折金一樹さんが『バスフェス多々良』に参戦!キーワードは“マッチ THE エビ作戦”?

関東のブラックバスフィールドを中心に活躍する、エキスパートアングラー折金さんの連載「つきぬけろ! オリキンもばいる」。今回はバスフェス多々良に参戦!バスの反応はかなりシビアだったようですが、果たして結果は・・・?

●文:ルアマガプラス編集部

バスフェス多々良参戦!プラの状況は?

6月1日はバスフェス多々良で群馬県多々良沼に行ってきました。上州屋さん主催のイベントで、参加メーカーも多く、毎年開催されていて大変盛り上がるイベント。今回はオリキンちゃんねるで正式にオファー頂き、参戦動画も撮らせて頂きました。

フル満水の多々良沼は初めてなので、前日も少しプラで出ました。前日はソコソコの雨、当日は晴れ予報だったので釣果は参考にならずですが、ボートは3回目なので景色や地形など、雰囲気だけでも確認できればと出船しました。狙いのエリアは下流と本湖

他には流入河川もありますが、単純にもともと川は流れが強く、前日の雨が更に流量を多くするのは明らかだったので、季節的に合ってないと判断。もっと夏寄りのタイミングであれば、突入プランも考えたかもしれません。ルアーはハードベイト中心。季節感を探る目的と、バスの濃淡、ポジジョンを理解できればという選択です。

一通りまわってみて全くバイトやチェイス無し。魚探上で追ってきたかな?というのが1回と、エビを追うようなバスっぽいボイルに2度遭遇したのが唯一の手掛かり。雨は冷たいながら降り始めだったので、一瞬はフィーディングモードに入って、反応はあるかなと思っていましたが、期待はずれでした。

この事からスポーニングからの回復はまだ時期尚早。ガンガン食って来るどころか、雨によって著しく活性が下がっているような感触でした。

そして本番。

ボート部門は20数名、オカッパリは70数名、合わせて100名弱。結構な人数です!競技はデカバス一本のデジタルウェイン方式

先ずは下流。下流に入った人はもう見えなかったので、入り口をチェック。地形変化やバンクの構成も多彩なので良い場所である事には間違いないはず。しっかり撃っていきます。そして徐々に中へ

まだローライトだったので、今度はラウダー70。プアなバンクながら軽くインサイドバンクでアフターのバスが好みそうな雰囲気。モノが少ないことで、フィーディングに入っていればトップでしっかり引っ張り出せそうです。

下流はこんな感じ。ボートが真ん中だと両岸を撃てます!

しかも前日にボイルと遭遇したストレッチ。そして5、6投したくらいでバイト!しかし食い方が浅く、ロッドポジジョンも悪かったことで痛恨のバラシ。ですがこれは、ルアーを変えてから数分の出来事。まだチャンスはありそうか・・・と思いきや一通り流し終えてノーチャンス。

ただ、バイトがあった事が貴重でもう一回やる価値があると判断!向きを変えて折り返します。ルアーは同じラウダーでいくか悩みましたが、案外透明度もあり、狙っている水深がそもそも1m。そこでモノは試しとサイコロラバーのノンソルトにネイルシンカーを0.3g。

シャローマッディフィールドでも案外いけるんじゃないかとマッチTHEエビ作戦です。ブレイク付近に投げて平行引き。チョンチョンしながら引いてくるだけです。そして数投目。

急な重量感。待望のバスでした。慎重にランディングして測ると36センチ。厳しい中貴重な1本で久々に痺れました。

歓喜の1匹、ホントにこういう時は何センチでも痺れますね。

そして残り1時間ちょっとで、本湖勝負。一矢報いる1本と思って気になる場所をランガンです。そして最後、もう残り5分で殆どの船が帰着に向かう中、ガツンとハイピッチャーが引ったくられますが、、、続きは動画で!

そして、結果はボート部門が僕をいれて6名がバスをキャッチ。そしてなんとオカッパリは全滅。予想以上に厳しい状況であったようです。ただキャッチした方のお話は納得の展開。釣るべくして釣られている。そんな印象でした。バスフェス多々良は熱意ある有意義なイベントでした。またメーカーブースに足を運んで頂き、お話しさせて頂いた方にも深く感謝。

抽選会ではオカショーとプチトークショー。 [写真タップで拡大]

最後までお付き合いありがとうございました。 [写真タップで拡大]

また意義あるイベントを開催して頂いたスタッフの方にも心より感謝致します。難しいながら釣れた時は格別の1本となる多々良沼。また行きたいと思います!

ではまた次回。

折金一樹(おりかね・かずき)

ホームの房総リザーバーで培ったテクニックはボーダレス。DAIWA、O.S.Pプロスタッフ。自身のYouTubeチャンネル「オリキンちゃんねる」では、オリジナルの動画コンテンツを積極的に配信中。

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