「春が来た!」プロが教える攻略法。ミドストなど小魚系ルアーの釣りが炸裂中!釣りたい人は必見だ!

春の気配が濃くなってきている霞ヶ浦水系。このフィールドでコンスタントにビッグバスを上げ続けている佐々木勝也さんのレポートをお届け。4〜5インチワームのミドストはぜひ準備しておきましょう!

●写真/文:佐々木勝也

春が始まりつつあるカスミ水系

皆さんこんにちは! 佐々木 勝也です。

今週は霞ヶ浦水系で朝練と夕練を繰り返していました!

今週は朝一の冷え込みも緩く、日中はかなり暖かく南東など南の方角からの風も吹いたりと、暖かい1週間でした。水曜日の朝練は北浦本湖へ! この日は朝から別な予定もあり、釣行可能時間は1時間だけ。朝一1投目で、リアルスラッガーRの3.7インチアラバマでパツパツボディのナイスコンディションをキャッチ!

風裏のシャローのアシ際でキャッチでした。

アシ際と書くとシンプルなのですが、1投目で釣れる要素の詰まったアシ際で、ずーっと何もない護岸が続いているストレッチのアシの始まりなので魚が付きやすいスポットです。

ゴーストワイヤー(レイドジャパン)

スティーズリアルスラッガーR(DAIWA)。

その他リアルスラッガーRのミドストでもこの日は3バイトあり、これは明らかに『春のシャローが始まっているぞ・・・』という確信を得ました。冬でもシャローしかやらない僕が言うのもなんですが、春になると岸よりに居る個体数がやはり違うんですよね。

スイムベイトでもグッドサイズ!

そして翌日の朝練。

前日は本湖でしたが、この朝も氷点下ではなく気温が4度くらいあったので、これなら川の朝一も釣れるだろう!ということで、流入河川へ。春のカスミはスイムベイト系の釣りも非常に楽しいので、この日はスイムベイト主体で釣行でしたが、こちらもポイントに着いて1投目で極太ハイクオリティをキャッチ! 長さ、太さともに良き魚です!

ヒットルアーはカバーフックを装着したイービルシャッド!

ボトムに当てつつ、ゆーっくりと巻いてコンコン・・・ガツンッというスイムベイトらしいバイトでした。結局この後は本湖含め各所を回りましたが、何事もなく朝練終了。

この時期の流入河川はどの川でも釣れる訳ではないですが、しっかりと深みがあり比較的川の長さがある場合はバスが冬もそこで越冬するケースが多々ありますので、今狙うならそういった川ですね!

そしてその翌日の朝練は北浦本湖へ。

この日は朝から風も無風、もしくはそよ風レベルと非常に弱かったので、比較的アピール力を抑えた釣り=ミドストメインで釣行。ルアーはリアルスラッガーRに1.8gのジグヘッド(レンジローラー)の組み合わせです。

もちろんオンリーシャローで攻めて行きますが狙いどころとしてはアラバマでアプローチするような近距離もしくは足元へのアプローチ。リアルスラッガーRをしっかりとロールさせて誘っていくと下から食い上げてくるという釣り方ですね。

アシ際、巾着、護岸などに丁寧にアプローチしていき、30後半〜45センチくらいのを3本キャッチ!! 朝練だけで3本は上出来です。

しかも2キャスト連発キャッチもあり、どれだけこの釣りがハマっているかが分かる釣果でした。食い上げてくるところも近距離であれば見えるので、楽しい釣りの一つですよ!

パワーミドストにベストマッチのBLX S69ML-ST

4〜5インチクラスのミドストは晩秋〜春のカスミのスタンダードの釣りになると思うので、それに合ったロッドセレクトが重要です。以前も紹介しましたが、使用しているロッドはブラックレーベルのS69ML-STです。

4〜5インチクラスのミドストとの相性の良さはもちろんですが、近距離ゆえに、掛けにくさがどうしてもある釣りだと思います。しかし、このロッドのソリッドティップは様々なルアーにフィットする汎用性を持ちつつも、掛かりの良さを両立しており、この釣りには欠かせない1本になっています!

それでは今回はこの辺で・・・また次回お会いしましょう!

佐々木勝也(ささき・かつや)

茨城県・霞ヶ浦水系で圧倒的な釣果を上げ続けているスーパーロコアングラー。全国のフィールドにも積極的に足を運んで武者修行を怠らない。最近は房総リザーバーでのレンタルボート釣行にも力を入れている。

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