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メバルが“ツチノコ”!? 浜名湖で幻となりつつあるメバルを狙ってみたら…。

浜名湖のマルチアングラーである「稲垣文哉」さんが、さまざまなジャンルの釣りの楽しさを解説してくれる当連載。今回は浜名湖でのメバル釣りをレポート。浜名湖でのメバルは『ツチノコ』と呼ばれるほど珍しくなっているのだとか…。

●文:稲垣文哉

浜名湖ではメバルがツチノコ!?

ここ数年、浜名湖のメバルは極端に数を減らし、「ツチノコ」とまで言われる存在になっている。かつては身近なターゲットだったらしいが、自分が釣りを始めた頃にはすでに“珍しい魚”という印象が強かった。

そんな中、久しぶりにその気配を感じる夜があった。

釣行エリアは表浜名湖。数日間、暖かい日が続いたあとの夜で、風も弱く非常に釣りがしやすい状況。冬は爆風の日が多い浜名湖において、こうした“緩んだタイミング”の後はフィールドに変化が起きやすい日な気がする。

エントリーしたのは潮通しのいいマンメイドストラクチャー周り。流れが効きやすく、ベイトが寄りやすい場所だ。ジグヘッドは1.2g、ワームはストレート系。表層だけでなく、少しレンジを入れて丁寧に探っていく。

すると、コンッと明確なバイト。次の瞬間、グッとロッドが弧を描いた。カサゴとはまた違った鋭いツッコミ。

「これはメバルか!」

そう確信できる引き。小さいながらもよく引く魚だ。上がってきたのは10cmほどの本命メバル。久々のメバルに思わず頬が緩む。

3年ぶりに釣れてくれた小メバルに感激。

その後も同様のパターンでバイトが続き、この日はトータル6匹の小メバルに会うことができた。いずれもサイズは小さいが、メバルたちが戻ってきているような印象を受ける内容だった。

バイトは『グッ』っと持って行き、小さくてもよく引いてくれる。

ワームカラーはクリア系の銀ラメも試したが、反応が良かったのはイワシ系カラー。よりナチュラルというよりも、イワシなどのベイトに近いカラーが良かったのかもしれない。潮通しのいいストラクチャーに着いている個体ほど、その傾向が強いように感じた。

どれもヒットカラーはイワシ系。

後日、同じポイントに再び入ったが、その日は風も強く潮位も低かった。状況は一変し、バイトは得られず。やはりタイミングを合わせられないとなかなか出会えない魚になっていると実感した。

かつてはイージーに釣れたとも言われる浜名湖のメバル。しかし今は、一匹にしっかり価値があるターゲットだ。それでも、この小さな個体たちが確実に存在しているという事実は大きい。

浜名湖メバルは、まだこれから成長していくのかもしれない。成長の遅い魚だからこそ、これからも見守っていきたい。小さな根魚はそっとリリースで。浜名湖に、メバルが戻りつつある気配を感じた一夜だった。

■ 使用ルアー

アジ、メバル、カサゴ、セイゴとターゲットが明確でない時に、出番が多いライトゲーム五目タックル。

ロッド:インターシュート 幻月環 結 S610ULSC-ti9
リール:ダイワ 18イグジストFC LT2000S-P+カーボンハンドル+diggripハンドルノブ
ライン:サンライン ソルティメイト スモールゲーム HG0.2号
リーダー:サンライン ソルティメイト スモールゲームリーダーSV-Iフロロカーボン4lb

■ 使用ルアー

扁平型でフォールがよく、素材も柔らかいワーム。
ワーム:キーパーライン くにゃーん2in カラー:WAP
ジグヘッド:タングステン1.2g

アジにも使いやすいライトゲーム五目ロッド。

稲垣 文哉(いながき・ふみや)

幼い頃から水辺が身近で、今も浜名湖を拠点に釣りを楽しむ浜名湖育ちのマルチアングラー。珍しい魚やまだ釣ったことのない魚を追いかけるのがマイブーム。ライトゲームを中心に、渓流からオフショアまで気の向くままに釣りを満喫中。ロッドビルディングも趣味で、自分だけの一本を作る時間も楽しむ。

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