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シマノの「規格外」オーパースペックロッド『キャプチャー』追加モデルはさらに強い⁉

シマノの「規格外」オーパースペックロッド『キャプチャー』追加モデルはさらに強い⁉

2025年に発表された規格外のオーバースペックロッド『キャプチャー』が今季2026年、いよいよ2シーズン目を迎える。新たに追加されたのは、ワン&ハーフが4モデルにマルチピース1モデルの全5モデル。国内外のモンスターバスのみならず、海外遠征時の怪魚まで幾多の現場で磨き上げられたNEWモデルたちがフリースタイルゲームの層に厚みを増す。

●文:ルアマガプラス編集部

profile

奥田 学(おくだ・まなぶ)
ビッグベイトやジャイアントベイト、そしてアンブレラリグなどストロングスタイルを主軸に、現場最大級を仕留め続けるBIG BASSハンター。愛称は誰が呼んだか“ロボ奥田”。直立不動で精密機械の如く狙った獲物を確実に仕留めるのがその名の由来だ。近年は国内のみならず世界へと繰り出し、淡水海水の大物ゲームに挑んでいる。

異彩を放つNEWモデル 層に厚みを増す盤石布陣

昨季2025年、鳴り物入りでデビューしたのが奥田学さんの右腕ロッドとして知られる『キャプチャー』。モンスターバスのみならず、怪魚をも視野に入れた剛のツアーロッドは瞬く間に世の厚い支持を受け、リリース2年目となる今季2026年はさらなるアイテム拡充の時を迎える。

「初年度は、ワン&ハーフで274M-2や1711H-SB/2など以前から使い込んできた4モデルをブラッシュアップ。マルチピースでは、世界の怪魚を視野に入れ経験値をベースにゼロから作り上げた4モデル。軸となる既存の8モデルがあるからこそ、次なる扉が開ける。今季は1本1本が際立った特性を持つ5モデルが仕上がった」。

今季は国内外の過酷な現場で磨き込まれた珠玉の5モデルが登場。これまでの隙間を補い、確実に大物を仕留める竿としての充実度がさらに極まっていく。

「バスなら主なターゲットは50UP以上。如何なる条件下でも常にアングラーが優位にファイトできるのがキャプチャーというロッドの根本。シマノバスロッドのベイトキャスティングでは最高強度を誇るモデルに仕上がっている」。

目指すはワールドレコード。大物と真っ向勝負するために、どんな過酷な条件にも耐え、そして勝ち獲るのがキャプチャーの信信条だ。

「なおかつ重要視しているのは、現代の最先端のバスフィッシング。フィネスゲームから500gを超えるジャイアントベイトまで幅広いアプローチが求められるのが現代。今回の26モデルを含め、これですべてを網羅できるようになったと思う」。

すべてに盤石の態勢を整えたキャプチャー全13機種。そこには奥田さんの攻めのスタイルが色濃く反映されている。バスフィッシングはもちろん、海外遠征をも見据え状況に応じた幅広いターゲットと存分に戦える。層に厚みを増したキャプチャー新作各モデルの詳細は各項で確認したい。

キャプチャー166H/MH-2

Hティップで瞬時の速掛け! 異例の逆テーパーで確実に仕留める
「3年前から温めてきた速掛けで確実に獲るための1本。先端がH、ベリー〜バットがMH。現代バスフィッシングにおけるベイトロッドの要となる竿に仕上がった」。通常ロッドは先端から曲がり始め、曲がり切った限界値でフッキングが始まるべくバットは強めに作り上げられるもの。しかし、このモデルは真逆に設計された逆テーパーコンセプトロッドだ。「先端が曲がる竿は実はフッキングレスポンスが良くない。バットまで伝わってから魚の口を貫こうとするパワーが発生し始めるのでは、現代ではもはや遅いと言っていい」。奥田さんはシューティングやサイトフィッシングの際に、常々感じてきたタフな現代事情を検証。それはルアーが重くなるほど顕著になるという。「ティップを硬くすることでフッキングが確実に早くなった。ただしベリー〜バットが硬いままでは、掛けてから魚に抵抗を与えて怒らせやすく、カバーに逃げ込まれやすい。目指したのは掛けたら即座に曲がり、魚を怒らせないロッド」。HとMHが融合したブランク構成は魚の引きに追従することで、強引なファイトを嫌う魚を確実に仕留めることを可能にしたのだ。「シマノの最先端かつ最高峰のロッド製法があるからこそ完成できた。従来の常識を覆す異色の竿がここにある」。当初はフリーリグなどのボトムゲームやワイヤーベイトを主軸に開発。ところが特殊なテーパーは結果論として大きな副産物を生み出したのだという。「ボトムジャークやボトスト、小型スイムベイトやペンシルなどのプラグなどでテクニカルな操作の入力にも長け、思い通りのアクションを伝えることができる」。

本誌連載『フリースタイル365』では、琵琶湖や高山ダム、早明浦ダム(画像)など日本全国各地において、フリーリグで数々の釣果を上げてきたあのプロトロッドが満を持して登場。現代バスフィールドの芯を捉える。

キャプチャー170MH-5

マルチピース機種で待望の攻守に盤石なバーサタイル登場
今季発表モデルの中で唯一のマルチピースモデルが『170MH-5』。「シリーズ中で最もど真ん中のバーサタイル。飛距離が必要なときに頼りになる7ftロングレングスでありながら、様々なルアーが使えるレギュラーテーパーに仕上げた。コレ1本あれば大体の釣りはこなせるので、初めてのマルチピースにもおすすめです」。使えるルアーは使用ラインにもよるが、小型プラグからビッグベイトまで幅広く使えるオールラウンダー。スピナーベイトやクランクベイトの巻きから、バズベイトを始めとした各種トップウオーター、スイムベイトやビッグベイト、ワーミングまでを網羅。コンパクトな仕舞寸法かつ優れた耐久性で、国内はもちろん海外遠征でも実に頼りになる。「MHパワーとはいえ、キャプチャーならではの1ランク上のパワーを体感できます」。

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昨季タイ遠征した模様は2025年11〜12月号で掲載。巨大なチャドー(別名:トーマン、ジャイアントスネークヘッド)を余裕で仕留めたのはラインの先にクランクベイトを結んだ170MH-5のプロトモデルだった。

キャプチャー174M+-2

あの274Mがベイトモデル化!?
高精度かつパワフルなゲームの実現へ

パワースピンとして知られる25モデルの274H/MH−2をベースにブラッシュアップ。「ロングシューティングのパワーベイトフィネス版。精度の高いベイトゲームでのアプローチを実現する」。日々変化する現代バスフィールドに対応すべく開発したモデルだ。「僕がよく言う“舐め”の釣りを完遂。ウィードや岩、立木などストラクチャーをスイムベイトやスイムジグ、スイミングワームなどで舐めるように掠めたアプローチを実現することで、現代のタフなバスのバイトを誘発できる。ルアーの挙動が手に伝わりやすく、コントロールも自在」。スイミング系ルアーを精度高く操るスペシャルな1本だ。「ロングレングスは巻きでの対応力が高く、なおかつ遠くへ飛ばせる。ベイト化したことで手返しよく、よりキャスト精度が高まる。キャプチャー全体に言えることやけど、M+とはいえバットを含め全体のパワーが強く、フッキングパワーも向上」。魚をしっかり掛け、主導権を与えずにアングラーが優位に立ってファイトが可能だ。

キャプチャー264L/M-2

274Mの血統を存分に受け継ぐ高精度ショートレングスVer.
ファーストリリースの25スピニングモデルには274M+と274MHが存在。今季は兄弟モデルとも言えるスピニングが2本登場する。「一方は、ややソフトに仕上げ6ft4inへショートレングス化。操作性とシューティング性能の向上を目指した1本」。ライブ魚探はもちろん、肉眼でのサイトフィッシングによるシューティングで操作性が格段に向上する。「シマノ独自のエキサイトトップ搭載なのでラインスラックを出しやすく、ロッドを振るだけで水中のルアーが思い通りにトルクフルにアクション。これまで72のロングレングスだけだったけど、さらにフィネスにフィーチャー。ショートだからこそ精度の高いシューティングが可能になる」。飛距離重視の274M+に対して、シビアなアプローチが求められるときがこのモデルの出番。ジグヘッドなら0.9〜3.5gでミドストやボトスト、ネコリグなどの操作系ワーミングやi字系プラグのBtベイトや新作のフェイサーにも好相性。ソフトティップ・ハードバットはフックアップ後の主導権を譲らない。

キャプチャー2711M+-2

遥か沖へさらに遠くへブッ飛ぶ274MロングレングスVer.
もう一方の274M−2兄弟機は「ボートでも陸でもとにかく飛ばせる。ガチで狙いに行くロッド」というのが、8ftに迫るロングレングスモデル。大規模フィールドではるか沖へ、さらに遠くへ。なおかつ飛んだ先での操作性は高く、しっかりルアーをアクションさせることができるエキサイトトップを採用。「ジグヘッドでのスイミングを始め、i字系のBtベイトなどプラグでのシューティングも自在。シューティングの主軸は今まで通り274M-2である一方で、琵琶湖の浜などでより遠くに飛ばしたい時、クリアウォーターリザーバーのバックウォーターで遠投して気配を消したい時に軽いルアーを飛ばして繊細にアプローチできる」。バットはキャプチャーならではの強靭設計。「ロクマルや6kgクラスが相手でもアドバンテージを持ってファイトできる」。操作性の高いショートグリップがアシスト。既存2本のスピニングに加え、ショートとロングが加わり、キャプチャーはますます充実のラインナップへと。

スーツケースに仕舞えるマルチピース、携行や移動に不便のないワン&ハーフを揃え、なおかつ如何なる過酷な環境下でも「折れないロッド」がキャプチャー元来の開発コンセプト。旅立てばもう後戻りはできない遠征釣行で絶大な信頼を置ける相棒だ。奥田さんの理想をシマノの最先端かつ最高峰のロッドテクノロジーで仕上げた世界最強クラスのツアーロッドがここにある。

<2026CAPTURE SPEC>

モデル名 全長(ft.)全長(m)テーパー継数(本)仕舞寸法(cm)自重(g)ルアーウエイト(g)適合ラインナイロン・
フロロ(lb.)/PE(号)
グリップ長
(mm)
グリップタイプ価格(*税込)
166H/MH-26’6″1.98R213013714-4212-25/MAX 5230ストレート47300円
170MH-57’0″2.13R548.516010-4210-20/MAX 4300セパレート52800円
174M+-27’4″2.24R21301407-308-16/MAX 3282ストレート48400円
264L/M-26’4″1.93RF21301203-153-6/MAX 1183ストレート47300円
2711M+-27’11”2.41R21301355-215-10/MAX 1.5253ストレート52800円

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