浅いレンジを攻める!小さいシルエットで食わせる!軽くなったブレーデッドジグだからこその強みとは

浅いレンジを攻める!小さいシルエットで食わせる!軽くなったブレーデッドジグだからこその強みとは

10 Years Standardの信念のもと、10年先も釣れ続けるクオリティを絶対条件に、少数精鋭の新製品をリリースし、ラインナップを拡大し続けるルアーメーカー、O.S.P。近々リリースされる注目アイテムから、メタルブレードジグのNEWウエイト2モデルをピックアップ。その実力を岡田翔生さん、加藤栄樹さんに聞いてみた。

●文:ルアマガプラス編集部

岡田翔生
おかだ・しょうき/ O.S.P社員。開発陣に最も近い釣り人として、アイテムの完成に携わる。オカショーの愛称でオカッパリを中心に各種メディアやイベントで活動中。ホームは印旛沼水系。2001年生まれ。 [写真タップで拡大]

加藤栄樹
かとう・えいじゅ/ O.S.Pプロスタッフ。8歳でバス釣りに出会い、17歳でNBCチャプターに参戦し、現在はJBTOP50で活躍中の若きトーナメンター。ホームは霞ケ浦水系。2000年生まれ。 [写真タップで拡大]

細やかな軽量化の意図とその使い方

「既存のプラスチックブレードが搭載された『BLADE JIG』から、金属製のメタルブレードを搭載し、各パーツの基本性能をより高めたことにより完成した新世代スタンダード・ブレーデッドジグが『メタルブレードジグ』」。

今回追加されたウエイトは、いわゆる軽量化にあたる。

岡田「例えばスピナーベイトならヘッドの重さだけでもどうにかなるんですけど、合わせるトレーラーでガラッと性格が変わるのがブレーデッドジグなんですよね。だからいざ軽くしようとするとトレーラーも小さくなる。そうなるとすべてのバランスを変えていかないとダメなんです」。

軽く小さくなるからこそブレードやフックのサイズにこだわり、サイズを適正にしているのがO.S.Pらしさだが、その使い分けはどうなるのだろう。

加藤「基本的には水深ですね。当然ウエイトが軽くなるのでシャローを引ける。でも一番のメリットはシャローをゆっくり引けること。ベイト(エサ)によって使い分ける考え方もあるんですが、まずはシャローフラットや小規模の流入河川、クリークなどでゆっくり引いてみてください」。

加藤さん、岡田さんはどちらも関東がホームだが、両名とも全国各地で釣果を叩き出している。

岡田「クリアウォーターだとちょっと速いスピードを意識したほうがより釣れると思います」。

加藤「常に1本持って移動しながらランガンで撃っていくと、ポロッといいのが出たりします。トップ
50でも軽量ブレーデッドジグのパターンは試合の武器として使っていますね」。

メタルブレードジグ 3/16オンス,1/4オンス

●自重: 1/4オンス(7グラム)、 3/16オンス(約5グラム)●カラー:10色●価格:1375円(税込み)

独自のブレード形状によるアクション、ヘッドとのヒットサウンド、ブラシガード搭載と攻めの姿勢を強調した王道版『メタルブレードジグ』3/8、1/2オンスに続くNEWウエイト2モデル。ファストムービングルアーに求められる状況適応力アップを実現した。

ブレード

独自の形状で水抜けと波動、サウンドのバランスを追求。3/16と1/4でブレードサイズが異なる。

ブラシガード

フッキング性能を妨げない太さと本数で、カバーを積極的に攻めることが可能になった。

フック

トレーラーとのバランスを考慮し、3/16(写真左)と1/4(写真右)でサイズが異なる

ヘッド

安定して泳ぎ、障害物をかわしやすく、かつスキッピングさせやすい形状。

4ウエイト全ラインナップ

右から1/2、3/8、1/4、3/16オンス。ブレードは同サイズの1/2と3/8、1/4、3/16と異なる3サイズが装備されている。

トレーラー

オカショーのおすすめ

ドライブスティック4.5インチ [写真タップで拡大]

ドライブビーバー3.5インチ [写真タップで拡大]

「ベーシックはドライブスティック4.5インチ、つけっぱなしにしたり、ハードにスピッキングしたいときはノンソルトタイプのスペック2がおすすめ。濁ったときやもっとゆっくり引きたいときにはドライブビーバー3.5を合わせたりします」。

エイジュのおすすめ

HPミノー5インチ [写真タップで拡大]

ドライブSSギル3インチ [写真タップで拡大]

基本はHPミノー5インチで、直進性と波動を抑えめにしたいなら長く、イレギュラーで強めの振動なら短くカットします。あとはベイトに合わせてホグ系、ギル系の太いワームをセットできるのもメタルブレードジグならではの良さです。

カラーラインナップ

4ウエイトで共通するカラーは現在10色。ブレードカラーとのマッチングも考慮されている。

ブラック [写真タップで拡大]

ブルーギル [写真タップで拡大]

ヴィヴィッドパールホワイト [写真タップで拡大]

ゴールデンシャイナー [写真タップで拡大]

ホワイトチャート [写真タップで拡大]

チャートブルーバック [写真タップで拡大]

グリーンパンプキン [写真タップで拡大]

グリパンシャッド [写真タップで拡大]

ブラック/ブルー [写真タップで拡大]

レッドブラック [写真タップで拡大]

ナチュラルに使いこなす巻きのスタンダード

トレーラーワームのおすすめの組み合わせは上記を参考にしてもらうとして、ここではカラーにつ
いてお二人に聞いてみよう。

岡田「おすすめはヴィヴィッドパールホワイト、真っ白ですね。魚系のベイトを意識して横方向に動かすベーシックとしての白系。白は視認性も良いので基準になる色です。それを基準に、エビパターンとか、より小さいベイトとか、シルエットをぼかすなどの意味でゴールデンシャイナーを使ってみたり、逆に濁ったときはブラックを使ってシルエットをしっかり出すことを意識しています」。

加藤「ブラック系とホワイト系、このふたつが圧倒的に多いです。どのフィールドでもそうですけど、小魚はお腹が白いことが多ので白系を使う。白は目視がしやすくてレンジ感も捉えやすい。黒系は狭い水路などで使うことが多く、昆虫、ギル、カエルのような小魚以外のいろんなベイトが考えられるとき、かつ水に色がついているときは黒系がいいかなっていうのはありますね」。

では最後に、これからの時期の使いどころを加藤さんにまとめてもらいましょう。

加藤「アフターからずっと水温が高くて元気なくフラフラしてるタイミングですが、そんなときでも
バイトに持ち込めるのが軽量ブレーデッドジグ。晴れから曇りに変化したタイミングのような、ちょっとした変化を逃さずに巻いてみてください!」。

ラインナップとしての充実が釣果に直結する、全レンジを包囲網としたメタルブレードジグ。バスにとって危険な秋になりそうだ。

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