
26シーバス界を席巻するであろうDAIWA発のトピックをキャッチ! モアザン ブランジーノCGSが限定受注生産で発売! 人気シーバスタックルブランド、モアザンのロッドの最上位機種が機能を一気に引き上げてデビューする。監修したのはDAIWAフィールドテスターの大野ゆうきさん。果たしてどんなロッドなのか? 大野さんを直撃した。
●文:ルアマガプラス編集部
シーバスロッドにCGSを初採用! 自由度の高い造形がシーバス釣りに革命を起こす!
モアザン ブランジーノCGSのCGSは、カーボングリップシステムの略。
今回のモアザン ブランジーノCGSと同じく、2025年に限定受注生産で発売されたエメラルダス ストイスト RT CGS(アウトガイドモデル ※現在は受注終了)にも採用されたDAIWA独自の次世代のグリップだ。
グリップとリールシートを一体化した中空のモノコック構造で、異次元の軽さとブランクにタッチしているかのような感度を実現。
大野さんはこのCGSをシーバスロッドにどのように活用したのか? まずはここから明かしてくれた。
モアザン ブランジーノCGS(DAIWA)
●機種:87LML、94ML、97ML/M●発売:2026年7月予定
大野「シーバスはウェーディングや陸っぱりで足場の高さが違ったり、運河の橋の下でアンダーで低弾道のキャストしたり、ファイトしたりとロッドをいろいろな角度で操作して、それによってグリップの握り方も変わります。
CGSは軽量で高感度というメリットのほかに、複雑な造形が作れる。このメリットがシーバスにおいては大きいですね」
モアザン ブランジーノCGSの最大の特徴がCGS(カーボングリップシステム)。多面的だが角がとれて滑らかな形状。大野さん自身がルーターで削り出し、それをベースに造形されたフォアグリップだ。
複雑な形が作れるメリットとは?
大野「どんな握り方をしても、指をいろいろな角度でグリップに当てても面でとらえられる。しかも違和感がなく。それによってホールド性を高めて、より操作性の高いグリップ形状がつくれます。
投げ方や使うルアー、シチュエーションなどによってグリップの握り方は変わります。シーバス釣りはロッドの操作性が重要ですからね」
どんな握り方をしても手の平や指でグリップを面でとらえるホールド性の高さが優れたロッドの操作性に結びつく。違和感のない握り心地にもこだわった形状だ。
この自由度の高い造形が可能なCGSの特性は、リアグリップにも活かされているということだ。
大野「ファイト時に腕にフィットするように面を設けています。円柱状の線で当てるより、ファイト時の安定性が増します」
さらにこだわりはリールシート部にも。
「リールフットを入れる部分が一段下がった埋没系のリールシートになっています。これにより握ったときのフィット感が今まで以上に上がっています」
キャストからファイトまでグリップ全体がシーバス釣りのあらゆる動作で操作性を高める造形が成されている。
リアグリップは上側をフラットにすることでファイト時に前腕にフィット。ランカーをかけてもファイト時の安定感が増す。
シーバスロッド初のCCD(カーボンコンプリートデザイン)で軽さと感度をとことんまで追求
大野「モアザン ブランジーノCGSのもう一つの特徴はCCD(カーボンコンプリートデザイン)です」
CGSにブランクスは当然カーボン製。ガイドは既存のモアザンブランジーノEX AGSと同じくカーボンフレームのAGS(エアガイドシステム)を搭載。主要パーツがカーボンで形作られたロッドだからCCD?
大野「それでは真のCCDとは言えません。モアザン ブランジーノCGSは、ガイドを留めるためにスレッドではなくカーボンシートで巻くCWS(カーボンラッピングシステム)を採用しています」
カーボンフレームのAGS(エアガイドシステム)はスレッドではなくカーボンシートを巻いて留めるCWS(カーボンラッピングシステム)を採用。
大野「AGSはステンレスフレームにはない軽さと、チタンフレームにはない硬さを持っていますが、CWSはガイドの保持力が高い。ただでさえ軽いAGSの足を短くしてロッドに取り付けることができます。つまりより軽くなって持ち重り感がさらに軽減でき、感度も出せます」
限定受注生産の究極のシーバスロッドを作る上げるために細部まで最善を尽くす。大野さんとDAIWA開発陣の意気込みが垣間見えるが、その熱意はまだ先へと向かっていった。
ブランクスはもちろんガイド、グリップにもカーボン素材を採用するCCD(カーボンコンプリートデザイン)もモアザン ブランジーノCGSの大きな特徴だ。
ブランクにトレカ®︎M46Xをプラス! 細身で肉厚! シャープに振り抜き、遠くのバイトをかけ、バラシを減らす!
大野「もう一つこのロッドの最大の改良点といえるのがブランクスです」
CGS(カーボングリップシステム)とCCD(カーボンコンプリートデザイン)に目を奪われていたが、ブランクス自体も大幅に変更されているとは!
大野「ブランクスの素材はSVFコンパイルXに東レのM46Xがプラスされています。
今までのブランジーノにはない新しい素材を使うことで、ブランクを肉厚で細く巻くことができ、なおかつ軽くて強いという特性も持たせています。
ブランクスが細いほどキャストの振り抜きで抵抗が少なくなる。向かい風でも投げやすく、細身の軟らかい調子でも高弾性だから小さいルアーから大きいルアーまで、今までのブランジーノ以上に不安なくキャストできます」
大野さんによると遠投性能もキャスト精度も上がるということだ。
トレカ®︎M46Xは高弾性でありながら従来同等の弾性率を維持したまま、強度は20%以上向上。細くて軽くて強いブランクスを作ることができ、大野さんの理想の調子を実現している
大野「もう一つ釣り場で感じてほしいのは、遠くで喰わせたときのフッキング性能ですね」
遠くのバイトはアワセが甘くなりがちだ。
大野「低弾性のロッドやバットがだるものは、遠くのバイトほどフッキングパワーの伝達がロスするからかかりにくい。例えば遠投するためにバイブレーションを使ってジャンプ一発でバレたりとか。ブランジーノCGSは遠くのバイトでもフッキングがしっかり決まります。
しかもブランクスは曲がるけど高弾性、高反発なので、魚が首を振って急にテンションが抜けてもロッドの戻りが速いからフックが外れるのを防いでくれるし、近距離で急に突っ込まれても曲がるからフックの伸びも防げます」
ブランジーノCGSのブランクスの特性は、かけやすくバラシも防ぐということだ。
大野「あとはパワー。干潟で80cmのシーバスをかけてもグイグイ寄せてこれる。かけた魚がひと回り小さく感じられるようなパワーを持っています」
遠くのバイトのフッキング率の高さ、バラシの少なさなど捕獲性能が高いのもモアザン ブランジーノCGSの特徴だ。
大野ゆうきも衝撃を受けた新竿! その凄さを各地のフィッシングショーで確かめよう!
大野「細かいところになるけどジョイントはあえてインローではなく逆並継。印篭継の芯を抜くことで軽量化しています。今は逆並でもジョイントが極端に太くならずシャープな見た目に作れますからね」
逆並継による副産物も生まれているということだ。
大野「自分のキャストは捻るような投げ方をする。今まではキャストを重ねるとジョイントがズレていたのが、これはびっくりするくらいズレにくい。その恩恵は大きいです、いちいち直さなくて良いので」
今までのジョイントのズレは大野さんの投げ方とシャープな振りの影響が大きいかもしれないが、ズレにくいというのは一般ユーザーにとってもメリットだ。
ここまでの大野さんの解説でモアザン ブランジーノCGSは、グリップからブランクス、ジョイントにいたるまで大野さんとDAIWAの開発陣がこだわり抜いたシーバスロッドであることがわかる。
大野「今回のはマジですごいです。7、8年前にDAIWAさんがワンピースの87MLを試作したことがあった。ワンピースなのでシャープな振り抜きなどその性能に衝撃を受けたけど、モアザン ブランジーノCGSもあのときの衝撃に匹敵します」
大野さんも衝撃を受けた新竿。横浜を皮切りに各地で開催されるフィッシングショーのDAIWAブースの最前列に展示されるはずだ。現物を見ればその凄さがわかる! 発売は2026年7月予定だ。
モアザン ブランジーノCGS94MLのサブネームはマッチ•ザ•バイト・カスタム。ルアー重量7~35g。適合PEライン0.6~1.5号。その他スペック詳細、価格未定。ほかに87LML、97ML/Mもラインナップし、限定受注生産で2026年7月発売予定。
アングラー プロフィール
解説/大野ゆうき
おおの・ゆうき 東京都出身、在住。東京湾奥をホームに活躍するシーバスメインのプロアングラー。状況に合わせてシーバスが喰うルアーのレンジ、スピード、アクションのミクスチュアで再現性の高い釣り方を構築する独自の“マッチ・ザ・バイト”理論を提唱し、ロケでは高確率でシーバスを仕留める仕事人。キャスティングに関しても遠投力、精度ともにズバ抜けた技術を持つ。
モアザン ブランジーノCGSのプロモーション動画を見る!
DAIWAの2026年注目製品を動画で解説
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