【カスミのスーパーロコが語る!】交換パーツでルアー2個分⁉ O.S.P待望のクローラーベイト遂に登場!!

【カスミのスーパーロコが語る!】交換パーツでルアー2個分⁉ O.S.P待望のクローラーベイト遂に登場!!

ついにO.S.Pからクローラーベイトが登場する。プロデュースを担当したのは霞ヶ浦のスーパーロコ、北田朋也さん。実に10年近く温め続けてきたアイディアが形になり、渾身のハネモノに仕上がった。

●文:ルアマガプラス編集部

北田朋也
きただ・ともや/霞ヶ浦水系の近隣に住む地の利を生かし、年間300日以上の釣行数を誇るスーパーローカルアングラー。その腕前は多くのプロアングラーも認めるところ。好きな釣りはトップウォーターとラバージグ。

ロマンス(O.S.P)

●全長:92ミリ ●重量:約38グラム ●カラー:9色 ●フック:ケンクロー#1、#2フェザー(ハヤブサ) ●付属品:デッドスロー用ウィング ●価格:3850円(税込み)

北田朋也さんのこだわりが詰まった、絶妙サイズのクローラーベイト。デッドスロー用ウィングが付属し、幅広い速度域に対応できるのでサーチにも食わせにも完全対応。泳ぎ出しから足元まで、レスポンスよく釣れるアクションでアピールし続ける。

オリジナルとデッドスローの2種類のウィング

オリジナルウィングは幅が広くて短いのが特徴で、デッドスロー用ウィングは細くて長い。素材はともにアルミの0.8ミリを採用。「1つのハネではやはりデッドスローと速巻きの両方はまかなえなかった。ですので、無理を言ってデッドスロー用のハネを付属してもらうことにしました」。

オリジナルウィングはサーチ、デッドスローウィングはピンスポットで

通常のウィングはテンポ良く歩きながら護岸などを素早くサーチしていくような釣りにピッタリ。一方、デッドスロー用はアシやクイ、立木などピンスポットをネチネチと誘っていくのがおすすめ。「どちらも足元まできっちり巻いてきてください。最後の最後で出たりしますよ」。

ウィング取り付け部

ウィングのリグはネジとヒートンで固定。微妙なウィングの調節も簡単にできる。ウィングの交換はドライバーひとつで素早く作業することが可能だ。

ジョイント部

ボディを2連結にすることでアクションに『ねじれ』や『くねり』が追加され、より生命感がアップ。カバーなどにぶつけたときの衝撃を吸収する効果もあり、1ピースボディに比べ壊れにくくなっている。

ベリーアイ

腹部にはアイを設置。ここにブレードをつけるなど、アングラーが自由にカスタムができる。「邪魔にならないんだったら、あったほうがおもしろいと思ったので採用しました」。

状況に応じて使えるサーチ&スローの2種類のハネ

O.S.Pからついに発売されるクローラーベイト、ロマンス。開発の経緯は10年ほど前まで遡る。

「自分は昔からルアー開発に携わりたいという思いがありました。トップウォータールアーが大好きなので、O.S.Pのスタッフになった当初からこういうクローラーベイトが作りたいって提案していたんです。でも、これまでO.S.Pにはハネモノのラインナップはなく、メーカーとしても開発の着手に慎重になっていた部分はあったと思います。それで5年くらい前から本格的に開発が進んでいった感じですね」。

まず特徴的なのが、交換用のウィングが付属されている点。

「スローから高速までオールマイティに使えるモデルと、いわゆるデッドスローモデルの両方が欲しかった。それを1つのルアーで対応できるモデルを目指していろいろテストしたんですが、やはり両方ができるハネを作ることは難しかった。だったらもう2種類のハネを作ってしまおうということで、セットでリリースすることにしたんです」。

最初からついているオリジナルウィングはワイドで短い。デッドスロー用のウィングは細く長い形状になっている。

「オリジナルはウィングに幅があって、高速で巻いてボディが傾いてもハネが水面を飛び出ず、しっかり水を掴んでくれます。このハネのおかげで、足元まで引いてライン角度がついたときでも、しっかり動き続けてくれます。足元でのバイトも多いですよ。デッドスロー用は幅が狭くて、長くなっています。これでゆっくり引いてもボディを揺らしてくれるようになっています」。

ストレスなく釣りができる細部にわたるこだわり

ボディ前部は体高があるファットな形状で、ジョイントよりうしろは細く反り返るようにデザインされている。

「ハネモノは着水時に裏返ることが多いのですが、ロマンスはそれを軽減しました。着水時で裏返ってしまうと、巻きはじめが遅れますし、着水後のバイトを逃してしまう。これをボディ形状やウエイトバランスで解消しているんです。ボディはO.S.P独自のハニカム構造を採用。薄いながらも強度があって、それでいて高浮力。浮力をしっかり確保できるのでアクションレスポンスが上がって、泳ぎ出しもいいですよ。ストレスなく釣りが続けられる基本性能の高さにはとことんこだわりました」。

ボディは後方部がジョイントになっている。

「ジョイントにすることで、『ねじれ』や『くねり』が加わってアクションが柔らかくなります。また、カバーなどにぶつけたときの衝撃を吸収してくれて、壊れにくくなっていますよ。1ピースボディもいろいろ試したんですが、ジョイント構造にしたほうがメリットが多かったですね」

ずばり、ロマンスはどのように使ったらいいのだろう?

「スポーニングから回復する夏くらいまでは、デッドスロー用ウィングでピンスポット、小場所をスローに攻めてもらえたらと思います。広範囲にサーチしたい場合は、オリジナルウィングで素早く巻いてくるのもありですね。自分は動きが破綻する一歩手前のハイスピードで巻いてくるのが好きですね。何度も通していくというよりは、ランガンしながらどんどん投げて巻いていったほうがいいです。ただ、1投目で食ってくることが多いので、ここはいるぞ!っていう場所は、最初から集中して狙ってください」。


最後に、ロマンスという名前の由来は?

「最終的には開発の方が決めたコードネームがそのまま名前になりました。自分が100個くらい提案した名前は全部却下されましたよ(笑)」。

カラーラインナップ

使い込むほど釣果に差が出る9色展開

シルエットが出るブラック系、光が通るクリア系、小魚を模したフラッシング系、カエル系など9種類をラインナップ。KTDリアクションフラッシュは北田さんがどうしても入れたかったカラー。「イナッコボイルに対応するためのカラーですね。クローラーベイトは小魚の群れも演出できるんですよ」。

マットブラック

ピンクバックブラックテールグロー

KTDリアクションフラッシュ

ピンクバックゴースド

セクシーチャットバックゴースト

ツレスギル

クリアクリスタル

マイティフロッグ

トノサマガエル

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