
イカメタルと同様に親しまれているオモリグだが、アタリが取りにくかったりライントラブルしやすいという側面もあった。そんな悩みを解消する専用エギ『ホバー』が登場。使いやすさの秘密は、どうやら背中のフィンにあるようだ。
●文:ルアマガプラス編集部
オモリグでの使用感を追求した専用エギ『ホバー』が登場
イカメタルから派生したオモリグは、スッテは使わずオモリとエギを使用してケンサキイカなどを狙う釣法だ。オモリを使うリグなのでオモリグと呼ばれるようになった。
オモリを三又サルカン(もしくは親子サルカン)に装着し、もう片方から枝糸を出して、その先にエギを装着。枝糸の長さは約1〜1.5mほどに設定する。自然に漂うような動きが演出できるため、大型のケンサキイカを有利に誘うことができるのがオモリグの特徴だ。メタルスッテにはできない、スローな誘いができるのがオモリグである。
このオモリグ専用のエギがホバーだ。イカのアタリを感じやすく、安定性が高く潮の速い緩いに関わらず使いやすいエギになっている。
●サイズ:2.5号 ●重量:約9g ●単体での沈下スピード:約8秒/m
ラインテンションと安定性をもたらす「ホバーフィン」
オモリグはオモリとエギが離れているので、イカのアタリが非常に取りにくい。また、枝糸が長いためエギと道糸が絡むというトラブルも多い。ホバーはそんな不満を解消するため『ホバーフィン』を搭載。
ホバーフィン
背中にフィンを搭載することで潮の流れを素早くとらえることが可能。ラインをまっすぐにして適度な角度で漂う「ホバリング状態」を演出し、ラインのテンションが張っているのでイカのアタリがアングラーに伝わりやすくなっている。そして、ラインがエギに絡むというトラブルも激減している。このホバーフィンがあることで緩い潮から速い潮まで、幅広い潮流でも安定した水中姿勢を保つ。
ラインが張るためホバリング状態を作り出す
イカの捕食本能を刺激するスイッチベリー&ウォームジャケット
ホバーの腹部にイカの見やすいバイトマーカーを搭載。発光色「490グロー」を採用しており、水中でしっかり存在感をイカにアピール。オモリグは下から上に誘い上げる釣りのため、下から追尾するイカにはここにバイトマーカーをセットするとより見やすくなるのだ。
また、太陽や集魚灯の光を吸収して蓄熱するウォームジャケット仕様になっている。ベイトフィッシュに近い温度でイカにアピールすることで、よりナチュラルに誘うことができる。
発光色「490グロー」のバイトマーカー
ウォームジャケット
カラーラインナップは6色展開
カラーはグロー系が2色、ケイムラ系が2色、パープル系、レッド系の6色がラインナップ。どれも腹部とカンナ部にはグローが施されている。
オモリグ・ファンにとっては大注目のホバー。アタリが取りやすくトラブルレスなこのアイテムをぜひ使ってみてほしい。