良さを追求したモデル「フラペンウィングS85」が、この春登場する。解説はマリアスタッフの宮下さんにお願いした。

●文:ルアマガプラス編集部

フラップ幅が広がってさらにナチュラルなローリングアクション!

宮下「ベースとなるモデルのフラペンブルーランナーS85と比較して、より幅広いフラップを搭載しています。幅が広がったことで水受けがさらに良くなり、これまで以上にナチュラルなローリングアクションが生まれると同時に、狙ったレンジ&コースをトレースしやすくなっています」

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ヒラスズキを狙うような風、波ともに強い状況下では、シンキングペンシルでは押されやすく浮き上がりやすくなってしまい、理想のコースはトレースしづらい。しかし、フラペンブルーランナーS85はテールフラップに水を受けるので流されにくく、ポジションをキープしやすい。発生する波動もシンキングペンシルと比較して大きめになっている。

時化でも飛ばせるので狙ったスポットにしっかりと着弾!!

宮下「キャスト時はフラップが折りたたまれるので空気抵抗が軽減され、狙ったポイントまでしっかりと届けることができます。一方で水中ではフラップが起き上がって水を噛むので、波風が強い時化でもルアーの位置が把握しやすいのも魅力ですね。ミノーより飛んで、シンペンより泳ぐのがフラペンウィングS85です!」

磯のように突風が吹き荒れるシチュエーションでは風の方向も読みにくく、ミノーのようなリップが立ったままのルアーはそこに風の影響をモロに受けやすく、飛距離が落ちる原因にもなる。フラペンウィングS85のフラップは幅広になっても空中ではしっかり折りたたまれるので風を切り、飛距離アップにも貢献するのだ。

発売は2025年3月を予定している。

●全長:85mm
●自重:24g
●タイプ:シンキング
●フック:トリプル太軸#4
●リング:#3
●価格:オープン


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