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「この歯は指飛ぶ…」世界有数の透明度を誇る海で釣れた“派手すぎる”『魚』。実は“凶暴”で危険…。「噛まれたらヤバいね」

戻れないなら、逆にいけばいい。台風によって帰路を断たれたことから始まった、想定外の沖縄遠征。その舞台に選ばれたのが、クラマブルーで知られる渡嘉敷島だった。切り立った地形、サーフのすぐ置きに落ち込む深場、そしてGT(ロウニンアジ)という夢の怪物。今回はこの島に車ごと渡り、5日間かけて本命GTを追い詰める釣行が幕を開ける。

●文:ルアマガプラス編集部

開始20分、いきなり竿が曲がる

ヨネスケ「渡嘉敷(とかしき)、やっぱり何かいる」

渡嘉敷に降り立ったヨネスケ氏。今回の狙いはGT(ロウニンアジ)

初日の夕マヅメは潮が動かず、無念の断念。

仮眠を挟み、深夜1時。再びサーフへ立つ。

投入したのは、沖縄最強クラスの餌と名高い「しがやーだこ」。

そして開始から、わずか20分。

いきなり竿が絞り込まれ、姿を見せたのは「タマン」だった。

サイズは控えめながら、

ヨネスケ「この海、反応が早すぎる」

そう確信するには一尾だった。

探りの一投目で魚が出る。それだけで、この島のポテンシャルは十分すぎるほど伝わってくる。

サイズは小型ながら幸先良くタマンをキャッチ。

朝マヅメ、根に突っ込む強烈な引き

ヨネスケ「細かいアタリがあると思ったら・・・犯人はやっぱりお前か」

上がってきたのは、「イソフエフキ」。

夜明けが近づくにつれ、小物のアタリは明らかに増えていく。

細かいアタリの正体は・・・イソフエフキ。

だが、次に現れたのは、想定外の強敵だった。

根に張り付く、張り付く。

何度も潜られ、ついには海へ入っての強引なやり取り。

その正体は「ゴマモンガラ」。

何度も根に潜られながらもなんとかキャッチ。正体は、ゴマモンガラ

引きの強さ、根に潜る執念、そして凶悪な歯。巣があると知らずに、近づいてしまったダイバーが噛みつかれる事故も多発しており、危険な魚だ。

GTではない。だがこの島の本気度を思い知らされるには十分すぎる相手だった。

島を歩いてわかった、渡嘉敷島のリアル

釣りの合間、島の商店へ。

そこで目にしたのは、平日にもかかわらず満員なフェリー。観光客の大半が外国人だった。

そして何より驚いたのが、想像以上に充実した釣具と餌の品揃え。

ヨネスケ「最悪、手ぶらでも釣りは成立する」

それほど島の釣り環境は整っていた。

観光地でありながら、ここは間違いなく釣り人の島でもある。

衝撃の釣具、餌の品揃え。島独特の冷凍餌も多数。

港は沈黙、サーフと岩場が答えを出す

GT実績もある港へ移動するが、反応はない。

人が集まる場所ほど、魚は一歩引いている。

そこで再びサーフと岩場へ。

すると40cmクラスのタマンが連発。

潮から下げに入るタイミングで、明らかに反応が変わる。

ヨネスケ「今は港じゃない」「魚は浅場に寄っている」

島の海が、少しずつ答えを教えてくれる。

サーフに移動し、タマンを連発。移動が功を奏した。

本命GTは、まだ姿を見せない

正直に言えば、GTの気配はまだない。

それでも、種類は釣れる。数も出る。時合に入れば明確に反応ははっきりと表れる。

この島が外していないことだけは、はっきりわかった。

滞在後半に向けて潮回りは好転。

さらに環境の良い島への移動プランも控えている。

つまりここからが本番だ。

朝マズメ、竿を引き絞ったのは50センチ弱はある太ったゴマモンガラ。前日に釣れた個体とは重厚感が全く違う。今回の遠征で一番強い引きだったという。

ヨネスケ「この歯は指飛ぶね…。嚙まれたらやばいよ」

貝やウニを嚙み砕くための、強靭な顎と歯。しかも、性格は獰猛なため、ダイバーの天敵とも言われている。

残念ながら本命のGTからの反応はないものの、沢山の魚種を捕獲できた。

釣れた以上に、確かに掴んだもの

今回の渡嘉敷島釣行で、本命GTの姿はまだ見えていない。

だが、それは「外した」のとはまったく違う。

潮が動けば魚が入り、止まれば沈黙する。

港、サーフ、岩場、ポイントごとに答えがはっきり分かれた。

この島の海は、決して気まぐれではない。

反応は常に出ている。ただ、こちらがそれを拾えるかどうか。

GTはまだ姿を見せない。たが、潮回りはこれから上向く。

ポイントの傾向も見えてきた。島の地形と魚の動きが、ようやく一本の線でつながり始めた。

つまり、今回の釣行は前哨戦。

今回の釣行を振り返るヨネスケさん。

世界屈指の透明度を誇るこの海の下には、まだ誰にも姿を見せていない夢の怪物が、確実に潜んでいる。

夜と朝を入れ替え、眠気と潮の動きに身体を合わせながら、5日間の挑戦は、ここから本当の意味で加速していく。

次に竿を叩き曲げるのは、モンガラか、タマンか、それともついに姿を現すGTなのか。

答えは、次の一投の先にある。

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ヨネスケ

兵庫県出身。日本一周車中泊釣り旅を経て、現在は磯釣りのメッカ、長崎県五島列島在住の釣り三昧YouTuber。2024年から2度目の日本一周釣り旅を再開。最新の動静はYouTube「突撃!ヨネスケの釣り旅ch」をチェック。

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