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琵琶湖の覇王だけなぜ釣れる⁉ たどり着いた「ミドスト」の極致とクラッシュ9

琵琶湖の覇王だけなぜ釣れる⁉ たどり着いた「ミドスト」の極致とクラッシュ9

数年前にくらべると明らかに難しくなった琵琶湖。ライブスコープを使えば沖の沈みモノで釣れた時代も終焉を迎え⋯路頭に迷う釣り人が多発。そんな時代でも秋の2daysトーナメントで30kgを釣った男がいた—。

●文:ルアマガプラス編集部

profile

米山悟(よねやま・さとる)
1988年、鳥取県出身。DRTがサポートする琵琶湖の人気ガイド。PEラインを使ったいわゆるパワーミドストやクラッシュ9やゴーストのデッドウォークを流行らせた張本人とされる。2025年MUTAクラシックではぶっちぎりのウエイトで優勝した。

変わり続ける琵琶湖で変わらずに釣る男

2018年の巨大台風襲来以降、釣れなくなった、といわれる琵琶湖。それでもライブスコープの登場もあり、沖の沈みモノなどに付くバスを狙った釣りは効果を発揮していた。しかし、それさえも徐々に廃れ⋯一体、どうやったら釣れるのだろう⋯という状況の、2025年晩秋に開催されたのがMUTAクラシック。そこで、2日間トータル30kgを釣ってきた男がいた。

米山悟。

2024年のMUTAクラシックではマグナムディープクランクのポリスなどでビッグフィッシュを釣ったが惜しくも2位。2025年は、2位の梶原智寛選手になんと11kg以上の大差をつけての圧勝。平均3kgで10尾のバスを揃えるという衝撃の結果に終わった。釣り方はミドスト。いや、ミドストといえば琵琶湖の必修科目なので、誰もがやっているはず。なぜ米山さんだけが釣れるのか? お話を聞いた。

VTS 5(DRT)のミドストセッティング

ジグヘッドはホリゾンヘッドLGかLGライト(がまかつ)。ワームのズレ防止にインセットキーパー(リューギ)を使用する。2.6gまではS、3.5g以上はM。カラーは昨年はパープルウィニー、ハス、ゴールデンシャイナーなどが実績ありとのこと。

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ミドストのセッティング

— 米山さんはガイドでも試合でもデカいバスを狙って釣っていると思うのですが、やっぱりミドストは今でもでかバスに効きますか?

「効きますね。デカいバスにも食わせられます」。

— では、まずルアーのセッティングから教えてください。

「ルアーはほとんどVTS 5inですね。ジグヘッドはがまかつのホリゾンヘッドLGを若干薄刺し。重さは0.35gから6.2gまで。ワームのズレ防止にリューギのインセットキーパーを使います」。

— ウエイトは水深なのか出したいスピードなのか、どちらに合わせますか?

「基本は出したいスピードで変えてます。去年のMUTAクラシックのときもわりと浅い場所でもずっと5gでやってました。あと、重いのは逃しなどの小細工をしてもバランスが崩れにくい。軽いと回転しやすいので」。

— ある程度重い方がロールさせやすいというのもありますか?

「そうですね、無理やりロールさせられるというのはあります。軽いと強めのアクションを加えると動きがイレギュラーになりすぎる。でも重すぎるのはあんまりよくないですね。7gはイマイチで、10gも全然でしたね」。

— 10gになるとスイムジグ的な重さだと思うんですが、スイムジグとミドストとの使い分けはどう考えていますか?

「スイムジグは基本的にモノに当てないと食わない感じ。春なら中層でも全然食うんですけど、秋から冬はモノに当てないと食わない。中層で食わせるならベイトありきですね」。

クラッシュ 9(DRT)のデッドウォークセッティング

箱から出した状態のクラッシュ9のリップの後ろに2gの鉛シールを貼った状態。カラーは米山悟オリジナルのVENOM。フックはやスピア21SS(BKK)やRCカマキリ(イチカワフィッシング)の1/0をよく使う。

米山流、ミドストの作法

琵琶湖ではトーナメンターだけでなく一般アングラーの誰もがやっている、いわゆるミドスト。MUTAクラシックではすべてのバスをこのメソッドで釣ったという。一体、他の人のそれと何が違うのだろうか?

「昔はゆったりシェイクした方がデカいバスが食ってきたんですけど、最近はそこまで群れになっていないヤツを狙うので、細かく小さいシェイクです」。

— 細かいピッチのシェイクの方がバスを呼びやすいですか?

「ルアーを見つけて、浮いてくるのが早くなる感じはします」。

— (ライブで見ながら)バスがルアーを追ってきたらどうしますか?

「そこはちょっと難しいところなんですけど、そのままアクションを続けて食うときもありますし、逃さないと食わない時もあります。秋の試合の時は全部逃しでしたね」。

— あれだけ釣れたら楽しいですよね。何本釣ったんですか?

「2日間で11本。初日は5本釣った時点で釣りはやめて他の場所を探しにいきました。2日目は6本釣りました」。

— ミドストのコツというか、米山さんだけがやっていることもできれば⋯教えて欲しいです。

「ライブスコープを使う前提の話ですが、キャスト精度はめちゃくちゃ大事です。シューティングのときはあまり遠くには落とさないですね。シェイクの糸鳴りで逃げたりするんで。ラインの音を察知されるより先にルアーを見せた方がいいので、直撃かちょっとだけ向こうに投げて、落としながら呼ぶっていう感じですね」。

— それはかなり重要なポイントですね。

「もうひとつ、バスが気づいたらそのままボトムまでカーブフォールさせて食わせるときもある。そのままボトストに移行することもありますが、大体着底した瞬間に食いますね」。

冬〜早春のクラッシュ9釣法

— 早春の時期、2月後半から3月はミドスト以外にどのような釣りをしますか?

「お客さんのリクエストもあるんですが、もうほとんどビッグベイトしかやらないです」。

— クラッシュ9のデッドウォークは去年の春に琵琶湖でド流行りしたじゃないですか? まだイケますか?

「イケるにはイケますね。まだみんなそこまで精度が出ていないと思うんで⋯」。

— なるほど。では、クラッシュ9の釣りに関しても開拓者である米山さんに語ってほしいです。まず、どんな場所でやりますか?

「南湖は残りウィード、北湖はディープから上がってくるコンタクトポイントが多いですね」。

— おすすめの時期は?

「プリスポーンに当たる、2月中旬くらいから4月上旬が一番多いですね」。

— では、ルアーのセッティングを教えてください。

「クラッシュ9を箱から開けた状態で、浅いところならそのまま、狙うのが若干深い水深4〜5mならリップの後ろに2gの鉛シールを貼る。さらに深い場所はグレネードシンカーで調節することもあります。でも、あまりフォールスピードが速すぎると食わせるのが難しくなるので、できるだけスローシンキングにはしますね」。

— では、改めてメソッドの基本を教えてください。

「まず、フルキャストが多いです。狙う場所より奥に投げて、中層を引くイメージです」。

— バスがいるであろう場所のどれくらい上を引くんですか?

「近づけた方がいいときと、離した方がいいときもあるので、なんともいえないですね。場合によってはウィードの中に入れるくらいまで行きますが、それだとオスが釣れることが多いです」。

— 話が深まってきましたね。肝心の動かし方もお願いします。

「クラッシュ9に水中で首を振らせるのですが、リーリング8割、ロッドワーク2割くらいですね。リーリングだけでデジ巻きみたいにやってもできないことはないですけど」。

— どれくらいの刻みでリーリングするんですか?

「結構強めにリール半回転くらい巻く人もいるんですけど、それだと前にブリブリと水を噛んでしまってクランキングみたいになっちゃう。リール1回転に5回以上アクションを入れるときもあるかもしれません」。

— ルアーは首を振らせるイメージですが、差がつくアクションは何が違うんでしょうか?

「ちゃんとルアーに横を向かせる方が食わせやすいですね。ラインテンションの掛け方と抜き方が大事。動かし方で食う食わないはやっぱりあります。ミドストも適当にロッドを振ってても食わないじゃないですか。ビッグベイトも一緒です」。

— 最後に、誰でもできそうなクラッシュ9で釣るコツを⋯教えてください!

「難しいですね⋯あ、リールのハンドルは変えた方がいいと思いますね。絶対100mm前後の方がいいと思います。一瞬のトルクをパッと掛けるのって、純正ハンドルだとめちゃくちゃやりづらいんですよ。ノブも小さいし、ハンドルも短いし。長い方がテコの原理を使えるのでやりやすいです」。

2025年のMUTAクラシックにて、2日間、10本、30030gをウェイイン。並いる強豪に圧勝してみせた米山悟さん。このときはすべてのバスをVTS 5のミドストでキャッチした。

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