ハイシーズン到来!? 色んなルアーで釣れる戸面原ダムをオリキンさんが楽しむ

関東のブラックバスフィールドを中心に活躍する、エキスパートアングラー折金さんの連載「つきぬけろ! オリキンもばいる」。今回はハイシーズン真っ最中の戸面原での釣行レポートです。

●文:ルアマガプラス編集部

今回は戸面原!ハイシーズン真っ只中のバスの状況は?

例年の梅雨入りは関東であれば6月には入ってからですが、週間予報ではぐずついた天気マークが続く模様。5月は風が強かったり、雨続きで、すっきりした青空のもとで釣りが出きる日が少なかったです。梅雨入り前くらいはと思いますが、なかなかそうはならなそうです。

先週は久しぶりに戸面原へ。房総リザーバーの中でも、比較的コンパクトな湖ながら、バスの反応は良く、様々なルアーで反応が得られる印象のフィールド。他がちょっと厳しめのタイミングで訪れる事が多かった戸面原ですが、今回はハイシーズンど真ん中の5月中下旬はどうなのか?と思って行ってみました。

他の房総リザーバーと同じく、戸面原もポストど真ん中のようで、直近の釣果は同じくちょっと厳しめとの話。朝は下流へ行って、時間いっぱい使って2つの上流までざっと流していきました。魚探に映るヘラブナは固まっておらず、乗っ込み後でバスで言うアフターな感じ。

動きが少なくボーっとしているようです。バスも同じくボーッとしている個体もたまに見られました。ただ回復しているのも多くいて、激しいボイルにも遭遇。

驚きのフィーディングスピード!? 仕留めるのが難しい…

圧巻だったのがスクールで居る個体。場所によって規模は違うのですが、5匹から15匹くらい。高速でシャローに入っていき、フィーディングして直ぐに出る様は驚きました。フィーディングするスピードはなかなかお目に掛かれないほど。

バンクの少し外側を高速で回遊して、気になる場所だけ一瞬シャローに入ってフィーディング、直ぐに出て再び高速回遊。しかも40~50弱のコンディション良い個体がほとんどだったので、どうにか仕留めようと粘りましたが、なかなか反応させられず。

フィーディングしている時間がほんとに一瞬で、フィーディングしてから投げていては遅い感じ。先にフィーディングするスポットを想定して投げておかないと間に合わないくらいです。恐らく食べているのは子ギル

2、3センチくらいの個体だと思われます。このような特定のエサを食べる偏食気味な嗜好とスピードあるフィーディングが釣りを難しくしていました。また対策して挑みたいくらいです。

その他は普通にノーシンカーでポツポツ。ドライブクローラーやサイコロラバー、ドライブスティック等をバンクに投げるも良し、タテストでも良しでした。

SSギル3.6インチのフリーリグ。ギルワームも反応出てきました。

新作の虫でもバイト多数。季節が進んで水面を意識してくれば期待大です

雨あとだったので、インレットは水量がありましたが、あまりバスは居ない感じ。気にしているようなバスであっても、直接は差さずに少し避けてポジションをとっているようでした。上流も同じく、最上流ではなくその一歩手前。具体的に水深で言えば水深2mがしっかり広がっているエリア。そこから先は鯉以外の魚は多くは見かけずでした。

本湖は様々なバスが居るようです。スポーニングに絡んだ個体、フィーディングしている個体も居るようです。晴れていても風が吹けば、巻物にも反応がありました。ウィンディーサイドでハイピッチャーに連続バイト。

強風の日は巻いた方が得策。3/8ozは丁度良い2~3m位を流すのに最適。

中型ながらコンディションの良い個体が多かった事からも、季節が進めば更に楽しい釣りが出来そうです。ギルネストも少し出来ていたので、大型のバスがつくかは分かりませんが、また近々行ってみたいと思います!

こちらも一足早く到着したので、試しに行くのが楽しみです。

ではまた次回!

アングラープロフィール

折金一樹(おりかね・かずき)

ホームの房総リザーバーで培ったテクニックはボーダレス。DAIWA、O.S.Pプロスタッフ。自身のYouTubeチャンネル「オリキンちゃんねる」では、オリジナルの動画コンテンツを積極的に配信中。

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