
貴兄は今巷で話題の新鋭バスタックルブランド『HAKAI』をご存知だろうか。台湾に本社を構え、国内ではこの4月に北九州からベイトリールとバスロッドを同時発信したばかり。その真の威力とは如何に。ここではそれらタックルの開発にも携わったHAKAIアングラーの橋本大和さんの使用感と共に紹介しよう。
●文:ルアマガプラス編集部
橋本大和
はしもと・やまと/宮崎県出身・福岡県在住の九州男児、1999年生まれの弱冠25歳。愛称は「ヤマト」。ビッグ&スイムベイトを主軸として常に1ビッグを狙うパワーゲーマーで、現在は遠賀川と柳川クリークをホームに日々サーチ&デストロイ。元自衛隊員というタフなキャリアを持つ一方、底抜けの明るさで周囲を笑顔にするナイスキャラだ。
HAKAI ロープロファイルベイトキャスティングリール[okuma]
軽さと強さが共鳴するアンダー170グラム!独自スプール構造による遠投性能に注目
この4月にokumaが国内マーケットへ送り出したのがHAKAIブランドのロープロファイルベイトキャストリール。マグネシウム合金を採用して強度と軽さを実現したコンパクトボディには、独自構造のシャフトを組み込んだ超軽量スプールを載せ、比類なき遠投性能を発揮。また大型ドライブギアによる確かな巻きとMAX9キロのドラグ力はモンスターに主導権を与えない。
ギア比8・1のハイギア左巻きベイトリール・HDT101X-Aが170グラム。1/4オンスから1・5オンスまで自在に扱えるロッド・HK-C70MHが120グラム。そこにラインの自重を含めても300グラムに満たない。驚異的な数字だ。
「軽さの一方で、このリールが凄いのはドラグ力でMAX9キロ!強い釣りでも問題なく使えるだけでなく、ロクマルが来ても何ら不安はありません。遠賀川で本気でロクマルを狙っている先輩HAKAIアングラー・池田和也さんも溺愛するモデルです」
6.2、7.3、8.1のギア比に左右ハンドルの計6モデルに、8.1ギアのシャロースプール付き左右2モデルを加え全8モデルで登場。いずれのモデルも耐腐食コーティングされたマグネシウム合金構造・LITECASTを採用して、究極の強度と軽量性を実現したコンパクトボディに仕上がった。
ブレーキはマグネット方式。外部ダイヤルで微調整可能
サイドプレートは内側を上部に回転することで取り外せる。ブレーキシステムはマグネットブレーキ構造で、外部調整ダイヤルによるキャストコントロールが可能。
「通称:ボールペンシャフト」が初動レスポンス&遠投性能の向上へ
肉厚0.4ミリ、外径Φ33ミリに仕上げたチューンドスプール『FLITE SPOOL』はベアリングを含め自重はわずか9.5グラム。スプール回転の立ち上がりに優れ、近距離でのレスポンスの高さのみならず遠投性能にも直結。そのキーとなるのが中空ステンレス鋼シャフトFLITESHAFT』。両端に圧入された精密SUSボールがサイドプレートと1点で接触することで、よりスムーズかつ滑らかな回転を実現している。
90ミリアルミニウムハンドルアーム+EVAハンドルノブ
ロングハンドルに加え、軽量かつ握り込みやすいフォルムのEVAノブを搭載することでパワフルな巻きを実現。まるでオプションかのようなパーツを標準装備している点に注目だ。
ユニバーサル直径インジケーター
C-40Xカーボナイトスタードラグの直下には、収納したラインの太さがひと目でわかるユニバーサル直径インジケーターを配置。ゲージを回転することで、巻き替えたラインのポンド及び号を表示できるスグレモノだ。
Φ42ミリ大型ドライブギア/MAX9キロのドラグ機構
ドライブギアにはΦ42ミリの オーバーサイズ硬化マシンカット真鍮ギアを採用。力強く滑らかな巻きを約束。ドラグ機構にはマルチディスクのステンレススチール&カーボンのハイブリッドワッシャーを採用して、バス用ベイトリールとしては破格のMAX9キロをマーク!
HAKAIスピニング 2026リリースに向け鋭意開発中!
HAKAIシリーズのリールはベイトだけじゃない! 来季発表に向けスピニングも橋本さんが現在テスト中。現時点で確認できているのは2500番
台ということだけ。はたしてどんな仕上がりを見せるのか、乞うご期待!
HAKAI ロッド[okuma]
誰もが自身のスタイルで楽しめる。全9機種をラインナップ!
誰もが自分のスタイルで存分に楽しめること、それが『Anglers Style』というHAKAIロッドのコンセプト。バスフィッシングのベーシックから最先端メソッドまでを網羅したスピニング4+ベイト5=全9機種をラインナップ。いずれのモデルも東レの最新鋭カーボン素材・トレカT1100Gを採用して、トルクのある強靭なブランクスでありながら軽量化を両立している。
ヤマトのピックアップインプレ
HK-C70MH
「まず軽くて操作性が高い。そして、復元力が高いブランクス特性は、ルアーの自重を乗せてしっかり曲がり込んで遠投できて、精度の高いキャストにも貢献してくれます」。
スイムベイト&ビッグベイトや羽根モノなどの大型ルアーのバイトを弾かない一方で、強靭なバットパワーは各種ワイヤーベイトからテキサスやフリーリグを始めとするワーミングにおいて確実なフッキングを可能にする。
「僕のフィッシングスタイルには欠かせない1本です」。
HK-C72H
「5グラムフリーリグから4オンスクラスのビッグベイトまで扱いやすいヘビーバーサタイルモデル。Hパワーを感じさせない圧倒的な軽さに加え、繊細なティップはワーミングでの操作性が高く、羽根モノを始めとする大型ルアーではバイトをしっかりと受け止めて乗せてくれます。ヘビーバットで太軸フックでもフッキング性能は抜群。モンスターに主導権を与えずランディングへ持ち込めます」。
HK-C64ML-UFR
「巻きのハードベイトスペシャルモデル。UFRとはグラス素材のティップとカーボン素材のベリー~バットを継ぎ目なく繋ぐ独自の構造です。しなやかで先重りのないティップは食い込みよく魚の動きに追従してバレにくい一方で、張りのあるベリー~バットは高精度なキャストを実現すると共にワイヤーベイトでもしっかりとしたフッキング性能に貢献します」。
HK-S66L
「しなやかに曲がり込むブランクスで、ライトリグ全般から小型ハードベイトまで守備範囲が広いバーサタイルスピニング。キャスタビリティが高く、大型とのファイトにも安心のテーパーです。ミドストやネコリグ、ジグヘッドワッキーなどから、シャッドや小型トップまで使用範囲は多彩。HAKAIスピニング最初の1本におすすめです」。
セパレートグリップ&フックキーパー標準装備
スピニング、ベイト共に全モデルがセパレートグリップを採用して操作性の向上と軽量化を両立。リアグリップへと繋ぐ付け根には移動時にルアー&リグをセットできるフックキーパーを標準装備。
ベイト…Fuji TCSシート
スピニング…VSSシート
ベイトモデルは操作性とホールド性と兼ね備えたダウンロック、スピニングモデルはシェイク時のブランクスタッチが可能なアップロックを採用。ベイトのフォア、スピニングのリアには独自のパーツデザインを組み込んだ。
Fuji Kガイド・アルコナイトリング
ベイト、スピニング共にガイドはライントラブルを軽減するKガイドを採用。リングには実釣において必要十分な強度を保つアルコナイトを選択した。
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