「“本湖のモンスター級”が動いているかも…」「これ以上は限界でした」手の感覚がなくなる極寒。デカいヤツを狙って釣りをしたが…

佐々木勝也さんの三島湖釣行の様子をお届け。この日は極寒の寒さで、モンスター級が動いている可能性が高いと感じたそう。ただ、あまりにも寒すぎて…?

●写真/文:佐々木勝也

モンスター級が動く…?極寒のなかパターンを掴んで5連発!

皆さんこんにちは! 佐々木 勝也です。 

今週は月曜日に雨の三島湖へ釣行!!  ボートのセッティングを完了して残りの荷物を車に取りに行こうとすると…、あれ!光大郎さんがいる(笑)。お互い約束している訳ではないのですが、不思議と三島湖で一緒になることが多いです! 

この日は雨量はそれなりなものの、朝だけ気温11度の暖かい雨が降るも、7時くらいから爆気温も急降下し、 途中から極寒かつ爆風 というフィールド状況でした。そのため恐らくは朝一のみがチャンス大で、そこからはどんどん厳しくなっていくだろうという予想の元で釣行をスタート。 

雨ならば川筋に入るのがセオリーですが、本湖のモンスター級が動いている可能性も高いのでは?と思い本湖へと突撃もあまり雰囲気なく、これは朝一から外したな…。ということで、川筋へ! しかし、時既に遅く、川幅が細い上流には先行者の方がいて断念…。この時点では1バイトだけ。 

爆風かつ真冬並みの寒さになり、これは完全に外したと思ったのですが、これだけ爆風でしかも気温が2度くらいまで急降下した状況だと、川筋を含めたメインチャンネルよりも、流れを避けたエリアかつ、明らかに魚が嫌がるであろう爆風を避けれるワンド形状になった下流の本湖の沢は、まだ生きているかも!?と考えました。下流へ降り三つ沢やロクロウ沢など、各沢を狙っていくと、一気にバイトラッシュ!! 

44〜47センチを5本キャッチでした! 寒さの影響か、ショートバイト多発だったため、10数発食ったもののキャッチできたのは5本でしたが、これは完全にパターンを掴んだ感じ。 

ちなみにヒットルアーは全てBHカバージグSS8gにピッグダディの組み合わせのジグストでした。BHカバージグのカラーは沼ザリというカラー。三島でも豊英でもこのカラーがお気に入りです。

ちなみに、下流域はクリアアップしていたため、水中に入っているレイダウンや崩落が目視できており、ただただジグストした訳ではなくレイダウンの形状に合わせてジグを這わせるようにカーブフォールさせながらジグストさせるというのがハマりました。昨年房総リザーバーに通っていて、魚のテンションがそこまで上がらない雨の時に、このカーブフォールさせながらのジグストがハマったことがあったので、今回もやってみると案の定ハマってくれました。 

雨で川に流れと濁りが入る状況だと大体川筋に突撃してある程度キャッチして終了というパターンが多いのですが、雨パワーがマイナスに転じた状況でのエリア選びなどちょっと新しい引き出しを手に入れることもでき、個人的には釣果は微妙でしたが、内容が良い釣行だったな、と感じています。 

手の感覚がなくなり早上がり…

5本目をキャッチしたところで、手が寒さのあまり冷えすぎてハンドランディング不能になってしまったので早上がりしました。するとこの日出船した皆さんは既に上がっており、この日の天気の過酷さを物語っていました。僕もよっぽどのことがない限り早上がりしないのですが、この日は10時くらいで心の中では限界でした…。結局それでも14時まではやったのですが(笑)。 これ以上は無理でした。

ちなみに光大郎さんも同じく5本キャッチで、ビーブル等でキャッチしていましたよ! 僕もスピナベは投げていたのですが、不発でした。 

それでは今回はこの辺で・・・また次回お会いしましょう!!

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佐々木勝也(ささき・かつや)

茨城県・霞ヶ浦水系で圧倒的な釣果を上げ続けているスーパーロコアングラー。全国のフィールドにも積極的に足を運んで武者修行を怠らない。最近は房総リザーバーでのレンタルボート釣行にも力を入れている。

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