【3分で読めるレンタルボートの基本】バス釣りのレンタルボートってどんな風に準備すればいいの?

レンタルボートは敷居が高い? いえいえ、操作方法を覚えていくつかの点に注意すれば、ボートの釣りはとても快適だし、エレキセットをレンタルしているフィールドもある。ここではレンタルボートでバス釣りを楽しむための基本をご紹介。ぜひ挑戦してみよう。

●文:ルアマガプラス編集部

受付

まずはレンタルボート店で受付を済ませる。免許不要艇以外に乗るときは船舶免許を提示する。釣果情報をチェックしたり、初めての場所では禁止エリアや注意点などを聞いておくとよい。

ボートの種類

各々のスタイルに合ったボートをチョイス
14ftは安定性が高く、広いのでふたりで乗るならこちらがおすすめ。12ftは主にひとり乗り用で、14ftに比べると安定に欠けるが機動力が高い。10ftは免許不要で乗ることができ、安定性も高いのでビギナーにおすすめ。

12ft(ローボート)

ボートセッティングの流れ

①ドレンを締める
レンタルボートの後部にはドレンという水抜き穴があり、乗る前は開いている。専用のドライバーが置いてあるのでしっかりと閉めよう。

②バウデッキをセットする
エレキをボートに固定するためのバウデッキを船の先端に取り付ける。船に対して真っ直ぐに取り付け、外れないようにしっかり固定。釣りの途中も緩んでいないかこまめにチェックする。

③デッキを載せる
ミドルデッキ・ハイデッキを使う場合はこの段階でセット。エレキを踏むときの姿勢が楽になるし目線も高くなるのであると便利。下に発泡ブロックを敷く必要があるタイプも多い。

④エレキモーターをセットする
エレキのペラが水面下30cmほどになるようにセット。固定するネジは落としやすいので注意しよう。配線ケーブルは船底に通しておく。

⑤バッテリーを繋ぐ
ケーブルはプラスが赤でマイナスが黒なので間違えないように。バッテリーはとても重たいので、前後左右の重心バランスが取れるようなボートの位置に配置する。

⑥荷物を載せる
ロッドやタックルボックス、そのほかの荷物は最後に載せる。安定性が増すラダーやロッドを並べておけるハンガーバーを設置するアングラーも多い。

ボートに乗り込むときの注意点

乗り込むときはバランスを崩しやすく、落水の危険もある。なるべくボートの中央付近に足を置いて乗り込むと左右に揺れにくい。エレキやバッテリーなど重たいものを運ぶときは特に注意しよう。

ボートセッティング例

最初は少し時間がかかるが、慣れればスムーズにセットできるはず。エレキ、デッキ、バッテリー、魚探など、費用はかかるが徐々に揃えていきたい。一式をレンタルできるボート店もあるのでそれを利用するのもおすすめ。

ペダル

ロータリースイッチはエレキモーターのスピードを調節するダイヤル。数字が上がるごとに速度が上昇。モメンタリースイッチ(マイクロスイッチ)は踏み込むことでペラが回転する。メーカーによってスイッチの位置などは多少異なる。

トグルスイッチ

●モメンタリー:モメンタリースイッチを踏み込むことでペラが回転し、離せば止まる。
●OFF:電源オフのモード。釣行後は忘れずにオフにしておく。
●コンスタントモード:常にペラが回転し続けるモード。長い移動時などに使う。

フットコンエレキの操作方法

ペダルを前後に傾けることでエレキモーターのヘッドが回転する仕組み。ペダルが水平の位置で直進し、前に踏み込むと右方向にシャフトが回転、後ろに踏み込むと左方向に回転する。操船は船の向きや進み具合を見ながら徐々に慣れていこう。

自由で気ままに釣りができるレンタルボートはバスフィッシングをより豊かなものにしてくれるはず。レンタルボートでしか釣りができないフィールドもあるので、ぜひ挑戦してみてほしい。

※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。