「怖い!怖い!」「うわ、強すぎ」刺されたら命の危険も。毒針をもつ“身近な毒魚”を釣って食べてみたら…。気になる味はまさかの? 「不思議な甘みが…」

釣り人だけでなく、海水浴などのアウトドアをする際に要注意のあの毒魚。我々の身近に潜み、ある意味、親しみ深いといっても過言ではないが、どんな味がするのか気になったことはないだろうか。どんな食味なのか検証するために、実際に釣って食べてみた。

●文:ルアマガプラス編集部

毒魚シリーズ!

今回紹介する釣り動画は、元・釣具店員であり、さまざまな釣りに精通する「うるしー」と「やましょー」のつり隊企画。

うるしー「今回は毒魚シリーズ。毒魚を釣って食べてみたいと思います!」

釣り隊のお二人だ。

なかなかのパワーワードが飛んできた。

うるしー「釣りをしていると、たびたび出会う毒魚の方々・・・危険なので、啓蒙もかねて、釣って食う!」

うるしー曰く、今回のターゲットは通称「地雷」と呼ばれているらしい。その正体とはいったい何なのか。

地雷と呼ばれる魚とは・・・

早速、釣りを開始する二人。今回使用するタックルは、70キロのマグロ類すら狙えるもの。これほどまでに強靭なタックルでないと安心して挑めない相手だ。

マグロ並みに強烈なターゲットなのか…?

ヤマショー「もう大体察しついちゃうね(笑)」

うるしー「10キロ級狙っていくんで今日は」

うるしー「ルアーマンはもう察しついてると思う」

ヤマショーさん「ルアーマンの地雷って言ったら、もうあれですよ」

今回狙っていく”地雷”は普段、砂泥地に生息し、貝や、甲殻類を捕食しているとのこと。事前情報だと本日、先行者の方が6匹釣り上げている。

いよいよ実釣開始!エサは豆アジを縫い掛けしたもので、ブッコミ釣りで狙っていく。釣り方は、投げて底まで沈め、糸を張って待つだけ。

待ちの多いシンプルな釣りではあるが、不意にターゲットが掛かってしまうとタックルが引きずり込まれる恐れがある。そこで、引きずり込まれないようにドラグをズルズルに緩めることに。

不意にかかると高級タックルが引きずり込まれる可能性が。 [写真タップで拡大]

ドラグゆるゆるは鉄則です。 [写真タップで拡大]

しかし、なかなか反応のない時間が続く…。

動画は夜釣りへ場面が切り替わる。

デイゲームではあたりがなかったのでナイトゲームにシフト。

今回のターゲットは夜行性ということもあり、夜釣りを開始して30分で早くも反応が。

うるしー「怪しいぞあれ!」

ヤマショーが糸を張って生命感があるか確認する。

ヤマショー「当たってる!これ走ってるかも、こっちに向かってるかも!」

うるしー「アワせますか?」

ヤマショー「アワせます!」

ドラグを締めてフッキング。ようやくターゲットがヒットした。

待望のヒット!

うるしー「うわ、つえええええ!」

強烈な引きとずっしりとした重厚感に大物を期待する二人。

マグロタックルを使用していたこともあり、すぐに手前まで寄せることに成功。ここで今回のターゲットの全貌が明らかになる。その正体は”アカエイ”。海外では死亡例もある非常に危険な魚だ。

マグロタックルを曲げ込んだのはアカエイ。かなり大型の個体だ。

ランディングネットが使えないサイズなので抜き上げができそうなポイントに誘導していく。しかし、

「怖い!怖い!」

慎重に取り込もうとするが、アカエイの迫力と毒針に怯えてしまう。

毒針とラインブレイクに気を付けながら、取り込んでいくこと数分。

ついに“地雷”ことアカエイを釣りあげることに成功した。

ついに釣りあげることに成功。

ヤマショー「皆さん、これが”地雷”です。」

これが特大地雷だ。

地雷といわれる由来は、釣り人がウェーディング中に誤って踏みつけてしまうと尻尾の毒針で攻撃してくるため。毎年必ず被害者が出ているほど、釣り人にとっては身近で非常に危険な存在だ。

釣り上げたアカエイは持ち帰る必要があるため、安全性を考慮し、毒針を切り落とす。

この毒針は非常に強力で、簡単にゴム製の長靴やウェーダーなら貫通してしまう。しかもギザギザとしたカエシがあるため、一度刺されてしまうと傷口が大きくなってしまう。

非常に危険な毒針。

毒は出血性のタンパク毒。もしも刺されてしまえば大人でも悶絶するくらいの激痛が。応急処置としては、やけどにならない程度の熱湯をかけると症状が緩和されるという。

尻尾を落とした後、早速重さをはかってみると、驚愕の9.57キロ。かなりの大物だ。

約10キロの大物だ。

地雷を美味しく頂く!

血抜きなどの処理をしたらキッチンでいざ調理開始!今回作っていくのは、アカエイのお刺身とから揚げだ。

うるしー「いや、正直怖いよ。人生でこんな日がくるなんて…」

まずは、ぬめりがひどいため、ぬめりをとることに。使用するのは塩と、金たわし。丁寧にぬめりをとっていく。

ぬめりがかなり強力で苦戦した。

軟骨の部分は若干切りにくいが、それ以外はすんなり捌いていく。ここまでの段階では、臭みもなく意外といけそうだ。

皮を剥ぐのにかなり苦戦した模様。

ここから3枚におろしていく。切り口はエンガワに近い感触らしい。まず、お刺身にするためにお湯で霜降りにした後、氷水で絞めて徹底的に臭みをとっていく。

それで完成した刺身がこちらだ。

なかなかショッキングな見た目の刺身。

あまり美味しそうな見た目ではないが味は果たして…。

続いてから揚げを作っていく。から揚げは、軟骨入りのぶつ切りと、軟骨を取り除いた身だけの2パターンで調理することに。味付けはシンプルに塩コショウのみ。

完成した見た目はこちら。さすがはから揚げ。見た目からも美味しいことが想像できる。

さすがから揚げ。大優勝。

いざ、実食!

うるしー「我らの釣り人生で、この魚を食べる時がいよいよ来ました。地雷と呼ばれるあの魚を…。食べてみましょう!」

なかなか食べる勇気が出ないうるしー。

見た目も相まって、刺身を食べる勇気が出ない二人だが、意を決して食べたうるしー。

うるしー「すんごい弾力の奥に、不思議な甘みがある。イケる。」

食べたことのない味に感動。

どうやら臭みもなく、美味しいとのこと。

続いて、ヤマショーも食べてみる。

ヤマショーさん「イケるなあ」

思わず笑みがこぼれる二人。ホルモンを思わせる食感に加え、エイにしかない甘みがあるらしい。

うるしー「思った以上にこれは美味いです。」

お次に大本命のから揚げ。刺身のときとは打って変わって、あっさりと食べるうるしー。

うるしー「すげえ」

からあげは想像以上に美味しいらしい。

どうやら激ウマらしい。ヤマショーも食べてみてすぐに「うまい」と感想がこぼれる。

味のイメージは肉付きの良い鳥軟骨のような感じとのこと。淡泊なので、揚げて中華の味付けが合いそうだとか。

予想外のおいしさのアカエイを堪能して、完食。

二人が身体を張って検証した結果、アカエイは美味しい。とくに軟骨入りのから揚げがオススメとのこと。ぜひ皆さんもエイの毒針には細心の注意を払って実食してみてはいかがだろうか。

動画はコチラから

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